こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
8月31日の相場は?→下落!
本日、ビットコインは77万円で推移していて、ここ24時間で1.5%ほど下落。
時価総額トップ10通貨を見てみると、マイナス(赤字)の銘柄が目立っています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でDogecoin (DOGE)が約30%近くも高騰しています。
ドージコインの上昇は草コイン市場の急上昇の前触れと言われることがありますね。
今後、どうなるのか注目です。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①SWIFTが、リップル(XRP)「Mojaloop」の開発に協力!
【サプライズ!】なんと、SWIFTが #リップル と #ビル・ゲイツ財団 の共同事業 #Mojaloop(モジャループ)の開発支援をしていることが明らかとなりました。
SWIFTによると、『共通の利益のためには、競合は協力しあわなければならない』とのことです。https://t.co/DgjQ92t1Qf#こぺる100番台 #XRP
— こぺる@仮想通貨 (@coperu100) 2018年8月30日
リップルとビルゲイツ財団によって開発が進められているプラットフォーム「Mojaloop」。
なんとSWIFTが、Mojaloopの開発に協力していると、報告書の中で明らかにしています。
SWIFT:国際銀行間通信協会のことで、現在の銀行間の国際送金のシステムとして標準採用されている
Mojaloop:20億人の銀行口座を持てない発展途上国の人々にスマートフォン1つで送金を可能にすることを目指すプラットフォーム
つまり、革新派のMojaloop、老舗のSWIFTという関係です。
両者はライバルとも言える関係なのに、なぜ協力に至ったのでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ポーランドが税制改革!日本の税金と比べると?
ポーランド政府が税制改革を発表:所得や利益は課税対象も、仮想通貨間取引は非課税https://t.co/lBCP8jyAjF
ポーランド政府は、仮想通貨所得に対し課税することを目指す新しい課税改正草案を発表。
今年の第3四半期までに可決予定だが、日本では対象となる仮想通貨間取引は課税対象外となる模様だ。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月30日
ポーランド政府が新しい税制の草案を発表し、2018年7~9月に承認される予定です。
税制改革そのものは来年に行うと報道されています。
ポーランドの税制改革の注目点は多岐にわたっていますが、
- 個人、法人ともに仮想通貨取引による所得を課税する(税金がかかる)
- ただし仮想通貨同士の取引だけでは課税されない
- 年間所得が85,528 zloty(約260万円)を超えない場合の税率は18%
- 年間所得が85,528 zlotyを超える場合、税率は32%
上記の点に特に注目です。
阿部悠人の考察(重要度★★)
こうした報道を見て、改めて感じるのは日本の税金の高さです。
ポーランドでは最高税率は32%となっていますが、日本の所得税の最高税率は45%で、住民税の10%と合わせると最高55%(!)となります。
仮想通貨が盛んなお隣の韓国でも、今のところ、仮想通貨の所得に対しては非課税です。
日本の所得税の高さはヤバすぎですので、早く何とかしてほしいところです。。。
③Reddit「ビットコイン(BTC)」の閲覧数UP!上昇の前触れか
一般投資家が仮想通貨に戻る兆候か:世界最大級の掲示板でビットコインカテゴリが再浮上https://t.co/UQm0cuya4p
Googleトレンドが示す通り、BTC価格の急転落に比例して一般人の仮想通貨への関心指数は下落の一途を辿っていた。しかし、最近になってBTCカテゴリのアクセス数が反転上昇に転じている。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月30日
世界最大級の掲示板サイト「Reddit」には、ビットコインカテゴリーが用意されています。
2017年12月のビットコイン価格ピーク時から、Redditのビットコインカテゴリーへのアクセス数は右肩下がりとなっていました。
しかし最近になり、ぶたたび上昇してきていることが明らかになっています。
これは上昇トレンドの前触れといえるでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★)
結論として、これはビットコイン上昇の予兆の可能性は十分にあります。
掲示板サイトでのアクセス数や、書き込みが盛んになってきているということは、それだけ関心を持つ人々が増えてきているということ。
同じ理由で、Googleの「ビットコイン」「仮想通貨」などのキーワード検索数も、世間での仮想通貨の関心度を表す重要な指標となり得るので注目しましょう!
ちなみにGoogle検索数は「Googleトレンド」で調べることができます。
④リップル(XRP)が97%急落!?専門機関が予測
仮想通貨モネロとビットコインは急騰、リップルは97%急落=米リサーチ機関⚡️
◆5年後の価格(サティス予測)#BTC 9万6378ドル#ETH 686ドル#XRP 0.01ドル#BCH 268ドル#EOS 4.5ドル#XLM 0.02ドル#LTC 134ドル#ADA 0.001ドル#XMR 1万8498ドル#DASH 1896ドルhttps://t.co/pToaTpcGVd
— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年8月31日
ICOなどのリサーチ機関であるサティス・グループが8月30日、仮想通貨市場の未来を予測したレポートを公表しました。
これによると、
- ビットコイン(BTC)
- モネロ(XMR)
- ダッシュ(DASH)
については今後急上昇し、
- リップル(XRP)
- ステラ(XLM)
- カルダノエイダ(ADA)
については急落する(紙切れ同然)と予測しています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
まず、こうした仮想通貨の未来予測は当てにならないことが多いと思っておいてください。
その前提ではありますが、「Moneroが急上昇」というのはかなり的を射ていると感じます。
Moneroは匿名通貨であることから、オフショアへの預金(つまり富裕層の税金逃れ)に利用される可能性が大です。
もちろんその対策として「規制」対象となるリスクもありますが、それを差し引いても、面白い通貨だと思ってますよ!
8月31日のまとめ
- ①SWIFTが、リップル「Mojaloop」の開発に協力!
- ②ポーランドが税制改革!日本の税金と比べると?
- ③Reddit「ビットコイン」の閲覧数UP!上昇の前触れか
- ④リップルが97%急落!?専門機関が予測
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
SWIFTとMojaloopは双方が金融サービスなので、1つのパイ(顧客)を奪い合う関係ですよね。
特にMojaloopが成功するとSWIFT(従来型の銀行間の国際送金)は使われにくくなります。
にもかかわらずなぜMojaloopの開発を支援するのか。
SWIFTの考えはこうです。
「20億人の人々に金融サービスを行き渡らせるという共通の利益のためには、ライバル会社であっても世の中のために協力し合う必要がある」
正確な引用ではないのですが、おおむねこのように報告しています。
世界銀行のデータによると、2017年に銀行を作れない立場の人は17億人で、世界人口の約30%にのぼるそうです。
いっそう、リップル社とビルゲイツ財団による「Mojaloop」に追い風が吹いていると言えますね!