こんにちは、阿部です。
本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは為替相場を確認していきましょう!
今週の為替相場は?
今週の為替相場は、ドル円が108円台前半、ユーロ円は121円台後半で引けました。
もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.12台前半で引けています。
さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!
①トランプ氏、為替操作ゲームを「我々もやる!」|何でもありの相場へ突入か!?
「何でもあり」の市場に警戒を、トランプ氏の欧州・中国為替批判で https://t.co/tRHI0967Ia pic.twitter.com/Txv30ZBtT2
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2019年7月4日
アメリカのトランプ大統領は3日、公式ツイッターに下記のように投稿。
「欧州と中国は大きな“為替操作ゲーム”をプレイしている」
「われわれも同じ事をやるべきだ。」
これを受けて市場からは、アメリカ財務省が「ドル安」への誘導に踏み切るのではないか、との見方が出ています。
米国はこうした為替介入を2011年以来行っていません。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②トルコリラ、米国からの「経済制裁」で暴落秒読み!?
来週のFXの展望って言うか、トルコリラ🇹🇷
どうなんでしょうね🤔皆様心配なのがやっぱS400🤔
個人的に納入で、米、欧米が制裁発動となると
当然トルコリラ下がるわけですし、
現在のレート19.25辺りも充分高いですしね🤔 pic.twitter.com/dtoWD5B6d9— ビーエスケー (@07044683bsk) 2019年7月6日
トルコが、ロシア製防空システム「S400」を購入しようとしています。
これを受けて、アメリカが報復のためトルコに経済制裁を課すとの見方が強まっています。
今週にも、米政府高官は、
「トルコへ制裁を科す」
と発言。
もし経済制裁が断行されれば「トルコリラ安」要因となります。
阿部悠人の考察(重要度★★)
トルコリラ、いろいろ「爆弾だらけ」ですねー。
- S400購入の経済制裁に加え、NATO加盟国との関係悪化も懸念される
- トルコ経済そのものが不調
- キプロスをめぐって、EUとの関係も悪化しそう
などなど・・・。
幸い、今週のトルコリラは「ジリ高」でした。
しかし、これはトルコ当局が為替介入でリラを下支えしているためで、無理が生じていることは間違いないでしょう。
僕たちとしては、「トルコリラ急落」のシナリオも考えつつ、戦略を練っていきたいですね。
③6日の「米雇用統計」、予想値上回りドル円が爆上げ!!
【為替ニュース】ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、続伸
5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は108.47円と前日NY終値(107.82円)と比べて65銭程度のドル高水準だった。6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想よりも増加したこ… #zaifx #fxhttps://t.co/PFDT0NrRRN
— ザイFX! (@ZAiFX) 2019年7月5日
今週5日の21時30分、「米雇用統計(6月)」が発表されました。
これを受けて、ドル円は急騰。
雇用統計発表直前に108.02台で推移していたドル円は、その2時間後には108.62台まで上昇しました。
この背景には、非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る「22万人」台だったことが挙げられます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
これぞ雇用統計!ドカーンと爆上げしましたね!
非農業部門雇用者数(農業以外の就業者数のこと)の指標発表前の予想は16.0万人でした。
しかし実際の発表値は、22.4万人。
これくらいギャップがあると、やっぱり為替も動きますね!
ストレートに急騰したので、超カンタンに利益を得られた方も多いのではないでしょうか?
④来週の見通しは?7月8~12日の重要指標まとめ
【来週のイベント】
「FRB議長議会証言、FOMC議事録、米CPI etc」・10日にパウエルFRB議長証言
・FOMC議事録(7/10)や米CPI(7/11)も注目
・ECB議事録(7/11)は追加緩和の議論を確認
・黒田総裁あいさつ(7/8)で追加緩和の余地みられるか🔽PickUp(週間イベント)https://t.co/InMTd1z7Cl #fx #為替 pic.twitter.com/p9A6G9EdXk
— 外為どっとコム (@gaitame_com) 2019年7月5日
為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動く特徴があります。
そこで、来週(7月8~12日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。
- 7月8日(月):なし
- 7月9日(火):なし
- 7月10日(水):「カナダ・中銀政策金利 07月(23:00)」
- 7月11日(木):「アメリカ・消費者物価指数 06月(21:15)」
- 7月12日(金):「アメリカ・生産者物価指数 06月(21:30)」
阿部悠人の考察(重要度★★★)
特に注目したいのは、10日の「カナダ・中銀政策金利 07月(23:00)」と、11日の「アメリカ・消費者物価指数 06月(21:15)」の2つですね。
前者は、カナダドルが大きく動く可能性があります。
後者は今週の目玉であり、前回発表時には10pips(価格の最小単位)以上も動きましたので、来週も注目ですね。
ちなみに、経済発表時のトレードはどのFX会社をお使いですか?
僕のオススメは、最大レバレッジ888倍のXMです。
指標発表時でもスプレッドが狭く、小さいコストで取引できますよ!
本日のまとめ
- トランプ氏、為替操作ゲームを「我々もやる!」|何でもありの相場へ突入か!?
- トルコリラ、米国からの「経済制裁」で暴落秒読み!?
- 6日の「米雇用統計」、予想値上回りドル円が爆上げ!!
- 来週の見通しは?7月8~12日の重要指標まとめ
以上、今日の気になるFXニュースでした!
為替操作ゲームとは、自国の通貨価値を故意に操作し、貿易を有利に進めることの例えですね。
トランプ大統領の思惑どおりになれば、これは間違いなく「ドル暴落」ですね。
せっかく底打ち感のあったドル円相場も、下降トレンド続行でしょう。
では、本当にドル円は来週以降、暴落するのか?
これは、有名メディア「ブルームバーグ」も報じているように、「何でもあり」の相場になりつつあるので、分かりませんね。。。
ファンダメンタルズ(経済環境)を探ろうとしても、トランプ劇場に振り回されてしまいます。
ひとまず、来週からドルが「売られるのか?」「買われるのか?」といった大口投資家の反応を見て、方向性を探りたいところです!