ということで今回は、仮想通貨のハードフォークについて詳しく解説していきます。
過去の事例をもとに、価格の変化も徹底解説致します。
さっそく見ていきましょう!
ハードフォークってなに?
フォークというのは英語で「分岐」という意味です!
ハードフォークというのは仮想通貨のアップデートのこと。
ハードフォークが行われたタイミングで、仮想通貨は旧ルールのままのコインと新ルールに適応したコインに分かれます
旧コインと新コインの間には互換性がなく、別々の通貨として存続します。
この際、それぞれの通貨の価値も別々になります。
代表的なのは、
ビットコイン(BTC)➡ビットコインキャッシュ(BCH)
イーサリアム(ETH)➡イーサリアムクラシック(ETC)
なんでハードフォークをするの?
コインの問題を解決するためにケンカが起こります!
ビットコインがハードフォークしたときは、
取引情報を記載するブロックの大きさを従来よりも大きくしよう(1MB→8MB)
取引情報をコンパクト(圧縮)にしてブロックの大きさは従来通りのままにしよう(segwit実装)
2つの意見でケンカ勃発!
対立が続いたので、「じゃあ、もういい別のコインを作っちゃおう」ということでBCHが誕生しました!
BTCとBCHの違いを図にすると
BCH➡データが入る箱(ブロック)を大きく
BTC➡データそのものを小さくしてたくさん入るように
したかの違いです!
ハードフォークは超お得なキャンペーン!
ハードフォークすると、新しい通貨がタダでもらえます
たとえば、BCHの時には、分裂した時点でビットコインを保有していた人は、ビットコインと同量のビットコインキャッシュを付与されています。
既存の通貨とともに。新しいコインの価値も上がっていけば、資産も一気に増加します!
しかし、、、
その後もビットコインはたくさん分裂して、よく分からない通貨がたくさん誕生しました。(ビットコインダイヤモンド・ビットコインゴッドなど)
そのため、だんだんとハードフォークに対する期待は薄れていきました。
過去のハードフォークの価格推移
BCH(ビットコインキャッシュ)2017年8月1日誕生
ビットコインは、当日に4万円下落。
終了後は売り圧が強くなるので、下落する可能性が高いです。
しかし、その後すぐに上昇し、4日後の8月5日以降はハードフォークの前よりも大きく価格が上昇しました。
このときは、分裂前にはビットコインはそれほど上昇していません。
初のハードフォークということで多くの人がそのメリットを理解していなかったためだと考えられます。
ビットコインキャッシュの初値は2万円。
その後グングンと値を上げ、数時間で6万円まで急騰しました。
これで、多くの人が「ハードフォークは美味しい!」と認識しました。
その後は、価格が急落していますのでは新たなコインも早めに売り切るのが良いでしょう!
ビットコインゴールド(BTG)誕生(2017年10月24日)
2017年10月24日ビットコインゴールド(BTG)が誕生した際、ビットコインは一時60万円まで急落しました。
しかし、たった2日でハードフォーク前の水準まで価格を戻しています。
この時は、当日の1か月前ほどから上昇しています。
前回のBCHがかなり高騰したので、期待しての買いが多かったのだと考えられます。
ハードフォークまとめ
- 既存のコインから新たなコインが誕生すること
- 新しい通貨がタダでもらえる(場合がある)
- 終了後は売り圧が強くなるので下落する可能性が高い
- ハードフォーク直後に下落する可能性大
- 直後はすぐに売り切ることが大事
- できなければ焦らずに上がるのを待つ
いかがでしたでしょうか?
今回は仮想通貨のハードフォークについて解説しました。
ハードフォークで短期的な利益を取れるように頑張りましょう!