こんにちは、阿部です。
本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは為替相場を確認していきましょう!
今週の為替相場は?
今週の為替相場は、ドル円が107円台後半、ユーロ円は120円台後半で引けました。
もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.12台前半で引けています。
さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!
①ドル円、週の後半に急落&反発!ただし上値の重さ続く
ドル円⬆️しょーりゅーけん!
こんな時間になんですかー pic.twitter.com/RzNoUo9kyu
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2019年7月18日
今週のドル円は、週の後半に大きく変動しました。
今週を107.87円台で寄り付いたドル円は、週の前半となる月~水曜日を横ばいに推移。
しかし木曜に大陰線を出し107.21円台に下落すると、金曜には107.71円台まで反発上昇するなど、ボラティリティを伴いながら今週を引けました。
ドル円に上値の重い展開が続いていますが、その背景には、ウィリアムズNY連銀総裁による、
「経済が極度の不安に陥った場合はFRB(連邦準備理事会/米国の中央銀行に当たる)は積極的に行動すべき」
との発言があると考えられます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②【NZドル】過去8年間の値動きから分析する今後の行方は?
過去8年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き35 https://t.co/7wwvYUmhov
— 3pei(FX初心者) (@3pei_fx) 2019年7月19日
FX情報サイト「FX羅針盤」は19日、記事『過去8年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き35』を公開。
過去8年間の株式と為替の動きから、豪ドルとNZドルを分析しました。
その中で、特に示唆に富んでいるのが以下の図。
オレンジ色のラインは「豪州株÷NZ株」を、青色のラインは「豪ドル/NZ」ドルを示しており、株と為替の価格推移を相対的に比較することができます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
この図を簡単に言えば、「NZ株が上がっている割には、NZドルは上昇していない」ということですね。
もしくはオーストラリア側から言えば、「豪州株が上昇していない割には、豪ドルは頑張っている」ということになります。
これをどのように受け止めるかは、トレーダー次第。
ですが、「株高は経済の好調さの表れであり、結果として通貨も高くなりやすい」のがセオリーですよね。
そう考えると、株が強い割に、通貨がそれほど強くないNZドルは、今後の上昇余地を大きく残していると見ることができるでしょう!
③トルコリラがジリ高!!トランプ大統領「経済制裁はない」発言で
トルコリラ、イランからの原油を輸入すると経済制裁の対象へ!?https://t.co/m6SzwsKcnZ
— FXパフュプリムソルジャー前田さんのブログ (@FX33880931) 2019年7月20日
トルコリラ円が堅調に推移しています。
今年5月9日に17.51円で底打ちしたトルコリラ円は、今月18日には19.18円まで上昇。
2ヶ月強で、2円近くも値上がりしました。
また、この1週間も安値を切り上げる堅調な値動き。
アメリカからの制裁で急落が懸念されるトルコリラのこうした動きを、どう考えればよいでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★)
トルコは、ロシア製防空システム「S400」を購入しようとしていますね。
これに大反対するアメリカは、トルコの対応次第で「経済制裁」も辞さない構えです。
これが「トルコリラ安要因」になると考えられており、場合によっては「大暴落」も懸念されていますね。
ただしトランプ大統領は19日、「現時点で対トルコ経済制裁はないだろう」と発言。
これにより、トルコリラを買い戻す動きが大きくなりました。
長期的には経済制裁という爆弾を抱えているトルコリラですが、短期的には、緊張感は和らぎつつあると言えますね。
④来週の見通しは?7月22~26日の重要指標まとめ
【来週のイベント】
「米GDP・米企業決算・英保守党党首選 etc.」・米利下げ幅を巡る最後の手掛りとして米4-6月期GDP・速報値の結果に注目
・米IT企業の決算発表にも注目
・追加緩和観測が根強いECBの理事会とドラギ総裁の会見に注目🔽PickUp(週間イベント🌎)https://t.co/InMTd1z7Cl#fx #為替 pic.twitter.com/Eym0yL4GCv
— 外為どっとコム (@gaitame_com) 2019年7月19日
為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動く特徴があります。
そこで、来週(7月22~26日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。
- 7月22日(月):なし
- 7月23日(火):「アメリカ・中古住宅販売件数 06月(23:00)」
- 7月24日(水):「アメリカ・新築住宅販売件数 06月(23:00)」
- 7月25日(木):「ユーロ・ECB政策金利 07月(20:45)」
- 7月26日(金):「アメリカ・実質GDP(速報値) 第2四半期(21:30)」
阿部悠人の考察(重要度★★★)
上記の中でも特に注目のイベントは、「アメリカ・実質GDP(速報値) 第2四半期(21:30)」です。
GDPとは、国全体のサービスや商品の生産力を示すもの。
しかもその発表は四半期ごと(1年に4回)なので、月に一度の「米雇用統計」よりも、ある意味では重要度が高いと言えます!
今週はユーロ政策金利などもあり、それらも注目の経済指標ですが、やはり目玉は米GDPです。
前回発表時には-12.5pips(pips=値動きの単位)と大きく変動しているので、今回も注目してまいりましょう!
本日のまとめ
- ドル円、週の後半に急落&反発!ただし上値の重さ続く
- 【NZドル】過去8年間の値動きから分析する今後の行方は?
- トルコリラがジリ高!!トランプ大統領「経済制裁はない」発言で
- 来週の見通しは?7月22~26日の重要指標まとめ
以上、今日の気になるFXニュースでした!
この発言は、「利下げしますよ」ということ暗に示しているんですね。
こちらの記事でも解説しているように、利下げは、ドル円相場の下落要因となります。
利下げはまだされていないものの、先を見越してドル円ショートしようとするトレーダーたちの行動により、すでに売り圧力が大きくなっていますね。
ただ、ドル円は今年4月半ばから下落トレンドが継続しています。
つまり、すでに下方乖離が大きく、ある程度は下値が限定された形となってきています。
そこで僕としては、「利下げ観測がもし裏切られた場合の買い戻し」による急騰のほうが、より魅力的なトレードだと感じますね!