BlockFiとは?レンディングや仮想通貨クレジットカードのやり方

コイン

「BlockFi(ブロックファイ)って何だろう?」

高利回りの仮想通貨レンディングらしいけど、リスクはないんだろうか?」

とBlockFiについて気になっていませんか?

そこで今回は、以下のポイントについて解説。

この記事でわかること
  • BlockFiとは?その基本情報
  • BlockFiのメリット・デメリット
  • BlockFiのやり方

さっそく、詳しくみていきましょう。

BlockFi(ブロックファイ)とは

出典:BlockFi公式

BlockFiとは、海外の仮想通貨レンディングサービスのひとつ。

投資家はBlockFiにビットコインやイーサリアム、米ドル連動型ステーブルコインなどを預け入れることで、元本に応じて最大8.6%/年の利回りを得ることができます。

その手順も、

  1. BlockFiにアカウントを作成する
  2. アカウントに仮想通貨を入金する
  3. 利息を受け取る

の3ステップだけであり、非常に簡単です。

2019年3月より、一般の投資家もBlockFiを使えるようになり、2020年現在、日本人も預け入れ可能です。

また投資家は、BlockFiに仮想通貨を貸し出すだけではなく、BlockFiが提供しているローンサービスを使って仮想通貨を「借りる」こともできます。

保有している仮想通貨の最大50%を担保にして借りることができるため、たとえば「ビットコインは上がりそうだから売りたくないけど、お金が欲しい」という場合には、ビットコインを預けて米ドル連動型ステーブルコインを借り入れることができます。

BlockFiは多数の投資家から出資を受けており、日本からは「リクルート」が投資を行っています。

BlockFiの仕組み

上記のように、投資家はBlockFiを使って「貸し出す」ことも「借りる」こともできます。

しかし多くの方は、貸し出すことで利息収入を得たいと考えているのではないでしょうか?

そこで、BlockFiでどのような仕組みで金利が得られるのかについて理解しておきましょう。

基本的には、国内取引所のコインチェックなどが提供している「仮想通貨レンディング」と同じ。

あなたがBlockFiに仮想通貨を預け入れると、BlockFiは、仮想通貨を借りたいと考えている人や会社(たとえば、仮想通貨を空売りしたいと考えている機関投資家や個人など)へ貸し出します。

BlockFiから仮想通貨を借りている人や会社は、BlockFiに利息を支払います。それがあなたの運用益となります。

出典:https://blockfi.com/rates/

2020年現在、仮想通貨ごとの利回りは上図のようになっています。

ただし、BlockFiの金利は時期によって変動するため、今後低下する可能性がある点には注意しましょう。

BlockFiのメリットは信頼性と利回りの高さ

ここからは、投資家がBlockFiで仮想通貨を運用するメリットを考えてみましょう。

高利回りかつ短期間で貸し出せる

仮想通貨レンディングは、国内の取引所も提供しているため、そちらを利用する手もあります。

しかしBlockFiは、国内のレンディングよりも高い利回りとなっています。

上記のように、BlockFiでは最大8.6%/年の利回りを得ることができます。

ビットコインの場合には、6%程度となるので、BlockFiの利回りを6%程度として、国内のレンディング業者と比較してみましょう。

  • BlockFi:6%
  • ビットバンク:3~5%
  • コインチェック:1~5%
  • GMOコイン:5%

長期にわたって運用する場合、その差は歴然ですね。

また、国内のレンディング業者では、

  • ほとんどが最低預け入れ額が「10万円~」「1BTC~」などとなっており、少額からの運用に対応していない
  • 一度レンディングに預け入れると、90日間は引き出せないなどの制限がある

といった仕様になっていることがあります。

しかしBlockFiは最低預け入れ金額はなく、最短で1日でも引き出せます。

ビットコインが今後下落すると予想した場合、すぐにレンディングから引き出して売却できるためとても便利ですよ。

信頼性が高い

「仮想通貨を高利回りで運用して稼げる!」なんて聞くと、真っ先に怪しいと感じる方もいるでしょう。

しかしBlockFiは信頼性が高いのがメリット。

アメリカのニュージャージー州に腰を据える同社は、2020年、BlockFiは新たに5000万ドル(約52億円)の資金調達を実施しました。

仮想通貨投資企業モルガンクリークデジタルが中心となり、

  • Valar Ventures
  • CMT Digital
  • Castle Island Ventures
  • Winklevoss Capital
  • SCB 10X
  • Avon Ventures

といった複数の投資家らがBlockFiに投資しています。

またBlockFiは2019年にも2回資金調達に成功しており、これをあわせると合計9830万ドル(102億円)を調達したことになります。

ここには、日本のリクルートも含まれています。

持続性のない詐欺まがいな投資案件が、有名企業から出資を受けられるはずはありませんよね。

BlockFiは正当なビジネスモデルで事業を拡大させており、170名だったスタッフは2020年末までに250名になる予定です。

「ビットコインがもらえるクレジットカード」がローンチ予定

今後、BlockFiは事業拡大の一環として「ビットコインクレジットカード」を発表予定。

これは、決済額の1.5%がビットコインで還元されるのが売りのカードです。

まずは2021年にアメリカの一部の州の居住者に提供されるとのことで、いつ日本居住者への提供が行われるのかは不明です。

しかしBlockFiを利用していれば、いつかこのお得なクレジットカードが使えるようになるかもしれませんね!

BlockFiのデメリットは安全性への懸念か

BlockFiには、これといったデメリットはありませんが、強いていえばハッキングのリスクがあることでしょう。

とはいえ、これはBlockFiに限ったリスクではありません。

BlockFiに入金すると、あなたの仮想通貨は海外の有名取引所Geminiに保管されます。

Geminiといえば、仮想通貨を安全に保管する「カストディ」業務を提供しており、セキュリティは万全です。

しかも、保管資産の95%はネットから隔離されたコールドウォレットに保管されます。

とはいえ、すでに国内の取引所にコイン預けている投資家と同じく、ハッキングのリスクは避けられません。

またリスクとはいえないかもしれませんが、BlockFiの利回りは時期によって異なるため、将来的には低下する可能性もあります。

定期的に利回りをチェックしておきましょう。

BlockFiのやり方

BlockFiのレンディングは、公式サイトより申し込めます。