BTC価格に多大な影響も|JPモルガン「米国株は47%爆上げ」と試算

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→下落!

本日、ビットコインは100万円台で推移しており、ここ24時間で約1%下落。

時価総額トップ10でも、ステーブルコインUSDTを除き、すべての通貨が下落傾向にありますね。

またアルトコインでは、分散型金融のプロジェクトCompound(コンパウンド/COMP)が2.7倍に爆上げしているため、その理由を後ほど考察します。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①BTC価格に多大な影響も|JPモルガン「米国株は47%爆上げ」と試算

ここ10日ほど100万円前後の横ばいで推移するなど動きの少ないビットコインですが、投資家は、新たな上昇のキッカケとして米国株に注目し始めています。

世界的金融大手のJPモルガンは6月12日、米国株式指数S&P500が今後47%上昇すると試算。FRBによる金利引き下げなどから、およそ1.5倍になると予想しています。

これを受けて19日、DTAPキャピタル創業者のダン・タピエロ氏は、

「余剰資金が金やビットコインに流入する」

とJPモルガンの試算発表がビットコインの好材料になるとの見解を述べました。

過去1年間のビットコイン(ローソク)とS&P500(赤)の比較

ビットコインとS&P500は、2020年3月のコロナショック以降、極めて高い連動性を維持しています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

仮想通貨市場はもともと、独自の材料で変動する傾向にありましたが、コロナショック以降は株式市場に引っ張られっぱなしですね。

この「米国株が上昇すると、直後にビットコインも上昇する」というのは、単なるウワサではなく、データからも明らかとなっています。

上図は、過去6年間ほどのビットコインとSPY(S&P500のこと)の相関関係を示したもの。

0を中心として、上にいくほど正の相関率が高い、下にいくほど負の相関率が高いことを示しています。

これによると、2020年初では負の相関(株が下がればBTCは買われる)でしたが、最近では逆に、歴史的な正の相関(株とBTCが連動する)となっています。

このように傾向がはっきりしている相場では、ビットコインをトレードする前にS&P500やNASDAQなどの値動きをみることは極めて有効であり、欠かせないプロセスだといえるでしょう。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • 仮想通貨デビッドカード(Crypto.comとTenX)のサポート企業ワイヤーカードが会計問題で株価7割下落。市場に懸念も
  • 日本居住者へのサービスを段階的に中止するとしているバイナンスが公式サイトで再び「日本語対応」。公式の説明はなし
  • Chainalysisに調査で、トレードに利用されているのは全ビットコイン流通量のわずか「19%」。ガチホトレーダーの多さが証明
  • 中国CIIDの仮想通貨格付け最新版が発表。前回に続きイオス(EOS)がトップ、BTCとXRPは2ランク上昇(下図)

また、仮想通貨をレンディング(貸し出し)することより利息収入を得ることができる分散型金融のプロジェクトCompound(コンパウンド/COMP)が、2つの取引所に上場しましたね!

これを受けて、63ドル→171ドルへと、約2.7倍の目を見張る大高騰となりました。

レバレッジ取引所FTXのほか、米大手取引所「コインベースpro」に上場しており、特に後者がより大きな材料として評価されたと考えられます。

本日のまとめ

  • ヨコヨコで推移するなど動きの少ないビットコインだが、今後はコロナの金融緩和で荒れる株式市場に影響されながら、大きく変動する可能性

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!