【仮想通貨トレード】指値と成行注文の使い分け方・違いについて解説!

仮想通貨トレード

こんにちは、阿部悠人です。

今回は、指値注文と成行注文の使い分け方と違いについて解説いたします。

指値注文を入れておくとチャートを見ていない間に、売買を済ませることができます。

かなり便利なので、しっかり学んで成行と使い分けてみてください!

指値注文と成行注文

仮想通貨の注文方法の代表的なものは「指値注文」と「成行注文」です。

この他にも逆指値注文など色々な種類がありますが、もっとも使用頻度が高いのはこの2つです。

「成行注文」は、最も基本的なベースとなる注文方法で「価格を指定しない注文」という特徴があります。

たとえば、買いの成行注文は、「いくらでもよいから今すぐ買う」「いくらでもよいから今すぐ売る」という意思表示です。

「注文が約定すること」を第一に優先しているため、有利な価格で約定しない可能性があります。

有利な価格で約定しないとはいえ、とんでもない価格で約定することはほとんどありません。

「板」にはさまざまな価格で注文が出されていますが、基本的にはその中で有利な価格と約定するからです。

それに対して指値注文は、「〇〇円より有利な価格なら買います」「〇〇円より有利な価格なら売ります」という注文方法で、金額を指定して注文します。

たとえば、買いの指値注文は、「〇〇円以下なら買います」となり、それ以上の価格でしか売ってくれる人がいない場合は約定しません。

このことから指値注文と成行注文の使い分けとしては考えられるのは、「価格優先なら指値」「確実かつスピード重視なら成行」ということになります。

成行注文と指値注文、どちらが優れているか?

このように、指値注文と成行注文にはそれぞれ特徴がありますが、一般的な注文のシーンに限定した場合は、どちらが優れているか考えていきます。

統計があるわけではありませんが、注文を出す際に「成行派」と「指値派」が存在するとすれば、個人投資家では「成行派」のほうが多い印象です。

しかし値動きの激しい仮想通貨に投資する場合は、個人的には指値注文をオススメしたいところです。

なぜなら、成行注文には高値で購入してしまうというリスクがあります。

ただ、通常の環境では成行注文だからといって著しく不利な価格での約定はめったにありません。

とはいえ万が一損失を被る可能性を考えると、一手間を掛けて指値にし、「これをより不利な価格では約定させないぞ」と、リミッターをかける方がベターではないかと思います。

もちろん、あまりにも注文価格が低すぎる場合には約定がされない場合もあるのでその点には注意が必要です。

したがって、どちらが優れているかは難しいところですが、どちらか1つだけを利用するなら「指値注文」をオススメします。

指値注文が優れているシーンは?

指値注文が優れているシーンとして、「いくらまでなら買いたい(売りたい)」という意思が決まっているケースが挙げられます。

この場合は、仮に指値注文を選択したことで約定しなくても、希望の価格ではなかったわけですから「良し」と捉えることができます。

また、その他の指値注文が活きるシーンとしては、値動きの激しいコインなどで「待ち伏せ」するように有利な価格に入れておくケースです。

たとえば、1BTC=850,000円の時に、1BTC=800,000円で指値買いの注文を入れておくようなイメージです。

ちなみに、売りの場合も同様に、相場より高く注文を入れておきます。そうすれば、万が一約定すれば儲けものです。

成行注文が優れているシーン

一方、成行注文を選んでもよいシーンは、将来性の高いコインへ長期投資する場合などです。

多少不利な価格での約定になっても、約定価格にシビアになる必要がないケースでは成行注文でも良いでしょう。

ちなみに、このような場合は、「安く買えるのではないか?」と指値注文を有利な価格(安い価格)で入れておくと、結局そこまで下がらずに相場が上昇し、成行で買うことになりかねませんが、これでは本末転倒ですね。

押し目(一時的な調整)なく上昇するような強い相場では、確実に約定させるために成行で買いに行ったほうが良いでしょう。

また、同様に、今すぐ売りたい場合も成行注文が良いです。

特に、売り注文に関しては、場合によってはのんびり指値注文を入れている場合ではないこともあります。

「売りは迅速、買いは悠然たれ」という言葉もあるくらいですのでここだ!というタイミングで一気に売り抜けたいところです。

まとめ

 

もちろん、この他にも注文方法はありますが、この2つが最も使用頻度が高いものですので、しっかり理解し、使いこなせるようになっておきましょう!

意識して使い分けができるだけでも、小さい利益を積み重ねていけるので後々大きな利益になっていることでしょう。