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スケーラビリティ問題とは?ビットコイン・イーサリアムの事例と解決法

仮想通貨用語解説

「スケーラビリティ問題ってなんだろう?」

よく耳にする仮想通貨用語だけど、解決法はないの?

と、疑問を感じていませんか?

そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。

この記事でわかること
  • スケーラビリティ問題とは
  • ビットコインとイーサリアムのスケーラビリティ問題
  • スケーラビリティ問題の解決法

さっそく、詳しくみていきましょう。

スケーラビリティ問題とは

スケーラビリティ問題とは、仮想通貨のトランザクション(取引)が処理能力を上回り、「手数料高騰」や「取引の遅延」が発生してしまうことです。

「スケーラビリティ」とは規模の拡大への適応力のこと。

ビットコインやイーサリアムは需要に対して処理能力が追いついていないため、特にスケーラビリティ問題が発生しやすい銘柄だといえます。

スケーラビリティ問題は、「ブロックチェーン技術」を用いている仮想通貨特有の問題です。

仮想通貨は、ネットワークを非中央集権的に稼働させるためにブロックチェーンを使っています(非中央集権的とは、特定の運営企業が存在せずネットワーク全員で管理していること)。

ただしブロックチェーンには、トランザクションを記録する「ブロック」の容量に限界があります。

そのことが、スケーラビリティ問題の発生原因となっています。

ビットコインとイーサリアムのスケーラビリティ問題

スケーラビリティ問題の状況は、仮想通貨によって異なります。

ここでは、ビットコインとイーサリアムのスケーラビリティ問題について詳しくみていきましょう(とはいえ、多くの仮想通貨に共通する内容です)。

ビットコインのスケーラビリティ問題

スケーラビリティ問題はトランザクションの混雑時に発生するため、人気の仮想通貨であるビットコインでは特に深刻です。

ビットコインはブロックチェーンの「ブロック」が1MBと比較的小さくなっています

この1MBに入り切らなかったトランザクションは、「未処理のトランザクション」として後回しにされます。

スケーラビリティ問題における「取引の遅延」の原因です。

また、ビットコインでは送金手数料を高く設定している送金者のトランザクションが優先して処理されます。

送金手数料を安く設定していると、いつまで経ってもトランザクションが未処理のまま(つまり送金できない)ため、これを避けるためにはトランザクション手数料を引き上げる必要があります。

結果、「手数料の高騰」も発生してしまいます。

ビットコインは2017年の仮想通貨バブルで、スケーラビリティ問題が深刻化しました。

当時、ビットコインはたった1回のトランザクションで、手数料が55ドル(約6000円)を記録したこともあります。

イーサリアムのスケーラビリティ問題

イーサリアムもブロックチェーンを用いた仮想通貨です。

そのため、ビットコインと同じく、「取引の遅延」や「トランザクション手数料の高騰」が発生します。

とはいえスケーラビリティ問題が発生する要因は、ビットコインとは少し異なっています。

2021年現在、イーサリアム上のDeFi(分散型金融)が大流行中。

たとえば、分散型の仮想通貨レンディングサービスにトークンを預けたり、AMM(自動マーケットメーカー)の流動性プールに仮想通貨を預けたりして利息収入を得る「ステーキング」や「イールドファーミング」「流動性マイニング」が可能。

DeFiをうまく活用すると、年利100%を超える利回りを得られることもあるため、多数の投資家を引きつけています。

ただし、これらはトランザクションを増加させ、スケーラビリティ問題を深刻化させています。

そのほか、イーサリアム上の米ドル連動型ステーブルコインUSDT(テザー)の送金量増加、NFT(ノンファンジブルトークン)の流行も、スケーラビリティ問題の背景にあります。

イーサリアムでスケーラビリティ問題が発生すると、トランザクション1回の手数料が数千円に上ることもあります。

スケーラビリティ問題の価格への影響と、解決法

スケーラビリティ問題は、短期的には仮想通貨市場における大きな課題です。

しかし、長期的には、スケーラビリティ問題は解決されると考えられています。

その理由についてみていきましょう。

レイヤー1のスケーラビリティの向上

レイヤー1とは、仮想通貨のメインのチェーンを指します。

ビットコインならビットコイン自体、イーサリアムならイーサリアム自体のブロックチェーンのこと。

レイヤー1のスケーラビリティは、技術的に向上させることが可能です。

たとえば、以下の手法が取られています。

  1. ブロックチェーンの「ブロック」の容量を大きくする
  2. ブロックに書き込むデータを圧縮して、より多くのデータを記録できるようにする
  3. 取引を承認する人を絞り込んで効率化する

ただし、上記にはデメリットもあります。

①では仮想通貨の仕組み上、大規模なマイニング業者しかマイニングができなくなります(マイニングとは仮想通貨の仕組みを維持する代わりに、その仮想通貨を報酬として得る行為)。

②ではマイニング業者の報酬が減少するため、コミュニティから反対を受けやすくなります。

③は無理なくスケーラビリティ問題を解決する有力な方法ですが、仮想通貨が「中央集権的」になりやすくなります。

とはいえ、仮想通貨には多くの種類があり、用途に応じて必要な能力は異なります。

求められる能力に特化すれば、レイヤー1でもスケーラビリティを確保することは十分可能。

最近では、そうした考え方からPolkadot(ポルカドット)Binance Smart Chainバイナンススマートチェーンなどを活用した仮想通貨が高く評価されるようになっています。

レイヤー2でスケーラビリティ問題を軽減

レイヤー2とは、メインのブロックチェーンであるレイヤー1とは異なるチェーンのこと。

たとえばイーサリアムでいえば、レイヤー1はイーサリアム自体であり、レイヤー2はイーサリアムを補助するチェーンです。

スケーラビリティ問題の深刻化を受けて、多数のレイヤー2プロジェクトがプロダクトを提供するようになっています(レイヤー2の仮想通貨の一例としては、「Celer Network(セーラーネットワーク/CELR)」「ZKSwap(ZKS)」「Matic Network(マティックネットワーク/MATIC)」などがあります)

スケーラビリティ問題は仮想通貨の致命傷?

「スケーラビリティ問題は仮想通貨の致命傷だ」という意見がありますが、近年では様々なスケーラビリティ向上のための解決策が出てきています。

たとえば、チャーリー・リー氏は、ビットコインのみではスケーラビリティ問題を避けられないものの、ビットコインのスケーラビリティ向上の技術であるLightning Network(ライトニングネットワーク)とSegWit(セグウィット)を組み合わせると、5億人のユーザーの利用に耐えられるとしています。

またビットコインよりもスケーラビリティが高いライトコイン(LTC)を状況に応じて使い分けると、最低20億人のトランザクションに耐えられるとしています。

このように、1種類の仮想通貨や技術でスケーラビリティ問題が解決できなくても、複数の仮想通貨や技術を用いることでスケーラビリティを解決できます。

スケーラビリティ問題が深刻化すれば、それに対応する仮想通貨プロジェクトが次々に登場するため、スケーラビリティ問題が仮想通貨の長期的な課題になることは考えにくいでしょう。