2014年3月、ビットコイン取引所「マウントゴックス(Mt. Gox)」の破産、およびそれに伴うビットコイン消失という歴史的事件が起こりました。
その後3年が経過し、ビットコインは今どうなっているのでしょうか?
ここでは、ビットコインの今、にスポットライトを当てながら、今後のビットコインについても考察します。
ビットコインは世間に浸透しつつある
「ビットコインって破産したんじゃなかったの」「なくなってしまったのでは?」と思っている方もいるかもしれません。
が・・・、実際はそれとは真逆のことが起きています。
実は、ビットコインの価値は年々上がりつづけ、その普及が着実に進みつつあるのが今の状態なのです。
値上がりが止まらず、ビットコイン価格は過去最高に
2017年5月現在、ビットコインは順調に価格を上げ、過去最高値を更新しました。
ビットコインの歴史上、もっとも価値が高い瞬間です。
ビットコイン取引所「マウントゴックス(Mt. Gox)」が破産した2014年3月、ビットコイン価格は「1BTC(ビットコイン)=約47000円」でした。
つまり、4万7000円で1BTCが購入できることになります。
しかし、2017年5月現在「1BTC=18万円」にタッチ。
4万7000円で購入できた1BTCは、18万円用意しないと買えなくなってしまったのです。(ビットコイン量を減らせば少額から購入可能です)
マウントゴックスが破産した2014年に、ビットコインを購入していれば、今、大きな利益を得られた計算になります。
ビックカメラなどがビットコイン払いに対応
ビットコインは暗号通貨(仮想通貨)といわれるように、通貨(お金)の一種です。
数年前までビットコインの普及率は現在より低かったため、ビットコイン決済に対応する店舗も少ない状態でした。
しかし、2017年になり「ビックカメラ」など有名店舗を構える大手もビットコイン払いに対応(一部店舗)。
これにより、現金やクレジットカードなどを持っていなくても、ビットコインのみで買い物できるようになりました。
ビックカメラの試みが例外なわけではありません。
ほかにも、リクルート系の店舗で2017年夏をめどに、全国26万店でビットコインが使えるようになる予定。
さらに、「ぐるなび」も2017年秋までに、ビットコイン決済に対応するということです。
ビットコインの信用力は想像以上に高まっており、世間から認められつつあるということでしょうか。
上記以外にも、飲食店や美容室などでさらにビットコインの導入が進むと見られています。
マウントゴックス破産事件もあったが
ビットコインが有名になったのは、2014年3月のマウントゴックス(Mt. Gox)破産事件ではないでしょうか。
新聞やメディアなどで広く報じられ、話題となりました。
マウントゴックスは、「ビットコイン取引所」。
ビットコインが欲しい人と、ビットコインを売りたい人の橋渡し役です。
株式投資で例えると証券取引所のような機関ですね。
ビットコインそのものの不祥事ではなかった
この事件をきっかけに「ビットコインって怖いんだ」と多くの人が勘違いしてしまいました。
が・・・、実際はそのようなことはありません。マウントゴックスは取引所の1つに過ぎないため、直接的にはビットコインのシステムとまったく無関係だからです。
ほとんどの方はこのことをあまり意識しませんでしたが、一部の投資家はビットコインの将来性に変わりはないとして、ビットコインへの投資を継続。
その結果、今のビットコイン価格が実現しているのです。
硬貨や紙幣だけが通貨のかたちではない
今、「通貨の電子化」が着々と進んでいます。
従来まで、お金といえば硬貨や紙幣でしたが、クレジットカードや電子マネーなどに取って代わられようとしています。
ビットコインなどの暗号通貨(仮想通貨)もその内の1つです。
このように考えると、ビットコインの普及が進んでいる理由が見えてきます。
もちろん、ビットコインの評価が高まっている要因は「通貨の電子化」のみではありません。
さまざまな追い風があり、ビットコインの価値は上がり続けています。
今、ビットコイン投資が盛り上がっている!
上述したように、ビットコイン価格は年々上昇しつつあります。
これを利用して、ビットコインを購入し、値上がりした局面で売却する「ビットコインへの投資」が有力です。
ビットコインだけでなく暗号通貨(仮想通貨)全体が上昇トレンド。
今、もっとも盛り上がっている投資案件の1つといってよいでしょう。
ここまで、ビットコインの「今」、そして今後について解説しました。
ビットコインに特別なことが起きない限り、これからもビットコイン価格は上昇し続けるのではないか?
個人的には、そのように考えています。