こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→大幅上昇!
本日、ビットコインは42万円台で推移しており、ここ24時間で約7%上昇。
時価総額トップ10通貨では、ビットコインキャッシュが約26%の大高騰となっていますね。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でCrypto.com Chain(CRO)が2倍以上に上昇!
ウォレットLedgerとの提携発表に加え、ビットコイン上昇も手伝いました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①ついに「テザー問題」が解決!?ビットコインは高騰し42.2万円を記録
Bank statements reviewed by Bloomberg confirm that Tether, the controversial digital currency, *does* in fact have the money that it claims to have in a bank https://t.co/KMcNVIZ5P2 via @mattleising pic.twitter.com/e257kBBf1f
— Joe Weisenthal (@TheStalwart) 2018年12月18日
大きな上昇を見せ注目を集めたビットコインは、12月19日、約42.2万円まで値上がりし、安値35.5万円を記録した17日から続伸となりました。
昨日(16日)に当ブログで急騰をお伝えした後、ビットコインはひと段落しレンジ相場に突入。
チャート形状から再び下落に転じる雰囲気もありましたが、結果、わずか2日ほどで20%弱の上昇に成功しました。
今回の上昇要因は何だったのか?詳しく見ていきましょう。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②リップルCEO「XRPが有価証券ではないことは明白だ」
リップル社CEO 「仮想通貨XRPはビットコインやイーサよりも分散型」SECの見解は「楽しみにしている」https://t.co/FqJTey4KcQ
— コインテレグラフ🎄仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年12月19日
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは18日、YouTube動画に出演し、「リップル(XRP)は有価証券ではない」とする考えを改めて示しました。
「XRPが証券ではないことは明白」
「もしリップル社がつぶれてもXRPは世界の数百もの取引所で取引され続けるだろう」
「(SECがリップルを有価証券と判断するかどうかを)楽しみにしている。」
阿部悠人の考察(重要度★★)
リップル(XRP)が有価証券に該当するのではないか、とする議論は継続して行われていますね!
もし有価証券だとしたら、XRPはSECに認可された「証券取引所」でしか売買できなくなります。
がんじがらめに規制されたXRPの魅力は半減し、価格崩壊に繋がるかもしれません。
ということで、ガーリングハウスCEOは「そんな状況になるはずがないから安心して」と投資家をなだめているんですね。
とはいえ同氏は、
「一部のマイナーがネットワークの50%以上をコントロールするビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH) よりもXRPは分散化されている。」
と、他の通貨を名指しにしてリップルを立てるシーンも。
「楽しみにしている」とは言うものの、内心ハラハラなのか?
僕自身も「リップルは有価証券じゃない」と思っていますので、SECは早めにそう公言し、ガーリングハウスさんや投資家を安心させてほしいですね!
③世界最大級の送金サービスWestern Union社が仮想通貨参入を示唆
米 #ウェスタンユニオン「クリプト統合の準備はできている」「#Ripple テストは進行中」https://t.co/QfkfvtkdZs
電信送金大手の米🇺🇸ウェスタンユニオンは、顧客の支払いオプションとして、いつでも #仮想通貨 を追加する用意があると述べました。😄
— コイン東京 COIN TOKYO|仮想通貨の最新ニュース・速報 (@COIN_TOKYO_JP) 2018年12月19日
アメリカの送金サービス大手Western Union社が、仮想通貨送金サービスに参入する可能性について肯定しました。
「もし仮想通貨を弊社のプラットフォームに導入しようと感じた場合、技術的には他の通貨と導入プロセスは変わりません。仮想通貨は将来的に世界中の企業や人々が交換(取引)する通貨、または資産の一つとなると考えている。」
Western Union社は世界200カ国に展開する、金融業界最大級の送金サービスです。
仮想通貨参入が発表されれば、低迷する相場に大きな朗報となります。
阿部悠人の考察(重要度★★)
Western Union社の社長は2018年6月、「仮想通貨送金サービスの追加はない」と明言していたのですが、手のひらを返してきましたね。
権威的な大企業は、仮想通貨を「なにそれ?」と相手にしない傾向がありますが、しばらく後、ポテンシャルに気が付いて参入してくるケースが多いんですよ。
何はともあれ、暴落相場でもこれだけの企業が仮想通貨に関心を示しているので、上昇トレンドに復帰したらどんな「お祭り」になるのか楽しみです!
④ビットコインの「大底」をマイニング原価から考える
なぜビットコイン(BTC)の下値はハッシュレートで決まるのか?←コインチョイスさんに記事書きました。ビットコインはバブルって最初は思っていたことを書いています。 https://t.co/Tjq5iwdgLw @coin_choiceさんから
— Toru Sasaki (暗号通貨&ゴールド好き) (@CocostaGeekend) 2018年12月18日
仮想通貨バブル絶頂期にBTCをショート(空売り)したことで知られる大物エコノミストのマーク・ダウ氏が、長期に渡って保有していた売りポジションを手じまいした、とツイッターで明かしました。
「寂しさもあるが、ビットコインのショート(空売り)に別れを告げる。」
もしダウ氏が示唆するようにビットコインが「大底」を打ったというなら、その根拠はどこにあるのか?
ダウ氏の判断基準を推し量ることはできませんが、今、非常に強く意識されているのが「マイニング原価」です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
BTCの大幅下落により、仮想通貨を採掘する「マイニング」業者の多くは赤字です。
マイニングの損益分岐点は、ビットコイン価格4000~5000ドル(約45~56万円)だからです。
裏を返せば、「4000ドル以下ではマイナーによるBTC売り圧力が無くなり、上昇に転じやすい」ということになります。
マイニングしたビットコインを4000ドル以下で売ったら、赤字になってしまうからですね。
もちろん、BTCが値上がりしてきた時、マイナーは大量の売りをぶつけてきます。
そのためストレートに上昇していくシナリオは楽観的ですが、ビットコインの底値を予測する上でマイニング原価は重要なファンダメンタルズだといえるでしょう。
明日のビットコイン相場
もしこのまま上昇を続け、50万円付近まで上昇すると、1日足で見た時に大きな逆三尊を描く形く可能性が高まるため、更に買いが入りやすくなってくるでしょう。
問題はそこまで上昇できる力があるかと言う事ですが、それにはまだ今後の値動きを見守る必要がありそうです。
下落トレンドが終了したとみるにはまだ早いですが、今日かなり速いペースで下落幅を取り戻してきたので、徐々に買いが入りやすい相場環境にはなってきてるようですね。
現在はこの上昇が始まって以来、最も長い陰線を付けてきたので、明日に関しては一旦は押し目を作ってくるでしょう。
直近ですと41万1千円の節目が目安になりそうです。
逆三尊
中央が低い3つの谷のような形を描くチャートパターン。逆三尊が現れた時は強いトレンド転換のサインで、そこから大きく上昇してく可能性が高い。
本日のまとめ
- ①ついに「テザー問題」が解決!?ビットコインは高騰し42.2万円を記録
- ②リップルCEO「XRPが有価証券ではないことは明白だ」
- ③世界最大級の送金サービスWestern Union社が仮想通貨参入を示唆
- ④ビットコインの「大底」をマイニング原価から考える
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
気持ちよくズバーンといきましたね!
さて、今回の上昇要因は何だったのか?
代表的なのは、USDTを発行する「テザー社の資産の裏付け」が証明されたことです。
USDTは米ドルと交換できる性質があるため、テザー社はUSDT発行分の米ドルを保有している必要があります。
しかし投資家から、「実はお金持ってないんじゃ…?」と疑われていました。
この疑惑が晴れたということですね!
USDTは時価総額7位の大きな仮想通貨ですから、転べば仮想通貨全体が一緒に転んでしまいます。
そうした懸念が消え、価格の上昇に繋がった形です。
では、今後の値動きはどうなるのか?さらに続伸するか?というと「油断は禁物」です。
大きな下落トレンドの中の一時的な上昇波動に過ぎないと考えられるため、特にロング(買い)でのエントリーは細心の注意が必要でしょう。