こんにちは、阿部です。
仮想通貨が誕生してから、10年が経過しようとしています。
その間に、仮想通貨の「あり方」も大きく変わってきています。
仮想通貨は、「お金」の革命であると同時に、従来の「お金」の範囲に限らず幅広い分野に活用されていくことになるでしょう。
たとえば、「投げ銭」(応援を目的とした寄付)もその1つです。
株式会社エンゲートという日本企業が、ネムを使った投げ銭コミュニティサービスを2018年夏から開始するとのことです。
「仮想通貨×投げ銭」にはどんな意味や可能性があるのか?
というテーマについて、今回はお話したいと思います!
仮想通貨を使った「投げ銭」がなぜ盛り上がるのか?
「仮想通貨×投げ銭」という組み合わせ。皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
「寄付なんでしょ?」「あまり流行らなさそう」そう思われるかもしれません。
しかし実際には、仮想通貨を使って投げ銭が行われれば、業界全体の発展に繋がります。
投げ銭にネムが使われればネムの値上がりにも繋がるのです。
僕が仮想通貨の投げ銭に注目しているのは、「仮想通貨にしかできない」いくつかの理由があるからです。
- 「誰が」「いつ」「いくら」を投げ銭したのかが記録される
- ブロックチェーンの仕組み上、投げ銭の記録は改ざんされない
- 寄付が仮想通貨に統一されることで、運営側は投げ銭のデータが蓄積する
こうした性質は、仮想通貨ならではのメリットです。
どのようなことなのか、詳しくご紹介しましょう。
ネム(NEM)を使った投げ銭サービスの例(エンゲート株式会社)
エンゲート株式会社が「仮想通貨×投げ銭」の分野で面白いコミュニティサービスを提唱しています。
同社が2018年7月16日に発表したプレスリリースによると、スポーツチームに対し、ファンが投げ銭できるコミュニティサービスを2018年9月にリリースするとのこと。
面白いのは、この技術にネム(NEM)のブロックチェーンが使われるということ。
こうしたサービスが開始されることで、ネム(NEM)や、仮想通貨そのものの利用価値も向上することになるので注目です。
「投げ銭」は、スポーツチームとファン両方が求めている
ここで注目したいのは、ファンも投げ銭できる手段を求めているということです。
スポーツチームが投げ銭を求めるのは、運営資金の確保などの面から納得です。
しかし、コアなファンも、「応援したい」という気持ちから投げ銭という手段を求めているのです。
たとえば分かりやすい例でいえば、AKB48のファンは応援するために、投票券の入ったCDを買い集めますよね?
これは厳密には投げ銭ではありませんが、ファンの心理としては似ています。
こうした投げ銭をブロックチェーンを使ったシステムとすることで、
- 「誰が」「いつ」「いくら」を投げ銭したのかが記録される → 投げ銭の「やりがい」に繋がる
- ブロックチェーンは外部から取引の記録が確認できる → 投げ銭が可視化できる
- ブロックチェーンの仕組み上、この記録は絶対に改ざんされない → 不正はできない
というメリットが生まれるのです。
ブロックチェーンを使った投げ銭でしかできないこと
あくまで個人的な考察ではありますが、「投げ銭」に応じて何らかの権利を与える(会員のランク付けなど)方法などでは、仮想通貨を使う方法がピッタリです。
そうすることで、より投げ銭システムが活性化できる可能性があります。
少なくとも、「仮想通貨を使った投げ銭」でしかできないことが多くあるのは確かです。
それが「仮想通貨×投げ銭」の分野が注目されている大きな要因の1つです。
「投げ銭」プロジェクトに注目してみよう!
今回は、仮想通貨を使った投げ銭について解説しました。
また例としてエンゲート株式会社の投げ銭システムを取り上げさせていただきました。
仮想通貨を使った投げ銭は、スポーツチームだけではなく、インターネット配信者向けのものなど、いろいろなプロジェクトが存在しています。
「仮想通貨×投げ銭」の分野。
これをきっかけにリサーチしてみてはいかがでしょうか?