【仮想通貨トレード】レバレッジ取引に向いている人・向いていない人の違い

仮想通貨トレード

こんにちは、阿部悠人です。

ビットコインのハードフォーク中止が発表されて以来、多くのコインが激しい値動きを見せていますが、価格が上がる理由が明確な時にこそ利用したいのがレバレッジです。うまくレバレッジが利用できればその分、利益も膨らみます。ただ、「レバレッジやってみたいけど、損失が怖いなあ」と、悩んでいる人も多いはず。ということで、今日はレバレッジ取引に向いている人、レバレッジ取引に向いていない人の特徴について話していきます。

その人の性格や資産状況、投資スタイルによって、レバレッジ取引に向いている場合と向いてない場合があります。どんな人がレバレッジに向いているのか、向いていないのか、自身はどうなのかを確認してみてください。「小さな元手(たとえば10万円)で大きな売買(たとえば50万円)」が可能になるレバレッジ取引は、マスターすれば高い資金効率が期待できます。

レバレッジ取引に向いている人

(1)短期投資スタイルの人

レバレッジ取引(特に高レバレッジ)は、長期投資と相性がよくありません。元手(証拠金)が少額である割に、損益の変動が大きくなるからです。暗号通貨はもともと価格変動が高い商品なので、レバレッジを用いると「ハイリスク×ハイリスク」の組み合わせになってしまいます。そのため、値動きを観察したり、すぐにロスカット(損切り)できる環境が必須。また、高レバレッジでの保有が長期化すると、価格変動リスクも大きくなります。ですから、必然的に短期売買スタイルとなるのです。

(2)資産が十分にある人

レバレッジはその仕組み上、損失が証拠金(元手)を上回る可能性があります。つまり、10万円の元手しかないのに、10万円以上の損失が発生することがあるのです。この場合、新たな証拠金を求められることになります(追証)。このため、十分な現金がすぐ用意できる人、もしくはすぐに換金できる資産(株など)を持っている人が向いているでしょう。

(3)値動きが気にならない人

保有しているコインの値動きがあまり気にならない人のほうが、レバレッジ取引に向いているといえます。興味本位で気になったり、理詰めで分析する分には問題ありませんが、レバレッジに恐怖感を抱いてはいけません。

レバレッジ取引によって生活に悪影響が出ては元も子もないので、「激しい値動きに耐えられるメンタルか」は重要だと思います。レバレッジを利用せずとも大きな利益を狙えるのが暗号通貨の魅力の1つなので、向いていないと感じた方は無理に利用せず、慎重に検討しましょう。

レバレッジ取引に向いていない人

(1)長期投資が前提の人

これは、短期投資スタイルの人がレバレッジに向いているのと同じ理由です。長期投資はロスカット設定がルーズ(購入金額から遠い)なことが多いため、そのままレバレッジを用いるとハイリスクになってしまいます。かといって、ロスカットを厳しくするとすぐに引っかかってしまうため、長期投資には向いていません。

(2)余剰資金で投資していない人

暗号通貨に限らず、投資は「余剰資金」で行なうのが原則です。しかし中には、生活費の一部で投資している人もいるかもしれません。それ自体ももちろん勧められませんが、さらにレバレッジを利用することは絶対に避けましょう。

投資は自己責任とはいえ、これは到底勧められません。生活費を削って投資している人は、「多分上がるはずだ」と根拠なく楽観的になっている場合が多いのです。投資の際には、「最悪のケース」を想定して対策することが基本。最悪のケースでも問題ない場合のみ、投資を検討しましょう。

(3)ショート(空売り)したい人

下げ相場でも利益を狙えるショートは有効な戦略となるケースもありますが、「ショート+レバレッジ」の組み合わせはオススメできません。通常のロング(買い)とは異なり、ショートは損失が青天井です。対象コインが値上がりするほど損失が拡大するので、レバレッジを用いなくても正しいテクニックがないと危険。そのため、ショートする場合はレバレッジなしがオススメです。これなら、正しいテクニックがあれば、リスクは許容範囲内といえるでしょう。

まとめ

ここまで、レバレッジ取引に向いている人、向いていない人を解説しました。もちろんこれはあくまで目安。この原則を破りながら利益を出している人もいます。しかし、自信のない方は、まずレバレッジなしの取引を徹底することをオススメします。暗号通貨は、レバレッジなしでも高い利益を狙えるのが大きな魅力です。

正しく取引すれば、レバレッジなしでも2倍、3倍と増やせます。むしろ、レバレッジで大負けし、これまでに積み上げた利益を一気にゼロにしないように注意しましょう。