こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→下落!
ビットコイン昨日の夜のから約1万円ほど落としてきました。
現在はまたレンジ相場で推移していて、三角持ち合いのような形を作っています。
三角持ち合い
時間が経つにつれて段々と価格幅が小さくなり、二等辺三角形の様な形を描くチャートパターンのこと。三角形の収束点が近づくほど上か下に大きく動く。
時価総額トップ10通貨でも、全体的に数パーセントの下落となりました。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でPolymath (POLY)が約17%の高騰。
セキュリティトークン発行者向けのサービスを提供する「Netcoin」との提携が先日発表され、期待感が高まっていますね!
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①リップル社に続き、リップル関連会社「Coil」がビル・ゲイツ財団と提携!
ゲイツ財団、リップル社に続きCoilとの提携を発表|貧困層への送金システムの構築を目指すhttps://t.co/80Hx8t9k09
ゲイツ財団がリップルに続き、ILPを利用するCoilと提携を発表。
ゲイツ財団の運営するMojaloopネットワーク発展を目的に、貧困層の方々に向けた送金システムの構築を目指す。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月19日
元リップルCTOが率いるブロックチェーンスタートアップ「Coil」(コイル)が、ビル・ゲイツ財団と提携したことが分かりました。
提携の目的として、銀行口座を持たない世界20億人への決済システム普及を目指す「Mojaloop」(モジャループ/リップル社の決済システム)の整備が挙げられています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②有名カストディ「BitGo」、ゴールドマン・サックスから出資
#GoldmanSachs とマイケル・ノボグラッツ氏が #BitGo に出資!
BitGoは #仮想通貨 のウォレットとカストディサービスの会社で、機関投資家の参入の鍵を握ると期待されています🤔https://t.co/5tG1xuL6U3
—#Bitcoin #Ethereum #Ripple #ゴールドマンサックス
— コイン東京 COIN TOKYO|仮想通貨の最新ニュース・速報 (@COIN_TOKYO_JP) 2018年10月19日
アメリカ最高の信頼性を誇るとされるカストディ(仮想通貨保管サービス)「BitGo」が、世界的金融企業「ゴールドマン・サックス」およびギャラクシー・デジタルの「マイク・ノボグラッツ氏」から出資を受けたことが分かりました。
出資金額は、合計1500万ドル(約17億円)。
BitGoはこれまで合計し7000万ドル(約80億円)の資金調達に成功しています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
BitGoはアメリカ初の公認カストディアンです。
機関投資家の莫大な運用資産を、安全に保管するのがその業務ですね。
仮想通貨市場が上昇しない原因の1つにカストディサービスの不足があります。
つまり機関投資家は「仮想通貨に将来性がない」から投資をしないのではなく、「仮想通貨を安全に保管できる場所がまだない」から投資できないのです。
その現状を考えたとき、BitGoに多額の出資が集中していることには大きな意味があります。
つまり、「金融のプロによるBitGoへの出資が増えている」=「今後、機関投資家が増加することは間違いないと考えられている」=「上昇トレンドの再来も濃厚」という方程式が成り立つからです。
③TRON(トロン)が中国のグーグル「百度」(バイドゥ)と協力!
Tron(トロン/TRX)が”中国版グーグル”百度(バイドゥ)と協力へ!#ニュース #取引所 #仮想通貨 #暗号通貨 #Tron #TRX #トロン #百度 #バイドゥ #ブロックチェーン #クラウド #サーバ #コンピューティング https://t.co/YfVokAfmLg
— BITDAYS@仮想通貨ニュースメディア (@bitdays_jp) 2018年10月19日
時価総額ランキング第11位(2018年10月)の「TRX」を有するプロジェクトTRON(トロン)が、中国最大の検索エンジン「バイドゥ」(百度)と協力することが明らかになりました。
- 相互接続性の最大化
- ブロックチェーンプロダクトの構築や運用
で協力していくとしています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
バイドゥといえば、中国政府の仮想通貨規制へ協力したことがある企業。
ちょっとネガティブなイメージを持っている人も多いでしょう。
それがTRONとの提携だなんて「本当なのかな?」と思いましたが、やはりというべきか、どうもTRONはバイドゥのクラウドサーバーを利用しているだけのよう。
バイドゥからの公式発表がないのもうなずけます。
これって、「TRONがバイドゥのサービスを利用しているだけ」の状況ですね。
ネット上では「提携とはいえない」との声も上がっていますが、そういう理由でしょう。
「バイドゥの名を使ったマーケティング戦略」が見え隠れするニュースで、TRONのしたたかさに脱帽です!
④カルダノの創始者、仮想通貨EOSを強く批判
仮想通貨カルダノ共同創設者ホスキンソン氏が、コインテレグラフ日本版のインタビューに答えてEOSを痛烈に批判。システム面、科学面、倫理面で問題があると指摘した。
イーサリアムのヴィタリックと議論になることもあるホスキンソン氏だが、EOSの問題は次元が違うという。https://t.co/WE3kbxS2su
— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月18日
仮想通貨CardanoADA(カルダノ)の創始者チャールズ・ホスキンソン氏が、仮想通貨EOS(イオス)を痛烈に批判しています。
業界で強い影響力を持つ氏がこれほど強くEOSを批判したことから、注目が集中。
なぜホスキンソン氏はEOSを批判しているのでしょうか。
- 取引を承認する役目「スーパーノード」の報酬が高すぎることで(年1%)、一部の人々が得をするシステムになっている
- トークンの90%を、わずか1%のアカウントが保有している(中央集権的)
- EOSはシステムの情報を公にせず、科学的証明が不十分になっている
批判はおおむね、EOSの上記のような特性に向けられています。
阿部悠人の考察(重要度★)
どの批判も一理あり、またホスキンソン氏の意見に同意して、EOSには投資しないと決めている人もいるでしょう。
とはいえ、これは奥が深い問題です。
たとえば、たとえば中央集権的という点は、リップルも同様に批判されています(リップル社の関与が大きいため)。
それは事実かもしれませんが、一方、それゆえのリップルのメリットがあるのもまた事実。
たとえば送金速度が早い、手数料が安いなど。
ですので、EOS、イーサリアム、ビットコインなどはそれぞれ活躍できる場所が違うだけなのではないか、と考えています。
まあ、、、そういう部分はホスキンソン氏もよく分かってはいて、簡単にいえば「EOSは上層部が好き放題やり過ぎじゃないのか?」と言いたいのでしょう(笑)
明日のビットコイン予測
現在はビットコイン三角持ち合いの様な形を作っていますが、この三角形を上に抜けたからと言ってその後大きく上昇するとも限りません。
今度は72万2千円のラインが抵抗帯になっているので、上昇してもそこで叩き落される可能性が高いです。
逆に下に抜けたとしても、71万2千円のラインを深掘ってくるまでは一気に大きな下落が来ることはなさそうです。
中期的にみれば下落ですが、現在の価格帯は買われやすいラインでもあるので、明日すぐに60万円台まで落とすことは考えにくいです。
ですのでしばらくは、71万2千円から72万2千円の価格幅の中で推移してきそうです。
本日のまとめ
- ①リップル社に続き「Coil」がビル・ゲイツ財団と提携!どうなる?
- ②有名カストディ「BitGo」、ゴールドマン・サックスから出資
- ③TRON(トロン)が“中国のグーグル”百度(バイドゥ)と協力!
- ④カルダノの創始者、仮想通貨EOSを強く批判
- ⑤明日はビットコイン横ばい!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
これまでにもビル・ゲイツ財団は、Mojaloop普及のためケニア中央銀行に働きかけを行うなど、リップル社に協力的でした。
今回のCoilとの提携で、さらにその関係が強固になったと分かりますね。
また僕たち仮想通貨投資家の立場から「リップル」と「ビル・ゲイツ財団」を並べて見たときは、やはりリップルを中心に考えがち。
でも、世間一般からすると「ビル・ゲイツ財団」のほうがはるかにメジャーであり、注目されています。
ですから、ビル・ゲイツ財団と強力な関係を築けていることは、リップル社が銀行業界で普及していくための顔利き、力強いサポーターがいるとして、高く評価してよいでしょう!