こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→横ばい
本日、ビットコインは42万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。
時価総額トップ10通貨では、ビットコインキャッシュが約9%上昇していますね。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でLinkey (LKY)が約20%上昇!
非常に大きな乱高下の中で、突発的に2割以上プラス転換させてきましたね。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①SBI北尾社長がリップル(XRP)を絶賛!「抜きん出ている」
「仮想通貨の躍進が始まるのはこれから」、SBIグループ 北尾CEOが大胆予想する理由 https://t.co/xX2eJ2Metd
— 名もない猫@美人主婦 (@cryptopayments3) 2018年12月25日
仮想通貨は「お金の革命」「世の中を大きく変える」と言われていますが、それが何を意味するのか「いまいち分からない」という方も多いのではないでしょうか。
ビジネス系メディア「ビジネス+IT」が実施したインタビューの中で、仮想通貨推進派企業として知られるSBIグループの北尾社長は、
「ブロックチェーン技術で劇的に変革できるのは、たとえば国際送金の世界です。」
「そこで抜きんでているのが、リップル社が主導するグローバル送金ネットワークです。(中略)従来の送金手数料を約60%も削減でき、送金にかかる時間が数秒で済むようになります。」
と述べ、国際送金を「安く」「早く」「ミス無く」可能なブロックチェーン、なかでもリップルを絶賛。
さらに、ブロックチェーンが台頭することで、金融業界に対し創造的破壊をもたらすと発言しました。
「この「進化」にキャッチアップできない金融機関は滅んでいくしかないでしょう。」
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②GMOがマイニングマシン事業から撤退!355億円の特別損失を計上
【速報】#GMO が「マイニングマシンの開発・製造・販売」から撤退、自社マイニング事業の収益性の悪化が影響https://t.co/feh0voeryd
「#マイニング マシンの開発・製造・販売」を中止する事にしたようです。また「自社マイニング事業」に関しても、体制を再構築するとの発表をしました。
— コイン東京 COIN TOKYO|仮想通貨の最新ニュース・速報 (@COIN_TOKYO_JP) 2018年12月25日
長らく続く仮想通貨市場の下落により、世界的に「マイニング」事業の収益が悪化しています。
マイニング事業への積極的な投資を見せていた「GMOインターネット」もそんな企業の1つ。
同社は25日、マイニング関連事業において355億円の特別損失を計上し、「マイニングマシンの開発・製造・販売」から撤退すると発表しました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
GMOの仮想通貨ビジネスの現状をまとめると、
- 「マイニングマシンの開発・製造・販売」:撤退決定
- 「自社マイニング事業」(マイナー事業):赤字だが継続予定
- 「仮想通貨取引所事業」(GMOコイン):黒字で継続予定
となっています。
取引所ビジネスは下落トレンドでもある程度の収益が見込めますが、マイニングマシン事業については、仮想通貨の下落がトドメを刺してしまいました。
「仮想通貨価格が下落する」→「掘り起こした仮想通貨の価値の減少(つまり利益の減少)」→「儲からない」→「ついでにマシンも売れない」という負のサイクル。
大方の見通しとしてはもう少し早く上昇トレンドに転換しマイニング事業にも春がやってくるはずだったのですが、、、非常に残念ですね。
③ビットメックスCEO「ICO市場は復活する」と明言!
【独占】「ICO復活で仮想通貨ETHは200ドルに」ビットメックスのヘイズCEO 「STOは日の目を見ずに終わる」https://t.co/qIRfyiqazL
— コインテレグラフ🎄仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年12月26日
世界最大の仮想通貨デリバティブ取引所「ビットメックス」のCEOのアーサー・ヘイズ氏は、次の一大トレンドと言われるSTO(セキュリティトークンオファリング)市場は拡大しないと述べました。
「STOは、ビットコインETFやSPV(特別目的事業体)のような形で規制され、個人投資家は参加できなくなる。だからSTOは日の目を見ずに終わる。」
セキュリティトークンとは:
米国証券法などの国家による規制の中で、資金調達を目的として発行される仮想通貨(トークン)のこと。ICOは規制に則っておらず、セキュリティトークンはあらかじめ規制に則り、「有価証券」であることを目指す点が異なる。
一方でICO市場は復活し、現在14600円前後で推移するイーサリアムは今後50%以上プラスになると自身の見通しを明らかにしました。
「もしICO市場が復活したら、イーサはすぐに200ドル(約22000円)を試す。ICOの復活のタイミングは、今後12カ月から18カ月の間だろう」
阿部悠人の考察(重要度★★)
イーサリアムはICOプラットフォームとして成長してきた仮想通貨です。
そのためETHが復活するには、低迷している「ICO市場の復活」が欠かせないでしょう。
しかし「ICO市場の復活」といっても投資家の買い意欲だけの問題ではなく、SECの規制(有価証券問題)をはじめとした複数のハードルを越えなければ実現できません。
このあたり、アーサー・ヘイズさんはどう考えているのでしょうか。
真意は不明ですが、現在アメリカで「仮想通貨を有価証券の規制から外す」ための法案が提出されており、ICOの追い風として期待されています。
法案が通過するかは分かりませんが、「ICOの復活のタイミングは、今後12カ月から18カ月の間だろう」とかなり絞り込んでいるあたり、ビットメックスのCEOともなれば「何かを知っている」のかも?
④バンク・オブ・アメリカがブロックチェーン関連の特許を申請!
銀行の現金処理にブロックチェーン活用 バンク・オブ・アメリカが特許申請 https://t.co/xfPqLAQt4p
— コインテレグラフ🎄仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年12月26日
世界最大級の金融機関バンク・オブ・アメリカは、銀行の法定通貨の処理に利用するため、ブロックチェーン関連の特許を申請中です。
特許は『データ保有記録によって管理される銀行システム』という名称で、
「銀行の膨大な業務にかかわる現金処理業務について、依然としてコミュニケーション上の問題があると指摘し、ブロックチェーン技術がこれを解決するのに役立つ。」
と説明されています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
バンク・オブ・アメリカといえば、これまでにも、何に使うか分からないブロックチェーン・仮想通貨関連の特許を50以上も取得しています。
たとえば11月には「仮想通貨カストディ」に関する特許も取得していますね。
仮想通貨カストディとは:
仮想通貨を安全に保管するサービスのこと。信頼性の高いカストディの増加は、機関投資家の仮想通貨参入および価格上昇に繋がると考えられる。
そんなバンカメのことなので、「ライバルが将来に始めそうなことを片っ端から特許化している」という感じではないかと笑
今すぐに何かが起きるわけではありませんが、世界的金融機関が仮想通貨やブロックチェーンを高く評価している証拠とも言えるでしょう。
明日のビットコイン相場
ビットコインは昨日の下落から1万円程度の反発はありましたが、まだそこまで大きな反発はないですね。
現在11月からの値動きを見た時に、逆三尊を描きそうな形をしています。
40万円よりも下のラインは比較的買われやすい価格帯なので、それも手伝ってここからはある程度買いが入ってくるでしょう。
ここから再度45万円付近まで上昇してくれば逆三尊が完成するため、それを見計らって多くの投資家が買いを入れてくるのではないかと思います。
徐々に買いも入りやすい相場になってきているので今後の値動きを見守っていきたいと思います。
逆三尊
中央が低い3つの谷のような形を描くチャートパターン。逆三尊が現れた時は強いトレンド転換のサインで、そこから大きく上昇してく可能性が高い。
本日のまとめ
- ①SBI北尾社長がリップル(XRP)を絶賛!「抜きん出ている」
- ②GMOがマイニングマシン事業から撤退!355億円の特別損失を計上
- ③ビットメックスCEO「ICO市場は復活する」と明言!
- ④バンク・オブ・アメリカがブロックチェーン関連の特許を申請!
- ⑤明日はビットコイン上昇!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
北尾社長が率いるSBIグループは、言わずもがな東証一部上場の大企業ですね。
どちらかというと大手企業は「仮想通貨なんて使い物にならない!」と、伝統的な金融システムを信頼するもの。
しかし、大企業が仮想通貨の未来を信じて先行投資してくれなければ、仮想通貨業界の大きな発展は目指せないんですよね。
今後、北尾社長いわく「この「進化」にキャッチアップできない金融機関は滅んでいくしかないでしょう。」とのことですが、そう言いながら率先して仮想通貨を盛り上げようする姿勢は、応援せざるにはいられませんね。
今後の上昇トレンド形成に大きく貢献する企業の1つと考えていますよ!