こんにちは、阿部です。
本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは為替相場を確認していきましょう!
今週の為替相場は?
今週の為替相場は、ドル円が111円台後半、ユーロ円は125円台後半で引けました。
もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.12台前半で引けています。
さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!
①【歴史的事件】ドル円の価格変動がほぼ0に。嵐の前の静けさ?
ドクター!ドル円さんが呼吸してません!! pic.twitter.com/J4SLGXb4Gn
— 神田卓也 (@KandaTakuya) 2019年4月19日
4月15~19日週の為替(FX)市場は、米ドルのボラティリティ(価格変動)が歴史的に低くなったことで話題が持ちきりとなりました。
ツイッターでは、
「ドクター!ドル円さんが呼吸してません!!」
「ドル円動かなすぎてつまらんなー!」
といったトレーダーの声が飛び交っています。
今後のさらなるボラ低下により、盛り上がりに欠けた相場になる懸念もある中、調査会社のTopdown Chartsはそれとは真逆に、爆発的なボラティリティが直後に控えていると予測しています。
「FXのボラティリティが記録的な低さに向かって縮小している。このタイプのパターンは以前に何度か見られ、その後大きな動きが見られている。」
果たして、米ドルはどの方向へ向かうのでしょうか。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②今年のゴールデンウィークは「スワップ祭り」でウハウハ?
スワップ金利付き方は3種類
①11日分付く
②3日分と8日分に分かれる
③通常通り1日分しか付かない
これを上手く使えば・・・t
美味しいのは1日だけじゃないし、為替差損を回避する事も…
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★1度に11日分も!ゴールデンウィークのスワップ金利の付き方を調査! https://t.co/4FV1GQrTgE
. pic.twitter.com/WIKhTPoMP3— 羊飼いFX★ (@hitsuzikai) 2019年4月15日
FXでは、通常のトレードによる売買差益のほか、二国間の通貨の「金利差」を受け取れる「スワップポイント(スワップ金利)」があります。
スワップポイントは、1日一回付与されるのが基本。
しかし、今年のゴールデンウィークではなんと、「1日で11日分のスワップ金利」が受け取れます!(FX会社により異なる)。
下図は、ドル円で受け取れるスワップポイントの日数をFX会社ごとにまとたものです。
このように、多くのFX会社で、4月24日にポジションを保有していると、11日分のスワップ金利を受け取ることができます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
今年のスワップ祭りは盛大ですね!
でもなぜ、ふつうは毎日1日分しかもらえないスワップポイントが11日分ももらえるのでしょうか。
それは、土日や祝日を挟む場合、その直前にまとめて支払いが行われる、という仕組みにあります。
今年のGWは10連休ですから、24日には当日分を合わせて「11日分」のスワップポイントが受け取れるというわけ。
僕のオススメのFX会社は「DMMFX」で、ちゃんと11日分のスワップを受け取れるので、よろしければ下記よりどうぞ!
③今後は「円安」or「円高」?日米の為替条項が焦点に
麻生財務相 為替条項が議題の場合も「国益踏まえる」 #nhk_news https://t.co/BbHtuJCpDU
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月19日
来週予定されている日米首脳会談で、アメリカ側が日本との貿易協定で「為替条項」を要求してくることが濃厚となっています。
そんな中、交渉にあたる麻生副総理兼財務大臣は、
「『国益を踏まえて』交渉にあたる」
と改めて方針を語りました。
為替条項は、日本が輸出に有利になるよう自ら「円安」に誘導できなくするもので、もし実現すれば「円高要因」となります。
阿部悠人の考察(重要度★★)
アメリカは、日本からの輸入がアメリカの雇用や経済にマイナスになっていると考えているので、それを阻止するため「円高」に持っていきたい考えです。
もちろん日本の立場としては「為替条項」は避けたいのですが、、、こればかりはどうなるかわかりませんね。
少なくとも、日本のトレーダーはドル円などの「円」を交えた通貨ペアを多く取引しているので、為替条項の動向はぜひチェックしておきましょう!
為替条項は、今月25日の日米財務省会談で話し合われます。
④来週の見通しは?4月22~26日の重要指標まとめ
【来週のイベント】
「米GDP、独IFO、豪CPI、日銀会合、トルコ中銀、企業決算」・米GDPは2四半期連続で減速→1-3月期・速報値に注目
・米企業決算を受けた株式の反応に注目
・豪1-3月CPIの伸びが弱いとRBA利下げ観測が強まるため要注目🔽PickUp(週間イベント)https://t.co/InMTd1z7Cl#fx #為替 pic.twitter.com/vok9wKFAgi
— 外為どっとコム (@gaitame_com) 2019年4月19日
為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動く特徴があります。
そこで、来週(4月22日~26日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。
- 4月22日(月):「アメリカ・中古住宅販売件数 03月(23:00)」
- 4月23日(火):「新築住宅販売件数 03月(17:00)」
- 4月24日(水):「ドイツ・Ifo景況感指数 04月(21:30)」
- 4月25日(木):「日本・日銀政策金利 04月(21:00)」
- 4月26日(金):「アメリカ・実質GDP(速報値) 第1四半期(21:30)」
阿部悠人の考察(重要度★★★)
来週の経済指標は上記のとおりです。
特に重要なのは、4月26日(金)の「アメリカ・実質GDP(速報値) 第1四半期(21:30)」ですね。
これは、アメリカ国内全体の商品やサービスの「生産力」を図る数値です。
これまで2四半期連続で鈍化しているので、次も鈍化するとなると悲観ムードが広がり、ドルを売る動きが大きくなるでしょう。
また、4月25日(日)については、「日本・日銀政策金利 04月(21:00)」とともに、日米財務省会談で上述した「為替条項」が話し合われることになるので目が離せません!
本日のまとめ
- 【歴史的事件】ドル円の価格変動がほぼ0に。嵐の前の静けさ?
- 今年のゴールデンウィークは「スワップ祭り」でウハウハ?
- 今後は「円安」or「円高」?日米の為替条項が焦点に
- 来週の見通しは?4月22~26日の重要指標まとめ
以上、今週の気になる為替ニュースでした!
今週のドル円のボラ、低かったですねー。
このままレート変動制から固定制に移行する気か!と言いたくなるくらい、ピタッーっと張り付いていました。
しかし僕は、これはあくまで一時的なもので、相場は再び当たり前のように動き出す考えています。
というのも歴史上、異常なボラ低下はまれにありました。1996年、2007年などがそうですね。
ですがいずれも、その直後に歴史的な高ボラティリティ相場がやってきたからです。
今回のボラ低下も同じ運命をたどるなら、10年に1度の荒れ相場が待っているかもしれません!