「Binanceってどんな仮想通貨取引所なの?」
「世界最大の仮想通貨取引所らしいけど、メリット、デメリットを知りたいな」
と思っていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Binance(バイナンス)とは
バイナンスとは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、バイナンスコイン(BNB)、ドージコイン(DOGE)などの主要コインやアルトコインが購入できる世界最大の仮想通貨取引所。
数多くの仮想通貨を扱う取引所として、2017年に誕生しました。
バイナンスの概要は以下のとおりです。
- 取扱通貨数:1000通貨ペア以上
- スマホ対応:○
- 現物取引:○
- レバレッジ(デリバティブ)取引:○
- 最低取引数量:0.001BTC
- 拠点:マルタ島
- 仮想通貨交換業登録:×
Binanceのメリット
まずは、バイナンスを利用する6つのメリットをみていきましょう。
安心の大手海外取引所
Binanceは長らく、仮想通貨取引所として世界最大規模を誇っています。
「海外取引所に登録しよう」と思い立ったら、まずBinanceが候補に上がるといっていいでしょう。
外国人はもちろん、日本ユーザーも多いのでネット上の情報も多く、安心して使うことができるのがメリットです。
以下の画像は、記事執筆時点で出来高(取引量)ランキング。
1位はBinanceです。
取扱通貨が豊富!
Binanceは1000通貨ペア以上の取引環境を提供しています。
20種類ほどしか扱っていない国内の仮想通貨取引所と異なり、非常に自由度の高い投資環境を手に入れることができます。
あなたが気になっているあのコインも、少し前に話題になったコインも、ほとんどBinance1本で取引を完結させられます。
Binanceが多くのプロ級トレーダーの主戦場になっているのも納得です。
またBinanceは、世界最大の取引所なのでマイナーなコインでも比較的出来高が多く、スムーズに取引できます。
詐欺的であることが判明したコインや、基準を満たしていないコインは定期的に上場廃止になっているため、「質が担保」された上での通貨数となっているのもポイントです。
取引手数料は0.1%と安価
Binanceはすべての取引手数料が原則0.1%とわかりやすく、安価です。
海外の仮想通貨取引所の手数料の相場は0.2%程度で、それだけでも差は歴然。
さらにBinanceにおいては、バイナンスコイン(BNB)を使うことでさらなる手数料の割引を受けられるため、よりお得感が強くなっています。
具体的には、BNBで手数料を支払うと25%OFF(0.075%)になります。
その上、30日トレード量とBNBの保有量によっては「VIPレベル」が上がり、25%以上の割引率が適用されることもあります。
Binanceは安定した出来高があるため、スリッページが発生しにくいのもメリット。
そうした周辺環境も考慮すると、Binanceは非常に低コストな取引環境が整っていることがわかります。
バイナンスコイン(BNB)のベストな取引環境
バイナンスコインとは、取引所Binanceが発行している独自の取引所トークンで、記事執筆時点では時価総額ランキング3位に位置します。
Binanceという巨大な経済圏で使える仮想通貨となっており、明確なユースケースを持つことから安定した価値が認められています。
- Binanceの取引手数料の支払いが可能(割引特典あり)
- BinanceのIEO(Binance Launchpad)での新たな仮想通貨が購入できる
- バイナンスチェーンや、バイナンススマートチェーンでの決済 など
また、バイナンスコインには、「burn(バーン)」という仕組みがあります。
バーンとは、「バイナンス」が会社として得た利益の20%相当で、BNBを市場から買い戻し、「永久に破棄」することです。
「買い戻し」でトークンが上昇しやすくなるほか、「永久に破棄」することでトークンの希少価値が向上しやすくなる、という構造上のメリットを持っています。
125倍のレバレッジ取引に対応
Binanceはビットコインなどのデリバティブ(レバレッジ)取引に対応。
国内取引所が2倍程度のレバレッジに規制されている中、Binanceではなんと「125倍」ものレバレッジが活用できます。
Binanceは日本語に対応
Binanceは海外取引所ながら、記事執筆時点で日本語に対応しています。
英語が得意ではない方も、安心して取引を進めることができます(ただし、規制の状況により変更される可能性あり)。
Binanceのデメリット
一方で、Binanceを利用する際に注意したいデメリットもあります。
Binanceは金融庁認可の「仮想通貨交換業者」ではない
日本国内では仮想通貨取引所の運営は登録制になっており、取引所は金融庁の「仮想通貨交換業」ライセンスを取得する必要があります。
bitFlyer、Coincheck、Zaifなどの取引所が上記の「仮想通貨交換業」を取得しています。
一方のBinanceは、こうした日本のライセンスを取得していません。
これは(日本の金融庁の立場からすると)Binanceは安全性が確認できていない業者ということになります。
Binanceの利用を検討している日本ユーザーからすると、これをどう受け止めるか難しいところ。
僕自身は、
- 現状、アルトコインにまともに投資するには海外取引所が必須
- Binanceは世界最大の取引所であり、一定の安心感がある
- 日本居住者がBinanceを利用しても、もちろん罰則などはない
- 日本人投資家のBinanceの利用は「当たり前」になっている
といったことから、Binanceを利用しています。
とはいえ、どうしても気になる場合は、まずは国内取引所の利用に留めておくのもいいでしょう。
Binanceは「日本円」をトレードできない
Binanceで提供されているのは、原則「仮想通貨と仮想通貨を交換する通貨ペア」のみです。
国内取引所のように、日本円とビットコインをトレードすることはできないので注意が必要です。
そのため、
- Binanceを利用する前に、ビットコインをBinanceに送金する必要がある
- 利益確定の際はUSDT(米ドル連動の仮想通貨)や、GYEN(日本円連動の仮想通貨)で行う
といった違いに戸惑うかもしれません。
しかし、慣れれば特別なデメリットとはならないでしょう。
Binanceの登録方法
Binanceの新規登録はBinance(バイナンス)公式サイトから行うことができます。
より詳しい登録方法は「Binance(バイナンス)の口座開設・登録方法・入金/出金方法・API取得方法をカンタン解説!」でも解説しています。