仮想通貨取引所KuCoinとは?メリット・デメリットを解説

取引所

「KuCoin(クーコイン)ってどんな仮想通貨取引所なの?」

コインチェックのような国内取引所や、バイナンスのような海外取引所とは何が違うの?

と感じていませんか?

そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。

この記事でわかること
  • KuCoinとは
  • KuCoinのメリット・デメリット
  • KuCoinの登録方法

KuCoin(クーコイン)とは

出典:KuCoin

KuCoinとは、香港を拠点とする2017年11月に設立された仮想通貨取引所

CoinMarketCapによると、2021年5月現在の仮想通貨取引所の出来高ランキングは世界5位を誇っています。

KuCoinも、

「世界中の4人の仮想通貨ホルダーのうち1人はKuCoinを使っています!」

と大手ぶりをアピールしていますね。

KuCoinのメリット

それでは、KuCoinを利用するメリットについてみていきましょう。

国内取引所とは比較にならない通貨ラインナップ

​KuCoinでは2021年5月現在、800近い通貨ペアを取引することができます。

1000通貨ペア以上を取引できるバイナンスと比較すると、若干劣るものの、国内の仮想通貨取引所では10~20程度の通貨数しかありません。

KuCoinを利用すれば、海外取引所の圧倒的なラインナップを味わうことができます。

「買いたいアルトコインがあるよ!」って方は、ほとんどのケースでKuCoinを使えば事足りるはずです。

KuCoinは手数料が安い!

KuCoinの取引手数料は、約定金額の「0.1%」となっています。

仮想通貨の種類を問わず一律で「0.1%」なので、「10万円分の仮想通貨を購入したら手数料は100円くらいだな」とわかりやすく考えることができます。

ちなみに、国内取引所の仮想通貨サービス(販売所)を使うと、場合によっては1%以上の取引コストが発生することも。

海外取引所においても、現物取引の手数料の相場は「0.2%程度」であり、Coinbaseで0.1%~0.3%、Poloniexは0.15~0.25%などとなっています。

比較すると、KuCoinの手数料の安さが光りますね。

長期的に手数料は大きなコストとなるので、KuCoinを利用してコストを削減しましょう。

KuCoin Shares(クーコインシェアーズ/KCS)が買える

KuCoin Sharesは、海外の仮想通貨取引所KuCoinが発行する取引所系トークンです。

取引所が発行するトークンの多くは、その保有者の利益となる「特典」が用意されていることが多いのですが、KuCoin Sharesも例外ではありません。

KuCoin Shares(KCS)を保有していると、投資家は以下のメリットを受けられます。

  • KCS保有量に応じて、KuCoinの取引手数量が最大30%割引となる
  • KCS保有量に応じて、毎日配当が行われる
  • KuCoinにどの仮想通貨を上場させるか決める際に「投票権」として使える
  • 四半期ごとに「買い戻し」および「バーン」が実施される(結果、KCSが上昇しやすくなる)

先ほど、「KuCoinは取引手数料が0.1%」と解説しました。

しかし、KCSを持っていると手数料割引が受けられるので、手数料がさらに安くなります。

具体的には、1000KCS保有毎に1%、最大30%まで手数料が割引されるので、「0.1%→0.07%」までの割引余地があります。

KuCoin Sharesはごく一部の取引所(KuCoin、ProBit Exchange、MXC.COM)でしか扱われておらず、定番のバイナンスでも買うことができません。

購入したい方はKuCoinを利用するようにしましょう。

KuCoinは日本語で利用できる

KuCoinは海外取引所でありながら、「日本語」に対応しています。

中小の海外取引所の多くは、日本語に対応しておらず、Google翻訳などを利用しながら英語で利用することになります。

Google翻訳などの機械翻訳はどうしても不自然な日本語になってしまうため、書いてあることの意図がよくつかめないことも。

KuCoinは日本語で利用できるので、国内取引所からスムーズに乗り換えることができるでしょう。

KuCoinのデメリット

一方で、KuCoinにもデメリットはあります。

たとえば、代表的なデメリットとしては以下があります。

金融庁の「仮想通貨交換業者」未登録

日本では、金融庁が「仮想通貨交換業者」として認めた業者のみ「仮想通貨取引所」を営業できる仕組みになっています。

しかしKuCoinは海外取引所であるため、金融庁は「仮想通貨交換業者」としてKuCoinを認めていません。

(あくまで金融庁の立場からすれば)「KuCoinは国内の仮想通貨取引所と異なり、信頼性が不明」ということになります。

とはいえ、これはすべての海外取引所に共通することであるため、KuCoinだけのデメリットとはいえません。

KuCoinは日本円を入金できない

KuCoinは日本円をそのまま入金し、トレードすることはできません。

「ではどうすればいいの?」と思う方もいるかもしれませんが、他の海外取引所と同じく、

  1. 日本円を「国内の仮想通貨取引所」に入金する
  2. ビットコインを購入する
  3. 購入したビットコインをKuCoinに送る

という流れで利用します。

慣れればまったく問題はありませんが、国内の仮想通貨取引所のように、「日本円(JPY)/ビットコイン(BTC)」のペアでトレードはできないので、あらかじめ覚えておきましょう。

KuCoinの買い方

KuCoinの登録は、KuCoin公式サイトから行うことができます。

なお、ここまでKuCoinの解説をしてきましたが、僕は定番の海外取引所バイナンスを愛用しています。