こんにちは、阿部です。
今日の気になる仮想通貨ニュースをまとめてチェックしていくこのコーナー。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
2018年8月9日の相場は→大幅下落!
ビットコインは1BTC/70万円まで下げており、24時間で約8%の大幅下落となりました。
時価総額トップ10の通貨もすべて下落(下図赤字)であり、通貨によっては20%近く下がっているものもある感じです。
こうした下落相場では上昇するコインもほとんどなく、時価総額トップ100の急上昇ランキングでは、Populous (PPT)が24時間で2%上げているのみですね。
本日はなぜ下落相場になってしまったのか?
2018年8月9日の主な仮想通貨ニュースを1つずつ解説します。
①CBOEのビットコインETF、審査発表は9月30日まで延期
【速報】米SEC、Cboeが申請しているVanEck「ビットコインETF」の審査可否を9月30日に持ち越し
米証券取引委員会は8日、VanEck・SolidX版ビットコインETFの申請に対し公式文書を発表。審査結果を「9月30日」に出す意向を示した。影響の大きさを鑑みて判断したものと思われる。https://t.co/nBWMhkYjHM
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月7日
ビットコインETFとは、ビットコインを資産として組み込んだ投資信託のことです。
世界初の誕生が期待されており、申請されていた中でもっとも有力と言われていたのが、CBOEのビットコインETFです。
(CBOE:シカゴ・オプション取引所)
しかし同ETFは、SECの判断によって、2018年9月30日まで上場の可否判断が延期されることになりました。
ニュースの重要度★★★
今回のCBOE申請のビットコインETFは、大きな値上がり要因として期待されていました。
それだけに、可否判断が延期となった反動も大きく、下落した形です。
市場は悲観的ですが、たったの45日間先送りになっただけ。
「延期=却下」ではないので、気長に待ちましょう!
②リップルがBitcoin Superstoreに追加され20万店以上で利用可能に
XRPはビットコイン・スーパーストア(Bitcoin Superstore)にサポートされました。アマゾン、グーグルエキスプレス、スターバックスなどのオンラインストアで、決済ツールとして利用できる仮想通貨リストに加わりました。#XRP グイグイ来てるな…!!
https://t.co/eA5fVGFdeG— ADKを推すカイジ 【圧倒的‼ノア の騎士団】 (@tsukatsukabox) 2018年8月8日
Bitcoin Superstoreとは、仮想通貨でオンライン用ギフトカードを購入できるサービスです。
Bitcoin Superstoreはすでに、
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- イーサリアム
- ダッシュ
などでの購入に対応していますが、ここにリップル(Ripple/XRP)が追加されることになりました!
ニュースの重要度★★
Bitcoin Superstoreで買えるギフトカードはかなり多く、Amazon、スターバックス、Forever21のほか、ウォルマートなど、合計20万店に対応しています。
リップルがこのサービスに対応することで、間接的ではありますが、20万店で使えるようになります。
リップルの普及を後押しするもので、好材料の1つとして注目です。
③新たに、EOS上で米ドルに連動する安定通貨が発行?
EOSに米ドル連動通貨?今年中にローンチかhttps://t.co/MwayIHnCK3#NewsPickUp
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月8日
安定通貨はステーブルコインともいわれ、米ドルなどの法定通貨に価格が連動する仮想通貨です。
今では、「USDT」の存在が有名になっていますね。
そんな安定通貨ですが、「nUSD」という安定通貨をEOS(イオス)上で発行する予定だと、プロジェクトチームHavvenが発表しました。
ニュースの重要度★★
ステーブルコインの市場は大きく、たとえばUSDTでは3000億円以上の時価総額があります。
もしnUSDが大成功すれば、EOSは巨大通貨を抱えるチャンスであり、またとない機会です。
ちなみにHavvenは、nUSDについて、イーサリアムとEOSのそれぞれのブロックチェーン上で発行する予定とのことです。
④台湾中央銀行総裁「仮想通貨は信頼性に欠ける」と発言
信用性が欠ける仮想通貨は、価値を維持できない:台湾の中央銀行総裁が疑念
台湾中央銀行総裁は、「既存の決済通貨は長い信頼の歴史に依拠している。仮想通貨は、伝統的な決済通貨や金融システムに見られる信用性に欠け、価格を維持できないのではないか。」と言及した。https://t.co/FQNJjAg6zL
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月8日
日本でいえば日銀に当たるのが、台湾の中央銀行。
その総裁の楊金龍氏が、仮想通貨に否定的な発言をしています。
「決済手段としての通貨の使用は、長い信頼の歴史に依拠しています。」
と、(10年弱しか続いていない)仮想通貨の歴史の浅さを、間接的に指摘しています。
そのほか楊金龍氏は、仮想通貨のボラティリティ(価格変動)の高さも指摘。
日常の決済で仮想通貨を使うのは効率が悪いと、考えを述べています。
ニュースの重要度★★
台湾中央銀行総裁の発言はもっともなところがあり、仮想通貨が現時点で法定通貨の代わりにならないのは明らかですね。
重要なのは現在ではなく、今後です。
今後の成長が期待されているものに資金を投じるのが投資といえます。
ビットコインETFの延期などのマイナス材料があったことで、市場はどうしてもネガティブになりがちですが、冷静な判断を心がけていきましょう!
2018年8月9日のまとめ
- ①CBOEのビットコインETF、審査発表は9月30日まで延期
- ②リップルがBitcoin Superstoreに追加され20万店以上で利用可能に
- ③新たに、EOS上で米ドルに連動する安定通貨が発行?
- ④台湾中央銀行総裁「仮想通貨は信頼性に欠ける」と発言
以上、2018年8月9日の気になる最新仮想通貨ニュースでした!