こんにちは、阿部です。
テクニカル分析は、売買するのに最適なタイミングを探す分析、最適な買い時や売り時を探すための分析です。
今の市場動向から、株価が次にどう動くのか予想する分析をします。
チャート分析や統計学も含んでおり、成功者も多くいることから効力は保証済みです。
「チャート分析は素人がプロに勝つための唯一の武器」とも言われているんですよ。
ですから、投資家の基本的な戦略は
『ファンダメンタル分析で長期的に保有する銘柄を決め、テクニカル分析で実際に売買するタイミングを決める』と
なります。
それでは見ていきましょう!
テクニカル指標とは
テクニカル分析は、過去の値動きやローソクチャートをもとに作成されたもので、買いサインや売りサインを読み取って売買の参考にします。
相場は意外に、同じようなパターンを繰り返すんですね。
主にローソクチャートと移動平均線を参考にして、買い時売り時を分析します。
今回はローソクチャートと移動平均線を例にとって見ていきましょう。
仮想通貨の現状で最も重視すべきチャート
重視すべきはビットコインのチャートです。というのも、ビットコインは基軸通貨として他を圧倒する力を持っているからです。
たとえば、ビットコインが下落すれば他の仮想通貨(アルトコイン)も影響を受けます。(多くの場合、下落します)
ローソク足の見方
特徴としては、
始値<終値→陽線
始値>終値→陰線
となります。
基本となるローソク足
・大陽線と大陰線
大陽線は、始値から終値まで大きく上昇した場合におけるローソク足で、基本的に勢いのある市場でその後引き続き価格の上昇が期待できます。
大陰線は、始値から終値まで大きく下落した場合におけるローソク足で、市場に勢いがなく、その後も引き続き価格が下落する傾向にある確率が高いです。
・小陽線と小陰線
小陽線は、始値から終値まで小さく上昇した場合におけるローソク足で、小陰線は、始値から終値まで小さく下落した場合におけるローソク足です。
これらのローソク足は始値と終値の差が小さいので、結果的に大きく動かない傾向にあります。
ローソク足基本型の応用例
➀大陽線の上昇線
・陽の丸坊主
この大陽線は上ヒゲも下ヒゲも出ていないのが特徴で、始値が最安値、終値が最高値で終わったことを表します。
一定期間に価格が上昇し続けており、買いの勢いが強いことを意味します。
ですので、更なる上昇が期待できるでしょう。
・陽の大引坊主
この大陽線は、始値から終値までの間に価格が一旦下落するも、その後上昇を続け、終値が最高値であることを表すローソク足です。
買いの勢いが強く、価格の上昇が期待できます。
②大陰線の上昇サイン
・陰の寄付き坊主
この大陰線は、始値から価格が大きく下落するも、最安値から上昇した形で終値を迎えるローソク足です。
価格上昇が期待できる一方で、大陰線自体が弱気相場であるため、強い上昇サインとは言えないことに注意してください。
➂小陰線の上昇サイン
・下影陽線
価格が大きく下落するも、復調して始値より終値の価格が高いことを表すローソク足です。
一旦価格が大きく下落するも、価格が再上昇して、最終的には始値よりも終値が高いことを表しており、その後の価格上昇に期待できます。
小陽線は大陽線ほど勢いは強くないことに注意
・陽のカラカサ
陽のカラカサは、価格が大きく下落するもその後大きく上昇して終値が最高値で終わるローソク足です。
その後の価格上昇に期待できます。
特に、底値付近で現れた場合、価格が下がりきって、その後上昇に転じるサインとして見逃せません。
➃小陰線の上昇サイン
・下影陰線
下影陰線は、価格が大きく下がるが、その後復調して、始値より少し低い値で終値を迎えたローソク足です。
その後の価格上昇に少し期待ができます。
下落相場において底値付近で出た場合、上昇へ転じる傾向を示すサイン。
②陰のトンカチ
価格が大幅に上昇するも、その後大きく下落し、最終的には始値よりも少し低い値で終値をむかえたことを示すローソク足です。
一見下落サインに見えますが、下落相場の底値付近でこのローソク足が表れた場合
、その後上昇に転じるサインとして覚えておきましょう。
相場の転換ポイント
・十字線
市場が転換する時に現れる
価格が上昇傾向で十字線が出た時は、その後に下落する可能性が高いので売りサイン
底値で出た時は、上昇傾向に転換する買いサインとなります。
・トウバ
始値から一度上がったものの、最終的には始値まで価格が戻ってしまったことがわかり、
価格の下落が予想されます。
価格が低値の時に表れた場合はその後上昇するサイン、高値の時に表れた場合はその後下落するサインです。
・コマ
上ヒゲ下ヒゲが小陽線、小陰線から大きく伸びているもの
一般的に価格が上昇するか下落するか迷っている相場です。
コマが現れた際、ポイントになるのはコマ自体ではなく、その後のローソク自体になります。
・陰のカラカサ
特徴は、「価格が大きく下落するも、その後復調して始値から少し低い価格で終値を迎えた」
上昇相場では下落、下落相場では上昇を示すサインとなります。
移動平均線
移動平均線とは、「一定期間における暗号通貨の価格の平均値を結んだ値」になります。
・ゴールデンクロス
移動平均線の短期線(主に5日線)が、長期線(主に25日線)を下から上から突き抜けており、価格上昇の勢いがかなり強いことを示しています。
この短期線が長期線を下から上へ突き抜ける部分のことを、絶好の買い場として「ゴールデンクロス」といいます。
・デッドクロス
ゴールデンクロスとは反対に、デッドクロスではそれ以降強い下降トレンドに入ってしまいます。
#グランビルの法則
テクニカル分析において、移動平均線と通貨価格の位置関係から、「売買タイミング」を分析する方法があります。
グランビルの法則における買いサイン
・買いサイン➀
買いサインの一つ目は、
「通貨の現在価格が移動平均線を下から上に超えとき」です。
ここが買いのタイミングになります。
・買いサイン②
買いサインの二つ目は、
「移動平均線が上昇しているときに、通貨の価格がそれに反して移動平均線を下回ったとき」です。
・買いサイン➂
買いサインの三つ目は、
「移動平均線が上昇中で、通貨の価格が下落して移動平均線へと交差しそうになるも、その後再度持ち直して価格が上昇したとき」です。
・買いサイン➃
買いサインの四つ目は、
「通貨の価格が、移動平均線とは大きくかけ離れてしまったとき」です。
グランビルの法則における売りサイン
・売りサイン➀
売りサインの一つ目は、
「移動平均線が横ばい、もしくは下落している時に、通貨の価格が移動平均線を上から下へと抜けるタイミング」です。
・売りサイン②
売りサインの二つ目は、
「移動平均線が下落傾向のときに、通貨の価格が上昇して移動平均線を上回った後、再度下落して移動平均線を下回るとき」です。
・売りサイン➂
売りサインの三つ目は、
「移動平均線が下落傾向にあるとき、移動平均線の下で推移していた通貨の価格が上昇して平均線に近づくも、交差せずに再度下落してしまったタイミング」です。
・売りサイン➃
最後は、
「移動平均線が上昇していて、その上で推移している通貨の価格が、移動平均線から大きく離れて上昇した場合」です。
まとめ
ここまで、テクニカル分析における主要な戦略であるローソク足と移動平均線を利用したチャート分析を紹介しました。
「短期の値動きが激しい仮想通貨のチャートを予想する」
これに関して、テクニカル分析は相性は抜群です。
ぜひ習得して投資に生かしましょう!