ということで、今回はICOのプレセールとクラウドセールの違いについて解説いたします。
2018年は沈んでいますが、2017年はICOが大盛り上がりの1年となりました。
有力なICO案件も多数あったので、大きな利益を得られた方も多いのではないでしょうか?
このような状況により多くの人が「ICO」を知ることとなりましたが、重要な「プレセール」「クラウドセール」といった言葉の意味はあいまいになっている方が多いようです。
知らないまま購入していると損をすることになりかねないので、この記事でしっかり学んでいきましょう!
プレセールとは?
プレセールとは、後述する「クラウドセール」よりも早い段階でおこなわれる公募のことです。
「プリセール」と呼ばれることもあります。
クラウドセールもプレセールもトークンが取引所に上場する前に参加する点は同じですが、下記のような違いもあります。
プレセールでは、
- トークンが早く手に入る
- 安い金額で手に入る
- リスクは少し高め
- 必ずプレセールがあるとは限らない
ということです。
まず、プレセールはクラウドセールよりも早いタイミングで公募されます。
また、安くトークンが手に入るという特徴があります。
割引率はICOによって20%だったり50%だったりバラバラですが、大抵クラウドセールと比べるとかなりオトクです。
この割引こそ、プレセール参加の代表的なメリットといえます。
ICOにプレセールで参加するデメリット
プレセールにはクラウドセールよりもリスクが高いというデメリットもあります。
なぜならいち早く投資することになるため、「プロダクトが本当に完成するのか?」などの見極め材料が少ない状況で決断しなければなりません。
ちなみに、すべてのICOで必ずプレセールがおこなわれるとは限らず、クラウドセールのみが実施される案件もあるので覚えておきましょう。
クラウドセールとは?
クラウドセールとは、プレセールの後に実施される、ICOのメインとなる公募のことです。
クラウドセールには、主に下記の特徴があります。
- もっとも一般的なICOの参加方法
- プレセールより高い金額で買うことになる
- 1ヶ月、2ヶ月など応募期間が決められている
プレセールでは不確定要素の多い状況で投資することになりますが、クラウドセールの段階になるとネット上にも情報が充実してきます。
つまり、多くの投資家にとって、クラウドセールのほうが参加しやすい環境だといえます。
また、一般的に「ICO」といった場合、このクラウドセールを指す場合が多いでしょう。
要するに、クラウドセールは王道のICO参加方法ということですね。
ただし、クラウドセールでの購入金額はプレセールよりも高くなります。
「必ずこのICOに参加する」と決まっている場合はプレセールで買ったほうが安いのでよいということになります。
取引所上場後に購入する方法も
ICOに参加する上で注意したいのが、トークンは「上場しないリスク」を抱えているということです。
それを避けるなら、上場してから購入するという選択肢もあります。
(こちらはICOとは言えませんが…)
上場後のトークン購入は、ICOと比べてどのような特徴があるでしょうか?
上場後に購入するのは、
- 遅いタイミングでしか手に入らない
- 価格は不明
- すぐに売ることができる
- 安心感は強め
上場後に購入する場合、買うタイミングはもっとも遅くなります。
また、取引所での購入となるためいくら支払えばトークンが手に入るのかも不明です。
評価が右肩上がりのICO案件の場合、取引所に上場した時点でかなり割高になっているでしょう。
ICOではなく上場後に購入するメリット
上場してから購入する場合のメリットは2点あります。
上がればすぐに売り注文を出すことができること。
また、「上場しないリスク」がないため、安心感が強いというメリットもありますね。
プレセール、クラウドセール、上場後はどれも一長一短
このようにまとめてみると、どのタイミングで購入しても一長一短であることが分かります。
もちろん、入念なリサーチをおこないつつ、もっとも早いプレセールでの購入すれば大きなリターンが期待できます。
それでは、どの段階でICOに参加するのがよいのでしょうか?
個人的には、早いタイミングでの購入は上級者向けだと思います。
ICO初心者の方は、まず上場後やクラウドセールで少額投資してみるのがオススメです。
今回は、「プレセール」と「クラウドセール」の違いについてご紹介しました。
言葉の意味や、どちらがよいのか迷っていた方はぜひ参考にしてみてください!