こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
8月26日の相場は?→横ばい
本日、ビットコインは75万円で推移していて、ここ24時間で動きはほぼなし。
時価総額トップ10の通貨を見てみても、ほとんどの通貨において価格変動がない「もみ合い」の相場となっています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
Waltonchain (WTC)がここ24時間で15%の高騰!
近い将来、あらゆるものがインターネットに繋がる「IoT」(モノのインターネット)が普及すると言われています。
WaltonchainはそんなIoT向けのプロジェクトで、WTCはそのプロジェクト内で使われることになる通貨として注目されています。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①世界銀行が仮想通貨イーサリアムで約80億円の債券発行!
世界初:世界銀行がイーサリアムブロックチェーンで約81億円相当の債券発行へ|起債は8月28日を予定https://t.co/FPbYQ2S3Zo
ロイター通信の報道により、世界銀行(World Bank)は来週起債する「世界初のパブリックブロックチェーン債券」を、1億豪ドル(81億円相当)に定めたと判明した。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月25日
世界各国に融資などを実施する「世界銀行」は、イーサリアムを使った債券を80億円発行すると公表しました!
イーサリアムのブロックチェーンを使って銀行が債券を発行するのは世界初となります。
8月28日にオーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)にて発行される予定です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②「マウントゴックス」が民事再生の進展を報告
ビットコイン75万円を超える堅調な推移、マウントゴックス民事再生の進展が影響か|仮想通貨市況https://t.co/OYhNiCfQLX
ETF非承認・中国政府の規制強化と、2つの悪材料が相場に大きく影響せずといった好感的な相場を維持する中、マウントゴックスの民事再生に進展が見られ、価格上昇を後押しした。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月25日
先日、ビットコインETF非承認や、中国政府による規制強化計画などのニュースがありました。
こうした悪材料で70万円ほどまで下落。
そんな中、一部のETFが再審査に巻き戻しとなり、過去ビットコインを流出させた「マウントゴックス」が、公式サイトにて民事再生について進展を報告しました。
これを受けてビットコインは75万円を回復しています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
本日のビットコインが75万円を回復した理由は大きく分けて2つあります。
- ビットコインETFが一度非承認となるも、再審査が決定された
- マウントゴックスの民事再生に進展があった
マウントゴックスには「破産」と「再生」の2つの解決法があり、「破産」の場合、マウントゴックスのビットコインは市場で売却され、売り圧力となります。
しかし、マウントゴックスの公式サイトでは「再生」の進展を報告。
「再生」では、マウントゴックスは「ビットコインのまま」返済できるため、売り圧力が軽減されます。
これを市場が好意的に受け止めていますね!
③韓国最大の仮想通貨取引所Upbit、第3四半期(3Q)利益は111億円
韓国の仮想通貨取引所アップビット、3Q利益は111億円
◆Upbitの今年第3四半期の利益は1億ドル(約111億円)で昨年の開所から最も好成績
◆仮想通貨取引所2番手のビッサムの同時期の利益は3900万ドル
◆ビッサムの昨年の利益は4億ドル。今年は20%ほど低くなる見通しhttps://t.co/nhI5FrbHWp— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年8月25日
取引所の「利益」は仮想通貨市場の盛り上がり示す指標の1つでもあります。
韓国最大の取引所アップビット(Upbit)は、第3四半期(3Q:7~9月のこと)の利益が111億円と計上したことが分かりました。
同取引所にとって、歴代でもっともよい成績となりました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仮想通貨市場は2017年12月ビットコインが220万を記録した時期から、下落トレンドに突入しました。
仮想通貨取引所の利益も減少して当たり前の相場で、アップビットは大健闘ですね。
利益が一気に減少している取引所を使うのは、セキュリティ面や閉鎖リスクがあるので注意しましょう。
(高収益だからといいセキュリティに予算を割いているとは限らない点にも注意が必要です)
ちなみに、アメリカ系の取引所では、Coinbaseの取引高が2018年1月から見て8割減となっています。
④SBIバーチャルカレンシーズがアップグレード!?
仮想通貨取引所SBIVC(バーチャルカレンシーズ)が段階的なアップグレードを予告https://t.co/PdTaV95A84
SBIVCが仮想通貨交換サービス「VCTRADE」のシステムアップグレードを9月1日に実施すると予告した。今後2回程度に渡ってメンテナンス作業を行うとしており、段階的なサービス強化が期待される。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月24日
SBIグループによる取引所、SBIバーチャルカレンシーズが、仮想通貨交換サービス「VCTRADE」のアップグレードを発表しています!
実施は9月1日で、2回程度に分けてメンテナンスを実施するとのこと。
アップグレード内容については、まだ明らかにされていません。
阿部悠人の考察(重要度★★)
SBIバーチャルカレンシーズは、金融大手による仮想通貨取引所として期待されています。
実際に、将来的には新規ユーザー参入に一役買うことになるのは間違いないです!
ただし現段階では、バーチャルカレンシーズはユーザーを広く募集しておらず、先行口座のみとなっているのが現状。
そのため9月1日のアップグレードで他取引所をしのぐほどの改善を期待するのはまだ早いですね。
一般向け口座開設を開始するなどの改善に止まると考えられます。
8月26日のまとめ
- ①世界銀行がイーサリアムで約80億円の債券発行!
- ②「マウントゴックス」が民事再生の進展を報告
- ③韓国最大のUpbit、第3四半期(3Q)利益は111億円
- ④SBIバーチャルカレンシーズがアップグレード!?
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
「債券」は、株式と同じように投資目的で購入されます。
ただし株式と異なり、「元本保証がある」「リターンは少なめ」とその仕組みは異なっていますね。
とはいえ資金調達の手段として行われる点は同じであり、今回のブロックチェーン債券も、オーストラリアの「資金調達」のために発行されます。
80億円という規模の大きさはもちろん、世界銀行の債券発行に使われたことで、今後イーサリアムの信頼性向上やイメージアップが期待されます。
こうした取り組みは、これからどんどん盛り上がりを見せていくことになるでしょう。
その分、値上がりにも繋がっていくことになるので見逃せません!