「bellcoin(ベルコイン/BLL)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「上場するBellwoodが出金拒否になっているけど、もう諦めるしかないのかな・・・」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説。
詳しくみていきましょう。
bellcoin(ベルコイン)とは
bellcoin(ベルコイン)とは、マルタ島を拠点とする仮想通貨取引所Bellwoodが発行している取引所系トークン。2018年10月に発行されました。
bellcoinには、以下のような使い道があるとされていました。
- 投資家が保有しているICO割れコインをbellcoinで高価買い取りしてくれる
- bellcoinを保有している人は自動売買プログラム(EA)の利用権を得られる
ICOバブルの崩壊後、多くのトークン(一説によると50%以上)がICO割れになったといわれています(ICO割れとは、ICO販売時の価格を取引所の上場後に下回ること)。
取引所Bellwoodは、こうしたコインをbellcoinにて割高に買い取るとしていました。
また、bellcoinの保有者はBellwoodにて、EA(コンピュータによる自動売買プログラム)を利用できる権利を得られるとされていました。
bellcoinは決済にも利用可能?
上述のように、ICO割れのコインはbellcoinとお得に交換することができます。
とはいえ、bellcoinに価値がなければ投資家は交換したいとは思わないでしょう。
そこで、取引所Bellwoodは、bellcoinで提携したネットショッピングでの買い物に使えるようにしていました。
たとえば、bellcoinは取引所内で「CHATRIS」と呼ばれる仮想通貨と交換可能。
CHATRISはオンラインショップ「Chattiness Shop」で使えるので、間接的にbellcoinはショッピングに使うことが可能となります。
bellcoinの現在と今後は?
それでは、bellcoinの現在と今後についてみていきましょう。
2021年2月現在、Bellwoodの出金拒否が続く
結論からいえば、記事執筆時点では取引所Bellwoodの出金拒否が続いており、bellcoinを含むすべての通貨は取引所から引き出すことができません。
bellcoinは当初から、疑惑の仮想通貨でした。
- bellcoinはBellwoodの取引所トークンなのに、なぜか一度、上場廃止になっている(その後、再上場)
- 取引所がメンテナンスに入ると、仮想通貨が出金不可となる事態が発生
- BellwoodがbellcoinをTOB(他の保有者から買い付ける)と発表するも、その後延期に
取引所Bellwoodは2020年2月から出金拒否が続いています。
その後、公式からのアナウンスで、出金拒否状態にある投資家を、
- グループ①ICOに参加していない投資家
- グループ②ICOに参加しており、マルタ時代のBellwoodに取引履歴がある投資家
- グループ③ICOの際、ミスでbellcoinを多く受け取った投資家
の3つのグループに分け、それぞれ①を2020年3月中旬、②を2020年4月、③を2020年5月から出金できるようにすると公表しました。
しかし2021年2月現在、その約束は守られていません。
bellcoinの出金拒否が解除される可能性は?
これについては、(特に、取引所Bellwoodが意図的に出金拒否にしている場合)残念ながら、望みは薄いでしょう。
これまでの投資家に対する不誠実な対応を考えると、(断定することはできませんが)プロジェクトは詐欺的であるといわざるをえません。
今後、プロジェクト側が自発的に出金可能とする可能性は低そうです。
投資家が救われるような進展があることを願いましょう。
bellcoinの買い方
bellcoinは主要な取引所では扱われていません。