こんにちは、阿部です。
今日は先日紹介したThetaTokenやStoriqaなど日本ユーザーにとっては珍しい銘柄が目立っていますね。
今日紹介するIoT Chain(ITC)もメインチェーンウォレットのテストや開発陣に質問を応募してトークンがもらえるキャンペーンを実施しており、上昇しています。
名前についている通り、IoTの問題に取り組むプロジェクトで、知名度は未だ低いですが有望な銘柄です。
IoT最大の課題を解決するプロジェクト
「Internet of Things:モノのインターネット」という意味で、現実社会に次々と登場しているIoT。
身の回りの様々なモノをネットワークと結びつけて相互通信や遠隔操作などを可能にするものです。
スマホでエアコンのON/OFFができたり、スマホで冷蔵庫の中身をチェックできたり、すでに僕たちの身近なところでIoTが使われ始めています。
IoTChainでは、そんな発展を続けているIoT技術をより強固に使いやすくしようとしています。
現在のIoTの課題は、セキュリティとプライバシーです。
セキュリティはIoTに限らずネットワークや情報技術が関連する分野では共通して懸念される課題です。
ネットワークでつながる部分が増えるほど外部からハッキングされる可能性は増えます。
また、こうした攻撃に遭うなどして流出してはいけない情報が共有されてしまいプライバシーが侵害される危険があります。
最近だと2017年8月にスマートスピーカー「AmazonEcho」の前モデルが盗聴器に変換できることがわかり、非常に大きな話題になりました。
自分たちの家庭内の会話が知り合いのスピーカーに流れていたという事案もありましたから改善が強く求められているのです。
IoTChainは、まさにこの2つの課題をクリアしようとしています。
IoTChainではDAGという技術を採用し上記の問題を解決しています。
本来のブロックチェーンは1本の直線状に並んでいくものですがDAGは細かい繊維が絡みあった糸状のような性質があります。
これより外部の攻撃を防ぎながらIoTの複雑な情報処理もスムーズに行うことができます。
IoTをより便利により快適に利用できるようになる技術ですからIoTの普及を促進する働きを持ちます。
IoTが普及すれば当然IoTChainの必要性も増しますから相乗効果が期待できるということです。
中国版IOTA。競合との差別化が課題か
目的や特徴が似ていることから「中国版IOTA」とも呼ばれています。
そのため競合は当然IOTAになります。
現在だとIOTAの方が時価総額も認知度もはるかに上回っており、うまく差別化を図らないと厳しい勝負になっています。
とはいえ、IoTChainは中国のマーケットに焦点を絞っていますから中国でのシェアを拡大できれば充分対抗できると言えます。
技術自体は非常に強力であり、これからのニーズに応えるプロジェクトですから、長い目で見ていく必要がありますね。