こんにちは、阿部悠人です。
暗号通貨投資は、「質の高い情報」を集めることが重要です。ということで、今日は、知っておきたい暗号通貨の専門用語について詳しく話していきます。先ほども言いましたが、暗号通貨投資は特に、情報を集め、それに基づいて投資判断する必要があります。
このとき重要なのが、一通りの暗号通貨の専門用語を理解していること。なんてことない用語につまづいて、理解が遅たり、躊躇してしまったり、いちいち調べているようでは、投資のチャンスを逃しかねません。
そこで今回から数回は、一通りの専門用語に対しての理解を深めて欲しいと思います。暗号通貨の世界はとっつきにくい?暗号通貨の世界には、普段は用いないような言葉があります。「とっつきにくいなあ」「よくわからない」と感じる方もいるはずです。
しかし、このような感じを抱くのは最初だけです。最初は用語を理解できず、つまづいたり立ち止まったりしてしまうこともありますが、慣れればなんということはありません。たとえば、バイトでもそうですよね。入ったころは分からないことばかりで大変だったはずです。
ですが、何回もこなしている内にほとんど無意識にできることも多くなったのではないでしょうか?暗号通貨投資においても同じように、専門用語を意識せずに使えるようになる日がきます。
どのような内容が書かれていて、それが何を意味するのか。暗号通貨を買い増しすればよいのか、すぐに売らなければならないのか。このような判断ができるようになるにはもうひと踏ん張りです。以下、知っておきたい専門用語を列挙します。
「ア行」暗号通貨の専門用語
暗号通貨
暗号通貨とは、「インターネット上のみに存在する通貨」のことです。ビットコイン・イーサリアム・リップル・リスクなど、さまざまな種類があり、その総称として用いられます。暗号通貨の他に「仮想通貨」という呼び方もあります。暗号通貨と仮想通貨は異なるとする定義付けもありますが、一般的な理解では同じものと考えて差し支えありません。
暗号通貨1.0
基本的な機能(決済・送金)のみが搭載された暗号通貨のことです。シンプルにお金としての機能を果たす暗号通貨と考えるとわかりやすいでしょう。ビットコインは暗号通貨1.0の代表的な存在です。
暗号通貨2.0
暗号通貨2.0は、暗号通貨1.0に付加価値(新たな機能)を付けた暗号通貨のことです。暗号通貨1.0は送金(お金のやり取り)の機能しかありません。さらに利便性を高めるため、付加価値を付けた暗号通貨2.0が存在します。代表的な通貨にはイーサリアムがあり、暗号通貨1.0の「送金」機能にプラスし、「スマートコントラクト」という機能が付加価値となっています。
イーサリアム
暗号通貨の1つです。時価総額はビットコインに次いで第2位。ビットコインと並んで、代表的な暗号通貨といえます。スマートコントラクトという機能が最大の特徴。これは、さまざまな契約をインターネット上に保存し、決済を実行などの機能があるものです。「○月○日、A氏→B氏にいくら支払う」などの情報を登録すると、確実に実行され、さらにその情報は半永久的に保存されます。
ウォレット
ウォレットとは、暗号通貨を保管する財布のことです。暗号通貨を利用するための秘密鍵などを保存し、安全に利用できるようにします。
- パソコン上のウォレット(デスクトップウォレット・ソフトウェアウォレット・クライアントなどと呼ばれる)
- インターネット上のウォレット(オンラインウォレット・ウェブウォレットなどと呼ばれる)
- スマホ・タブレット上のウォレット(モバイルウォレットなどと呼ばれる)
- 「ハードウェアウォレット」
- 「ペーパーウォレット」
このようにさまざまなな種類があり、使い分けがされています。長期保存に適しているウォレット、すぐに支払いが可能で便利なウォレットなど、それぞれに特徴があることが、使い分けをされている理由です。
「カ行」暗号通貨の専門用語
キプロス・ショック
2013年、キプロス共和国で発生した金融危機のことです。この出来事によりキプロス国民がビットコインを大量購入し、ビットコイン価格を大きく跳ね上げる要因となりました。
キプロス国民がビットコインを購入したのは、預金封鎖などの制限を逃れ、「自国通貨→外貨」へ両替するため。結果的に、ビットコインや暗号通貨が大きく注目されるキッカケとなりました。
51%攻撃(51%アタック)
現実には発生したことはありませんが、起こり得ることが懸念される、ビットコインシステムへの攻撃のことです。ビットコインなどの「Proof of Work」アルゴリズムを採用する暗号通貨は、悪意を持ったグループがマイニング(採掘)量の50%以上を占めると、暗号通貨システムを乗っ取ることができます。
ただし、他のウォレットの通貨を盗むなどの完全なる乗っ取りはできないため、メリットは薄いのではないか、とされています。混乱を生じさせて、価値が下がれば、せっかく獲得したビットコインから、利益が出ませんからね。51%攻撃が実現すると起こり得ることとして、暗号通貨を送金できなくしたり、マイニング報酬を独占したりすることが考えられます。