「国内取引所コインチェックに上場したIOSTってどんな仮想通貨なのだろう?」と気になっていませんか?
この記事では、仮想通貨に関する専門知識がない方に対してもわかりやすく、IOSTついて解説していきます。
特に以下の点を重点的に知りたい方は必読です。
- 仮想通貨IOSTの基本と特徴
- IOSTの将来性の3つのポイント
- IOSTでインカムゲイン(利息収入)を得る方法
日本の取引所でアルトコインが新規上場することはめずらしいため、今後IOSTはさらに注目されていくことになります。
この記事で、他の投資家よりも一歩先にIOSTについて学んでいきましょう!
仮想通貨IOSTとは?
IOSTとは、幅広い「オンラインサービス」のプラットフォームになることを目指す仮想通貨プロジェクト。
Internet of Services Token(インターネット・オブ・サービス・トークン)の略称です。
仮想通貨IOSTにおける、代表的な5つのポイントについて見ていきましょう。
5つのポイントは以下の通りです。
①IOSTは超高速TPSの取引プラットフォーム
仮想通貨IOSTは、高速TPSを可能にするコンセンサスアルゴリズムPoB(Proof-of-Believability)を採用しています。
TPSとは一体何で、TPSが高速であることにはどのような意味があるのでしょうか?
IOSTでは、そのプラットフォーム上でDApps(分散型アプリケーション)と呼ばれるさまざまなサービスを動かすことができます。
しかし仮想通貨やブロックチェーンの性質上、一般的にはトランザクション(取引)の処理が遅くなったり、手数料が高くなったりする「スケーラビリティ問題」がつきものです。
そこでIOSTでは、それを防ぐ最新の仕組み「シャーディング」を活用することで、同じプラットフォーム系の仮想通貨である「イーサリアム」よりも格段に高い処理能力を実現しています。
「TPS」とは処理速度の高さの指標のことで、たとえば、時価総額2位の仮想通貨イーサリアムと比較すると
- イーサリアム=TPS15
- IOST=2020年現在、TPS2008(理論上は8000TPS)
と、圧倒的に処理速度に差があることが分かります。
もちろん数多くある仮想通貨の中には、TPSが高いことを売りにするプロジェクトもあるのですが、たとえばIOSTと類似のプロジェクトとして比較されやすい「Zilliqa (ZIL)」と比較しても、トランザクション処理能力ではIOSTが圧倒しています(ZILの2448TPSに対し、IOSTは8000TPS)。
②IOSTは高速だが、あくまで「分散型」
またIOSTは「分散型」のプラットフォームであるという点が特徴です。
分散型とは対極にあるのが、クレジットカード。
世界中のクレジットカードユーザーが同時に決済を行っても瞬時に処理されますよね。一説では、クレジットカードのTPSは4000前後とも。
クレジットカードは、中央集権的な(特定の会社が運営する)仕組みの上に成り立っており、取引の正しさの確認は1社のみで行えば十分だからです。
しかし中央集権的だと、1社がユーザーのプライバシーにかかわる決済情報を収集したり、たったひとつのシステムにエラーが起きただけで致命的なダウンにつながったりします。
しかしIOSTは皆で「承認」を行う(セキュリティが強固な)分散型のプラットフォームなので、こうした弱点を克服しています。
しかもそれでいながら、クレジットカード並みの処理速度を目指しているという点に大きな意味があります。
IOSTは開発がしやすいJavascriptを用いている
IOSTは開発がしやすいJavascriptを用いているという点でプログラミングの知識がある方の開発の参入障壁が低いです。
イーサリアムの開発言語はSolidityという馴染みのないプログラミング言語を採用していますが、IOSTはJavaScripttというプログラマーであれば馴染みのある言語で開発可能。
つまり、IOSTプラットフォームへの参入ハードルが低く、実用化がスムーズに進む可能性も十分あるということですね。
「使いやすさ」は実用化を進める重要なポイントですから、IOSTはその点将来性が高いと言えます。
IOSTの高い技術力
そもそもIOSTコンセプトは、クレジットカードと同じような処理能力を実現させ、幅広く利用されることを目指しています。
先述の通り、「シャーディング」という技術と独自のアルゴリズムによって高い処理能力を誇っているのです。
IOSTと同じくプラットフォームプロジェクトを展開するイーサリアムと処理速度を比較しても、IOSTの方が処理能力に優れているのが見て取れます。
それも530倍という圧倒的な差で、IOSTの方が処理能力に長けています。
また、仮想通貨の技術力を評価する中国産業情報技術省(CCID)によると、2020年6月に発表された格付けではIOSTは4位にランクイン。
“技術力がある=価格が上がる”というわけではありませんが、今後実用化を狙っていく上でも一つの魅力になるのは間違いないでしょう。
実用化が進めば実需も生まれますし、IOSTを保有する企業の増加、大企業との提携も考えられます。
その結果、好材料と判断した投資家たちの資金がIOSTに流れるというイメージですね。
独自のアルゴリズムである「POB」
ブロックチェーンの取引を承認する方法としてビットコインの「PoW」やADAコインなどの「PoS」などが挙げられますが、IOSTでは独自の「PoB」を採用しています。
簡単に言うと、計算力の高いマシンを使っているマイナーが報酬を独占してしまう「PoW」のデメリットを補い、「PoS」をさらに進化させる形で生まれました。
PoBではネットワークへの貢献度に応じて多くの報酬を得られるのです。また、PoBはDeFiにも大きな影響を与えているため、今後も注目されるアルゴリズムであると言えます。
DeFiを簡単に言えば、イーサリアムのプラットフォーム上で金融関係のサービスを展開すること。
IOSTは2020年後半、DeFiプロジェクトに高い優先度を設定し、プロジェクト開発者には100万ドルの助成金を用意しています。
実際HUSDステーブルコインやRAMP DEFIをサポートするなど、DEFI分野への進出が顕著にみられます。
DeFiの注目の高さを考えると、今後IOSTが実用性に長けた仮想通貨だと認められる可能性も大いにあるでしょう。
仮想通貨IOSTの将来性は?
では仮想通貨IOSTの将来性をどのように考えればいいでしょうか。
ここまでお話ししてきたように、IOSTの最も大きなポイントは処理速度の高さにあります。
しかしそれだけではなく、IOSTを取り巻く周辺環境(ファンダメンタルズ)も整っており、将来性な価格に影響を与えることになりそうです。
そのポイントをいくつか見ていきましょう。
国内取引所コインチェックに上場!
国内取引所コインチェックにて、2020年9月8日からIOSTの取り扱いが始まります。
日本のユーザーがIOSTを簡単に買えるようになるため、新たな買い圧力が生じ、価格の上昇要因になる可能性が高いでしょう。
IOSTは日本向けTwitterアカウントも運営
仮にIOSTの公式のメディアが英語サイトのみであったら、情報収集が難しいため、新規に購入する日本ユーザーは限定的かもしれません。
しかしIOSTは日本向けTwitterアカウント「IOST JAPAN
@IOSToken_jp」を運営しているため、日本の投資家の関心を引き付け続け、継続的な買い圧力になることが期待されます。
JavaScriptで開発可能
IOSTの将来性を考える上では「IOSTのブロックチェーン上で、どれだけ多くのDApps(分散型アプリサービス)が開発されるか?」も重要。
その点IOSTは、JavaScriptと呼ばれる最も一般的なプログラミング言語で開発することができるので、より多くの企業がIOSTを採用し、結果としてIOSTが普及していく可能性があります。
IOSTのエアドロップ
IOSTの将来性や、価格上昇のポイントを見る上でエアドロップに注目してみましょう。
IOSTは2018年と2019年にエアドロップ(無料配布)を二度しており、そのタイミングで価格は高騰しています。
投資家に無料で配布することで認知度拡大にも繋がりますし、その結果興味を持ってくれた投資家がIOSTの購入に至ったのでしょう。
2021年はエアドロップが実施されなかったようですが、2021年には行われる可能性もありそうですよね。
IOSTのステーキング方法
IOSTはステーキングにも対応しています。
ステーキングとは「仮想通貨を預け入れることで、一定の利息収入を得る行為」のこと。
IOSTは一例として、「Sanka Network」というステーキングサービスに預け入れることで、リターンは時期によって異なりますが、一般的に年利10%弱を得られます。
仮想通貨は価格変動が激しいので、ステーキングよりも価格の上昇が期待できるかを第一に考え、投資する必要があります。
しかし実際には、ステーキングを目的として多くの投資家がIOSTを購入することで、価格上昇にもつながりやすくなる傾向があります。
仮想通貨IOSTの買い方
IOSTは、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスで購入することができます。
また2020年9月8日以降、国内取引所コインチェックで誰でも簡単に購入できるようになります。