こんにちは!阿部です。
最近では、アイドルグループのメンバーへの人気投票が行われることが多くなりましたよね。
1位に選ばれたら、最高に目立つポジションを獲得して華やかに輝けるという感じです。
自分が推しているアイドルが、一つでも上の順位になれば、とても盛り上がります。
熱心なファンは、投票券をたくさん獲得するために、同じCDを100枚、1000枚と買ったりもします。
「まだ人気は出てないけど、いい子だから応援したい!」
「この子をセンターになるまで、成長させてあげたい!」
そんな気持ちで、お気に入りアイドルに投票するのです。
しかし、これって投資の世界では爆弾を抱えるような危険な考え方なのです。
経済本からわかる投資パターン
大学で経済学の勉強をすると必ず出てくる人の名前があります。
ケインズという経済学者です。
彼は、1936年に『雇用・利子および貨幣の一般理論』という経済の本を発表しました。
今でも、この本の内容が大学で教えられています。
この書の中で、投資家の行動パターンについて分析しているのですが、
投資は美人投票みたいなものだ
彼が言う美人投票理論とは、
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自分が美人だと思う人に投票するのではなく、多くの人が美人だと思う人に投票する。
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というものです。
たとえば、あなたがアイドル総選挙の審査員だとします。
審査員の投じる票の中で、一番多く獲得したアイドルがセンターポジションを獲得します。
そして、この総選挙では、1位になったアイドルに投票した審査員全員に、なんと、、現金1000万円のプレゼントがあるとします。
あなたには、1票投票できる権利があります。
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<A>自分が美人だと思う人に投票をしますか?
<B>みんなに支持されて1位になりそうな人に投票しますか?
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あなたがお金にまったく興味がない人でないなら、おそらく<B>ですよね。
これって、実は、投資にも活かせる考え方なのです。
株やコインや銘柄選びにおいても、あなたがどれだけ惚れこんでも、
他の投資家がその魅力に気づかなければ買い手がいないワケなので、
いつまでたってもなかなか値は上昇はしません。
なので、他の投資家が良いと思っている銘柄を自分も買ったほうが効率のより投資方法になる。
ということをケインズは語っています。
とはいえ、この美人投票理論は、短期投資向きの考え方です。
デイトレードや保有期間が数日から数週間など短いものは、目先の値が上昇するかどうかそれこそが重要です。
もちろん将来性は無視できませんが、その重要度は低くなります。
アイドルでいえば、一発屋で終わるかもしれないけれど、”今が旬”の人物に乘っかかる感じです。
その一方、長期投資の目線で見るなら、逆に、あてはまらなくなります。
これからも堅調に成長して将来、間違いなくブレイクするだろうそんなアイドルを発掘するのです。
業績や将来性のいい銘柄を、誰にも注目されていないときに、しっかり仕込むような感じです。
この使い分けができることは、一生ものの投資スキルとなります。
なので、あなたにも、その選ぶ目を持って欲しいと思うのです。
知りたいなら行動するしかない
仮想通貨市場は、とにかく新しい市場です。
どんな市場でも先行者が得をすることが当然のようにあります。
その先行者利益をもしもあなたが得たいと思うなら、行動するしかありません。
- 目先の値動きに一喜一憂して、 いつ買おう、いつ売ろう、といつも悩んでしまう
- 上がっているはずの銘柄を取引していたのに 自分の資金はマイナスになってしまう
- 下がり始めると胸がグイッと締め付けられて 辛くてチャートを見ていられない
- いつも適切な損切りができずに 塩漬けになってしまう
- 上がる銘柄を探し続けて やたらめったら情報収集をしまくっている
- 「上がれ・・、上がれ・・」 とチャートに向かって念じてしまう
もしもあなたが、一つでも身に覚えがあるようなら、コンマ1秒でも早く行動しましょう!