Zaifからビットコインなど67億円流出!補償はどうなる?【2018年9月20日】

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

9月20日の相場は?→横ばい

本日、ビットコインは71万円台で推移していて、ここ24時間での値動きはほぼなし

時価総額トップ10通貨では、プラス(緑字)とマイナス(赤字)の通貨がまちまちで、値動きはほとんどありません。

こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。

ここ24時間で WAXが14%ほど上昇

最近、「ゲーム業界」と「仮想通貨」の分野の相性のよさが注目されており、WAXなど、該当するコインの価格が上昇しやすい地合いとなっています。

さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。

①Zaifからビットコインなど67億円流出!補償はどうなる?

国内大手取引所「Zaif」から、仮想通貨67億円相当が流出したことが9月20日、分かりました

  • ビットコイン(5966BTC=約40億円)
  • ビットコインキャッシュ(流出額不明)
  • モナコイン(流出額不明)

被害に合ったのは上記3つの通貨で、総流出額のうち、22億円がZaifを運営するテックビューロ資産、45億円がユーザー預かり資産です。

ネム580億円分がcoincheckから流出して8ヶ月、再び大規模な流出事件が国内で発生してしまいました。

顧客への補償を含め、Zaifは今後どのように対応するのでしょうか

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

流出事件を受けてZaifを運営するテックビューロは、「フィスコ」「カイカ」の2社と至急、契約を締結しました。

これにより、テックビューロはフィスコから50億円の支援を受けます。

流出している67億円のうち、顧客資産は45億円。

ユーザー資産にあたる45億円を上回っているため、「預け入れ資産は全額戻ってくる」と考えてよいでしょう。

話はそれますが、気になる点が1つ。

Zaifは14日、外部からのハッキングを受け仮想通貨を流出させていることが分かっています。

また17日、一時的にBTC、MONA、BCHを入出金停止にしています。

実は、かなり前から流出金額が「67億円」に上ると把握していたのでは?

隠していたわけじゃないですよね? Zaifさん。。。

②269兆円運用の投資信託会社、年内に仮想通貨商品リリース!

269兆円の資産を運用するFidelity Investmentsが、2018年内に仮想通貨関連商品をリリースする予定であることが明らかになりました。

フィデリティ・インベスメンツはファンド業界の世界的権威

同社がリリースする仮想通貨関連商品の規模や詳細については明らかにされていませんが、今後情報を開示していくと見られます。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

Fidelity Investmentsが運用する269兆円という金額の大きさは、仮想通貨市場の時価総額が約25兆円(2018年9月時点)であることを考えると分かりやすいですね。

新商品の情報が少ないので、仮想通貨市場への影響も判断しにくいですが、「Fidelity Investmentsが仮想通貨業界にお金を落とそうとしている」ということ、これは確実です。

ぜひ次の上昇トレンドの火付け役として期待しましょう!

③韓国初の仮想通貨ファンド「ZXG1号」が人気爆発中

韓国初となる仮想通貨ファンド「ZXG1号」が、公募からわずか2分で調達額1000ETH(約2323万円)を突破。競争率12倍を記録しました。

「ZXG1号」は投資家の預かり資産を、「ICO」と「仮想通貨」の2つのセクターに分け、それぞれ将来性が高いと思われる対象を選定し、投資します。

セクターごとの割合は80%がICO、20%が既存の仮想通貨です。

「ZXG1号」はトークン化され、9月19日、「ZXGトークン」としてジニックス・イーサリアム・マーケットに上場されました。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

仮想通貨取引所でトークン化された投資信託が買える」というのは、新しい投資のカタチになりそうですね!

韓国初の仮想通貨ファンド「ZXG1号」が人気を集めている理由は、

  • 投資家自身がICOを選ばなくてもいいこと(プロにお任せ)
  • 複数のICOや既存仮想通貨に「ZXGトークン」1つで分散投資できる

などの点。

リスク管理をしつつも、リターンを追求したい投資にウケています。

時間が経つにつれて「ZXG1号」の運用成績が今後明らかになってくるので、追っていきたいと思います!

④ノアコイン発行会社、東証2部ビートの経営権握れるか?

ノアコインを発行する「ノア・アーク・テクノロジーズ」と東証2部上場企業「ビート・ホールディングス・リミテッド」による、経営権を巡る争いが激化しています

ノアはビード株式の14%を保有していますが、今後比率を40%強まで引き上げることでビートの経営権を握る狙い

実現すれば、ビートがノアコイン支配下に置かれ、仮想通貨企業に豹変する可能性もあります。

10月15日のビート臨時株主総会が、すべてが決まる決戦の日となります。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

ノアコイン側としては、支配下に置いたビートを利用して仮想通貨ビジネスを拡大したいという狙いがあります。

具体的には、ビートを通じて事実上、東京証券取引所に上場し、約1100億円のICOを実施したり、日本にて仮想通貨取引所を開設する予定ですね。

やり方としては強引な敵対的買収のようなものなので、株式市場は困惑しています。

ただ、ノアコイン目線で見ると面白い展開としかいいようがない。。。

株主総会が行われる10月15日まで目が離せません!

明日のビットコイン予測

BTCは20日深夜、Zaifへのハッキング被害の報告により70万円代から68万円程度に急落しました。

しかし価格は15分程度で瞬時に回復からの急騰。

最高73万3千円を付け、結果的には底堅さを見せつける形となりました。

わずかな時間で激リバした理由はZaifの発表後、すかさずショートを入れた個人投資家に対して大口が一気に買いを入れ、ショーターの決済買い(ロスカット)が入ったことによります。

現在は73万6千円から68万円のレンジの中で推移しており、引き続きこの範囲の中で動くことが予想されます。

大きなファンダメンタル材料が出たにもかかわらずこの価格帯で買い支えられたということは、68万円付近はかなり買いの集まりやすい抵抗領域であると推察できます。

なのでしばらくはこのラインを割ることはないでしょう。

とは言え73万6千円代で2度頭を押さえつけられおりレジスタンスラインとして機能していることから上昇にもしばらく時間を要しそうです。

ロスカットとは?
含み損を抱えてしまった時に、それ以上損失を拡大させないためにポジションを解消すること。買いポジションでエントリーしていた場合のロスカットは売り、売りポジションでエントリーしていた場合のロスカットは買いとなる。

9月20日のまとめ

  • ①Zaifからビットコインなど67億円流出!補償はどうなる?
  • ②269兆円運用の投資信託会社、年内に仮想通貨商品リリース!
  • ③韓国初の仮想通貨ファンド「ZXG1号」が人気爆発中
  • ④ノアコイン発行会社、東証2部ビートの経営権握れるか?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!