こんにちは、阿部です。
スイスは仮想通貨に積極的な国の1つで、仮想通貨関連において国際的な拠点となっている「クリプトバレー」を有しています。
それにならった形で韓国においても「クリプトビーチ」立ち上げの可能性が、国際的な仮想通貨の拠点をかかえることになった国は、経済的な恩恵を受けられます。
そのためこうした構想が出てきているわけですね。
今回は、韓国の「クリプトビーチ」とはどのような構想なのか、またその手本となったスイスの「クリプトバレー」とはどんな場所なのか、についてご紹介していきます。
クリプトバレーとは?
タイムリーなニュースは韓国の「クリプトビーチ」構想ですが、その手本となっているスイスの「クリプトバレー」からまずはご紹介します。
仮想通貨の開発において世界的な拠点の座を狙っているのは
- シンガポール
- ドバイ
- スイス
などが有名ですが、そのなかでも最大の拠点いわれているのがスイスのツークに位置する「クリプトバレー」です。
仮想通貨で国際的な拠点となるためには、相応のブロックチェーン企業、仮想通貨企業を誘致する必要があります。
上述した地域は、なるべく仮想通貨フレンドリーな「税制」や「法律」や「環境」を整備することで、企業の誘致を目指しています。
蛇足ですが、こうした競争からは日本は後れを取っているのが現状。
投資家による取引量は十分な量を誇っている日本ですが、政府による規制などが足かせとなり日本の優秀な人材は海外でICOを行うようになっています。
「クリプトバレー」を有するスイスのツークでは、上述のような仮想通貨フレンドリーな方針に加え、
- ビットコインで税金や電車代を支払える
- ブロックチェーンで市民投票を実施する動き
という特徴もみられます。
まさに仮想通貨の聖地ともいえるのではないでしょうか。
韓国の新構想「クリプトビーチ」とは?
上述のようなクリプトバレーを手本とした韓国の「クリプトバレー」とはどのような構想なのでしょうか?
- 韓国の釜山(プサン)市に立ち上げ予定
- クリプト「ビーチ」の名称のとおり、ビーチ沿いの裕福な街
- 韓国政府から今後数十年の商業発展センターに分類される
- スイスの「クリプトバレー」を手本とした、韓国における仮想通貨の新たな拠点となることを目指す
- 韓国ICTフィナンシャル・コンバージェンス協会が立ち上げに関わる
- 同協会の会長は、2018年9月に、釜山の当局に計画を報告する予定
こうしてまとめてみると、やはりクリプトビーチはスイスのクリプトバレーに迫れるだけの「具体的な計画」はまだ整っていないことがわかります。
とくにスイスと韓国では国による仮想通貨の捉え方が異なります。
スイスはブロックチェーンや仮想通貨に対して、政府そのものがある程度の理解を示していますが、韓国ではICOの禁止措置が取られています。(※規制撤回の動きも!)
韓国は、スイスよりも規制が強いということができるのですね。
そのため、
- クリプトバレーに後れを取っている(クリプトビーチは後発である)
- 韓国はスイスと比較すると規制が強め
という2点をくつがえさなければいけないということになります。
クリプトビーチはまだまだこれからの計画といった印象を持たずにはいられませんね。
「クリプトビーチ」でどんな影響がある?
韓国において、「クリプトビーチ」が現実化すれば、どのようなことが起きると考えられるでしょうか?韓国は仮想通貨取引がとても盛んな国の1つです。
取引量は、多くの国のなかでもトップクラスに位置しています。
しかし、すべての韓国国民が仮想通貨というものを正確に認識しているわけではありません。
しかし、クリプトビーチのような仮想通貨が中心となる経済圏が確立されることによって、認知度が向上するはずです。
もともと韓国は仮想通貨への投資が盛んなので、取引できる環境は整っています。
そのため、さらなる普及の起爆剤となることを期待したいと思います。
今回は、スイスの「クリプトバレー」、韓国の「クリプトビーチ」についてご紹介しました。
日本にもぜひ、こうした地域が誕生してほしいですね!