「ドージコイン(DOGE)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「テスラ社のイーロン・マスク氏の投稿で爆上げしているけれど、一体なぜ?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
ドージコイン(DOGE)とは
ドージコインとは、柴犬をモチーフとした、ビットコインを模倣して開発された仮想通貨です。
IBMのソフトウェアエンジニアのビリー・マーカス氏と、Adobeのソフトウェアエンジニアのジャクソン・パルマー氏が開発し、2013年12月にリリースしました。
さて、ドージコインは「ネタコイン」や「ミームコイン」と言われることもあります。
ネタコインやミームコインとは、特別な用途を持たず、純粋な遊び心から発行されたネタ要素の強い仮想通貨のこと。
日本発祥の仮想通貨としては、同じくモナコイン(MONA)が挙げられます。
ドージコインとビットコインは共通点も多い
ドージコインは、ビットコインを模倣して作成されました。
そのため、仮想通貨の根本的な仕組みであるコンセンサスアルゴリズムも、ビットコインと同じProof of Work(プルーフオブワーク/PoW)が採用されています。
柴犬の可愛いアイコンとは裏腹に、そのポテンシャルはビットコインと同程度だと評価できるでしょう。
もちろん、ドージコインはビットコインのコピーではないため、ドージコインならではのオリジナル要素もあります。
- ドージコインには発行上限枚数がない(ビットコインは2100万枚の上限あり)
- ブロック承認時間が1分(ビットコインは10分)
つまりドージコインはビットコインに似ているものの、「ビットコインよりインフレしやすく、送金スピードが10倍早い仮想通貨」だとまとめることができます。
その結果、送金手数料もビットコインよりも安く済むことが多いため、ドージコインは特定のコミュニティで投げ銭(応援目的の寄付)に使われることがあります。
ドージコインの将来性は?
それでは、ドージコインの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
イーロン・マスク氏が強力にサポート
ドージコインの将来性を考察する上で、米電気自動車テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏を無視することはできないでしょう。
「多くのユーザーが利用する仮想通貨に、特定の人物が関係あるの?」と思うかもしれませんが、それほど、それほど同氏の存在感は大きくなっています。
2021年2月、イーロン・マスク氏はツイッター(フォロワー4500万人)から、ロケットの画像とともに「Doge」とだけ投稿。
その後も「ドージコインは人々の仮想通貨だ」などと言及。
これだけで投資家は即座に反応し、ドージコインは2倍近く急騰しました。
また、イーロン・マスク氏は民間宇宙企業「スペースX」のCEOでもあります。
同氏は、2022年の1~3月に予定している宇宙ビジネス「ドージ1ミッション・トゥー・ザ・ムーン」にて、支払い手段としてドージコインを採用すると発表。
すでに観測機器の資金調達はドージコインで完了済みとされています。
「ドージコインは月面ビジネスの基軸通貨になるのでは?」との期待も高まっており、実現すれば、さらなる価格上昇は約束されるでしょう。
イーロン・マスク氏は、世界2位の超富豪(推定資産は18兆円)。
そんな同氏からのサポートは、ドージコインの強力な追い風となり得ます。
Coinbase Proも、仮想通貨ドージコイン(DOGE)を上場
ドージコインを支持しているのは、イーロン・マスク氏だけではありません。
ドージコインが時価総額TOP10入りしてからは、他の企業も、ドージコインをメジャーな仮想通貨として扱い始めています。
2021年6月、米最大の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)のプロ向け市場であるCoinbase Proは、ドージコインの上場を発表。
米ドル建て、ビットコイン建て、ユーロ建て、ポンド建て、USDT建ての5つの通貨ペアで、ドージコインが取引できるようになります。
Coinbaseは米でもっとも権威ある取引所で、米国でIPOも実現しています。
ドージコインのこのような成長が続けば、中長期的にはビットコインやイーサリアムに並ぶ仮想通貨になるかもしれません。
ドージコインの買い方
ドージコインは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。