こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう。
本日の相場は?→上昇!
ビットコインは44万円まで下落した後上昇を開始し、逆三尊の様な形を作ってから一気に47万7千円まで上昇しました。
時価総額トップ10通貨では、ビットコインスタッシュ(BSV)が11%も暴落していますね。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でFactom (FCT)が約9%上昇。
11月後半から上昇トレンドを継続させており、今日も堅調な推移となりました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①ビットトレードがHuobiに完全移行!中国版フォビは「日本人利用不可」に
【BittradeがHuobiに完全移行!新取引所リリース!!】
発表によると
・12月10日から口座受付開始
・2019年1月8日取引所スタート
・現在Bittradeで対応している6種類8通貨ペアにETH/JPY、LTC/JPY、XRP/BTCの3ペアを追加予定
・資本金が1億6000万円➡6億2000万円これはかなり期待できそう! pic.twitter.com/5gxgvQV9Lu
— 阿部悠人 (@abeyutos) 2018年12月1日
世界最大級の仮想通貨取引所フォビ(Huobi)は、Huobi Globalについて、2018年12月末をもって日本居住者の利用を停止すると発表しました。
そのスケジュールは以下のとおり。
- 2018年11月26日:「入金」停止
- 2018年12月31日:「注文・取引」停止
- 2019年1月1日以降:外部ウォレットへの仮想通貨の出金のみ継続
また、日本の取引所ビットトレード(Bittrade)のサービスが終了し、同取引所が新たにHuobiとして2019年1月8日よりサービスを開始すると、合わせて発表されています。
「日本版フォビ」の取り扱い通貨は、これまでのビットトレードで採用されていた
- BTC(ビットコイン)/JPY
- XRP(リップル)/JPY
- MONA(モナコイン)/JPY
- BCC(ビットコインキャッシュ)/JPY
- BCC/BTC
- ETH(イーサリアム)/BTC
- LTC(ライトコイン)/BTC
- MONA/BTC
に加え、新たに、
- ETH/JPY
- LTC/JPY
- XRP/BTC
の3つの通貨ペアが追加されることになります。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ネム財団の日本法人「一般財団法人NEM JAPAN」が設立!
仮想通貨NEM財団が日本法人「NEM JAPAN」を設立 https://t.co/s09udSgBiH
— CRYPTO TIMES@仮想通貨メディア (@CryptoTimes_mag) 2018年11月30日
時価総額15位の仮想通貨ネム(NEM)の普及を担う組織「ネム財団」の日本法人、「一般財団法人NEM JAPAN」が設立されました。
世界有数の仮想通貨取引国「日本」での法人設立により、仮想通貨ファンのさらなる増加、ネムの価格上昇に繋がると期待されます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
そもそも「ネム財団」って何をしている法人なのでしょうか?
分かりやすい例で言えば、2018年1月にコインチェックから580億円相当のネムが流出した際、ネム財団は犯人の追跡に奮闘しています(結果は失敗に終わりましたが・・・)。
また、近年ネムの存在感が大きくなっている国の1つに「フィリピン」があります。
同国のカガヤン経済特区庁(CEZA)とネムの提携は大きな話題となりましたが、この一連の流れの中で、ネム財団は大きな役割を果たしました。
日本法人となるNEM JAPANが設立されたことで、ネムと日本企業(や地域)との提携が拡大する可能性もあるので、注目していきたいですね!
③半導体大手インテル(Intel)がマイニング参入!消費電力15%カットの特許取得
半導体大手Intel、仮想通貨ビットコインの省エネマイニング技術特許取得https://t.co/Rtyc5ggekS
Intelが、エネルギー効率の良い高性能ビットコイン・マイニング・プロセッサーの特許を取得。マイニングコストの引き下げを狙っており、低迷中のマイニング産業に大きな起爆剤となり得るか。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年12月1日
パソコン用CPUで有名な半導体大手「インテル」(Intel)がマイニング技術に関する特許を取得したことが判明しました。
特許は「Bitcoin Mining Hardware Accelerator」と呼ばれ、マイニングに必要となる消費電力を大幅に削減(15%カット)できる画期的な技術として注目されています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
コンピュータの計算能力で仮想通貨を入手する「マイニング」は、あまりにも膨大な電力を要することから「地球規模の環境破壊に繋がる」との研究結果も出ており、向かい風が強くなっています。
さらに最近では、ビットコイン価格が低迷していることから「赤字となるマイニング業者が続出」しています。
インテルの消費電力をカットできるマイニング特許技術が、これらの状況を変えてくれるかもしれませんね!
そうでなくとも、世界的企業「インテル」が仮想通貨・マイニングに注目してくれていること事態が、喜ばしいニュースといえるでしょう!
④200兆円運用のフィデリティ、BTC・ETHに加えトップ7の仮想通貨を採用か
【追記】
フィデリティの発言により、有価証券問題に希望が見えたXRP;記事内に米SECによる重要点を追記しました。https://t.co/FCpsJOQzNq資産運用大手フィデリティの機関投資家向け仮想通貨取引デスクに「リップル(XRP)上場」の可能性が浮上|ビットコインに続く動き
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年11月30日
世界最大級の投資運用会社「フィデリティ」は、2019年1Q(1~3月)リリースの仮想通貨取引デスク(取引所)にて、当初ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のみを取り扱う予定でした。
しかし11月29~30日に開催されたカンファレンスにて、同社のTom Jessop氏は、
「ビットコインとイーサリアムに次ぐランキング4〜5の仮想通貨に対する需要も(顧客から)あるため、我々は、それらの上場も検討している。」
「まずは、トップ5〜7の通貨にフォーカスすることが最優先。」
と述べ、時価総額トップ5~7までの仮想通貨を取り扱う可能性を示唆しました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
フィデリティは「仮想通貨業界」よりも1つ大きな枠組み「金融業界」で世界最大級の規模を誇る企業です。
運用資産額は2016年時点で2.1兆ドル(238兆円)とも。
こんなモンスター企業の仮想通貨参入が決まっているだけでも凄いのですが、ビットコイン、イーサリアムのみならず、時価総額トップ7までの通貨を検討ですか……。
そこまで言ったのなら、ぜひ実現させて仮想通貨業界を沸かせてほしいですね!
フィデリティが採用した仮想通貨には、機関投資家の資金流入、ひいては価格上昇に繋がることでしょう!
明日のビットコイン相場
現在の値動きを見ると、長い上髭を何本も出しており、強い上値の抵抗力を示しています。
ここは11月29日から30日にかけて、ロングで入っていた投資家のロスカット売りがされやすいラインなので、明日に関しては恐らくこの三角持ち合いを上抜いてこずに下落に転じてくるでしょう。
現在三角持ち合いの様なチャートを描いていますが、この三角持ち合いをどちらに抜けるかが、今後の方向性を決める重要なカギになりそうです。
値動きを見守っていきたいと思います。
三角持ち合い
ローソク足が価格幅を小さくしながら、2本トレンドラインの中で、1点に収束するチャートのこと。
トレンドラインをブレイクした方向に大きく動きやすい性質がある。
本日のまとめ
- ①ビットトレードがHuobiに完全移行!中国版フォビは「日本人利用不可」に
- ②ネム財団の日本法人「一般財団法人NEM JAPAN」が設立!
- ③半導体大手インテル(Intel)がマイニング参入!消費電力15%カットの特許取得
- ④200兆円運用のフィデリティ、BTC・ETHに加えトップ7の仮想通貨を採用か
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
「ん?どういうこと?ちょっとややこしいな・・・」と感じる方もいるかもしれませんね。
簡単に言えば、①中国版フォビが日本居住者利用不可となる、②フォビは終了かと思いきや、ビットトレードが「日本版フォビ」としてオープンする、ということです。
なぜこんなことになったのか?
そもそも、日本の金融庁は海外の取引所を良く思っていないんですね。
日本は取引所が「登録制」(仮想通貨交換業者)になっていますが、海外取引所は全て「未登録」で日本人にサービスを提供しているからです。
そうしたことをフォビは考慮し、仮想通貨交換業者のライセンスを保有するビットトレードを買収(つまり乗っ取って)、堂々と日本人向けサービスを始めようというわけですね。
さて注意したいのが、中国版フォビ内に入金済みの仮想通貨は、放っておいても日本版フォビに移動されません。
中国版フォビは2018年末までのサービス提供となりますので、(仮想通貨の出金のみ、2019年以降も可能とされていますが)早めに外部ウォレット・取引所などに移動させておきましょう!