価格が連動して増減しやすい通貨、匿名三兄弟(モネロ、ダッシュ、ジーキャッシュ)

仮想通貨用語解説

こんにちは、阿部悠人です。

ビットコインが上がればビットコインキャッシュが下がり、ビットコインが下がればビットコインキャッシュが上がるように、この他にもまだ、価格が連動する通貨があります。

匿名三兄弟

今日紹介する、匿名三兄弟と言われる下記3つの通貨です。

  • Dash(ダッシュ)
  • Monero(モネロ)
  • Zcash(ジーキャッシュ)

これらの通貨も、どれかが上がった後に釣られて上がってくることが多いので最初に上がった通貨に仕込みそこなった時は他の通貨を購入しておくことで資産を増やせる可能性がグッと高まります。

この3通貨は時価総額トップ20に入る人気通貨なのですが、日本ではあまり話題になっていないように思います。つまり、まだまだ日本人にとってマイナーだということです。ですから、上昇余地があるとも言えます。

暗号通貨を時価総額順に並べた表ですが、Dashは6位、Moneroは9位、Zcashは16位となっています。(11月28日時点)兄弟同士は匿名通貨というライバル関係にあります。しかし、リサーチしてみると各コインによって異なる特徴が見えてくるので、三兄弟の性格をまとめていきます。

Dash(ダッシュ)

ダッシュは2014年に公開された時価総額6位の暗号通貨です。匿名性が高く、誰が誰にダッシュコインを送金したかわからない設計になっているのが特徴です。ビットコインにおいても「ビットコインアドレス」のみが公開されているに過ぎず、個人を特定することはできません。そもそも暗号通貨全般が匿名性が高い通貨です。

しかし、ダッシュは「コインミキシング」技術によりシャッフルして送金するため、さらに匿名性が高くなっています。また、ビットコインでは約10分を要する取引がダッシュでは「即時」完了するメリットもあります。

Monero(モネロ)

モネロは、2014年に公開された暗号通貨です。時価総額は9位。上記で紹介したダッシュと同様、匿名性が高いことがメリットの暗号通貨です。ダッシュが取引をシャッフルすることで匿名性を確保しているのに対し、モネロはCryptoNoteというプロコトルを利用し、「リング署名」することで匿名性を確保しています。同じ匿名性コインであっても、その方式が異なるということですね。取引に要する時間は約2分です。

また、これから日常での利用が増え、取引量が多くなると、処理しきれなくなるのではないかという懸念がビットコインにはあります。しかし、モネロはブロックサイズ制限がないためそのような心配がない点も注目されています。

Zcash(ジーキャッシュ)

ジーキャッシュは「第2のビットコイン」と呼ばれる暗号通貨です。コイン発行枚数はビットコインと同じく2100万枚で、決済機能が中心。ビットコインと似ている部分があります。モネロ・ダッシュなどと同じく、匿名性が高いことがウリですが、ジーキャッシュは「送金側のアドレス」「受け取り側のアドレス」「送金した金額」の3つを完全に不明にしました。ジーキャッシュの登場まで、このような暗号通貨は存在せず、匿名性の高い暗号通貨の中でも、最強クラスの匿名性を誇っていると言ってよいでしょう。

まとめ

ここ最近の3つのチャートを見比べて欲しいのですが、ダッシュが高騰して落ち着いてきたところでジーキャッシュ、モネロが高騰してきていたり、ジーキャッシュの高騰後にダッシュ、モネロが高騰しているのがハッキリわかると思います。こういった法則を知っておくだけでも着実に利益を積み重ねていけますので覚えておくといいでしょう!