「NFT(ノン・ファンジブル・トークン/Non-Fungible Token)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「今後数年で急成長する分野だから、あらかじめ知っておきたい」
と、思っていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説。
さっそく、詳しくみていきましょう。
NFT(ノン・ファンジブル・トークン/Non-Fungible Token)とは
NFTとは、「代替できないトークン(仮想通貨)」のことです。
たとえばビットコインでは、Aさんの持つ1BTCと、Bさんの持つ1BTCは「同じ価値」を持ちます。
互いに交換できるので、代替することができるということです。
しかしNFTは固有のものであり、別のNFTと等価交換できないものとして区別されます。
このような性質を利用し、ブロックチェーンゲームにおいては「特定のアイテム」をトークン化し、自由に送ったり売買したりできるようにするために用いられます。
もちろん用途はゲームに限らず、今後は不動産をNFTに置き換えることで、流動性を持たせる(より柔軟に所有権を移転できる)ような試みも行われていくと予想されています。
NFTの市場規模は、2019年には約220億円でしたが2020年には約330億円に成長。
今後、より加速度的に市場規模が拡大すると考えられています。
NFTの仕組みと特徴
ここから、NFTの仕組みや特徴をもう少し詳しくみていきましょう。
NFTは例外なく「固有」のもの
NFTは特定の銘柄を指す言葉ではないので、NFTとして発行されているトークンは多くあります。
しかしどんな種類のNFTも、それぞれは固有のものです。
たとえば、あるNFTは、ブロックチェーンゲームのクリプトキティーズ(CryptoKitties)のキャラクターに割り当てられているとします。
一方で、別のNFTは、ブロックチェーンゲームのザ・サンドボックス(The Sandbox)で、ある土地の所有権を示しているとします。
このとき、両方とも「NFT」ではあるものの、それぞれのトークンは別のとして区別されます。
別のゲームはもちろんのこと、同じゲーム内でも別のキャラやアイテムであれば、NFTはやはり固有のものです。
NFTは「分割」できない
1000万円の価値を持つ不動産がNFTで発行されたと仮定します。
このとき、NFTを分割して、少額で取引することはできません。
ビットコインの場合、1BTC=500万円でも、0.1BTCにすることで50万円、さらに細かくすれば1000円以下にも分割できますよね。
しかしNFTは分割できないので、トークンとアイテムを常に「1:1」の構図で表すことができるのです。
NFTは簡単に「所有権の移転」が可能
なぜ固有のアイテムや不動産をNFTに置き換える必要があるのでしょうか?
それは、現在、法定通貨をビットコインなどの仮想通貨に置き換えようとしている理由と同じ。
簡単に送ることができ、所有権が移転が容易だからです。
また、ブロックチェーンを用いているので、所有者の移転を追跡することができるというメリットもあります。
NFTの関連銘柄と買い方
NFTに投資する場合、考え方はふたつあります。
- NFTそのものに投資する
- 関連銘柄に投資する
前者の場合、ゲームでいえば「特定のアイテムに投資する」ことになり、選択肢は無限大にあります。
後者では、NFT市場が拡大すると恩恵を受ける銘柄に投資することになります。
ここではベターな後者の投資を狙うと仮定し、代表的な2つの銘柄「エンジンコイン」と「The Sandbox」を取り上げます。
エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインには、NFTを発行する機能があるため、NFTのプラットフォームとしても機能します。
またゲームに特化したブロックチェーンでもあるので、今後ブロックチェーンゲーム関連のNFTの成長と連動して、値上がり益が期待できそうですね。
2021年には、NFTのスケーラビリティを高める新たなソリューションが発表されており、投資家から注目を集めています。
エンジンコインはコインチェックもしくはバイナンスで買えます。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
人気ゲームシリーズの「The Sandbox」は、ゲーム内空間の土地をNFTとして発行しています。
このNFTはコインチェックがすでに投資目的で購入しています。つまり、「バーチャル空間の不動産投資」というわけですね。
今後コインチェックは、自社のNFTマーケットプレイスでThe Sandboxを含むNFTを売買できるようにする見通し。
The Sandboxの独自トークンSANDは見逃せない銘柄です。
SANDは海外取引所のバイナンスで買うことができます。