こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→上昇!
今日のビットコインは昨日に引き続き上昇傾向です。
先日テザー問題で一時的に5万円近く上昇しましたが、現在はその半値程度の72万4千円前後を推移しています。
時価総額トップ10通貨では、リップル(XRP)が3%上昇しています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間で0x (ZRX)が約28%の高騰。
アメリカ最大の取引所「Coinbase」公式スマホアプリにZRXが対応。
購入、販売、送受信が可能になったことを受け、急上昇していますね!
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①ドイツ最大級のDZ銀行がリップルの採用の可能性
【グッドニュース🎉】
ドイツ第2の資産規模を誇るDZ銀行が、欧州中央銀行向け資料で #リップル に言及。
子会社のReise銀行は、リップルのパートナーであることが判明🥂
わずか8秒でカナダ➾ドイツに送金する使用例が記載!8秒動画を観て、速さを体感してください✨https://t.co/HSiYYf8krm
— こぺる@仮想通貨 (@coperu100) 2018年10月16日
ドイツで2番目に大きな規模を誇るDZ銀行が、ブロックチェーンに関する資料「Blockchain(s) and PotentialImpacts on Reconciliation」を公表。
この中でDZ銀行は、リップルの仕組みについて2ページにわたって言及しました。
DZ銀行に限らず、多くの銀行はめったに仮想通貨に触れてきませんでした。
そうした現状を考えると、わざわざリップルに触れたDZ銀行は、リップル社のシステムの採用を検討中であるとも考えられます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②分散型取引所(DEX)の流動性を大幅PUさせるプロジェクトが始動
仮想通貨取引所に革命か 「世界中の注文板を統合」するプロトコルの開発へhttps://t.co/mgzdADOO8B
Paradigmが主導する新たなDEXは「出来高と板の薄さ」を根本から解消させるプロトコルの開発へ動いている。ハッキングにも強いDEXで、この問題が解決された場合、状況を大きく好転させる可能性がある
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月17日
最近、取引所のハッキング事件が相次いでいることから、セキュリティに優れた「分散型取引所」(DEX)の普及が待たれます。
しかし、DEXはまだ利用者が少ないことから、流動性が低く、取引が成立しにくいという決定的なデメリットを克服できずにいます。
そんな中、複数のブロックチェーン企業、仮想通貨企業、投資銀行らが、世界中のDEXの注文板を1つの板に集中させ、流動性を確保する「分散型注文板(decentralized order book)」というプロジェクトをスタートさせました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
これは「従来型(中央集権型)取引所から分散型取引所(DEX)への移行」を予感させる重要なニュースです!
「bitFlyer」「GMOコイン」「BITPoint」「bitbank」といった国内の取引所、「Binance」「BitMEX」「Bitfinex」といった海外取引所など・・・皆さんがお使いの取引所はもちろん「従来型」の取引所です。
一方で、
- EtherDelta
- Openledger
- Waves Lite Client
などが分散型取引所(DEX)の代表例ですね。
DEXはセキュリティも大変強固なので、仮想通貨が流出するなんてことはまずありません。
あとは、流動性が確保されれば言うことなし。
DEXが取引しにくい、というのは過去の話になる日も近そうです!
③Zaif公式のスマホアプリ、本日をもって配信停止
Zaif、本日15:00をもってスマホアプリの配信停止と発表https://t.co/el4cIDyIJA
— 岡三マン (@okasanman) 2018年10月17日
2018年9月20日、大手仮想通貨取引所Zaifから仮想通貨70億円相当が流出。
その後、Zaifの事業がテックビューロからフィスコへと譲渡されることが決定されました。
そんな中、本日(17日)15:00をもってZaif公式のスマホアプリの配信を停止すると、公式ツイッターが伝えました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
Zaifのアプリユーザーの方は、ウォレットの引き継ぎが必要となりますが、お済みでしょうか?
Zaifは以前、このアプリの配信停止にしたがって、新アプリを開発する予定でした。
しかし、上記のハッキング事件により「事業譲渡」となってしまったことから、新アプリはお蔵入りでしょう。。
テックビューロは事実上の倒産ともいわれ、ちゃくちゃくと手仕舞い局面に入っているようです。
④フォビ(Huobi)、米ドル連動型の通貨4つを立て続けに追加
中国大手仮想通貨取引所フォビも4つのステーブルコイン上場を発表。詳しくはこちらhttps://t.co/oGe4KPJPiX
— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月17日
中国最大級の取引所フォビ(Huobi)は、新たに米ドル連動型のステーブルコインを立て続けに4種類、追加すると発表しました。
追加されるステーブルコインは以下のとおりです。
- ジェミニ・ドル(GUSD)
- パクソス・スタンダード
- TrueUSD(TUSD)
- USDCoin(USDC)
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
最近、ステーブルコインの採用ラッシュが来ていますね!
上記のHuobi以外でも、Binance、OKEx、Kucoinなどが、USDT以外のステーブルコインを立て続けに取り扱いを開始しました。
この理由となっているのが、最近顕著になっている「USDTの信頼低下」(下記リンク参照)。
USDTの信頼低下は一見すると悪いニュースですが、多くの取引所で、いろんなステーブルコインが採用されるようになるため、いい面もあります。
仮想通貨は値動きが激しいので、利益確定に使うステーブルコインくらいは、信頼できるものが広がってほしいですね!
明日のビットコイン予測
明日のビットコインの価格は下落の予想です。
テザー問題も既に価格に織り込まれていると思うので、テザー関係でここから大きな上昇が来ることはあまり考えにくいです。
今日まで右肩上がりに上昇はしてきていましたが、72万8千円付近で既に上値が重くなり始めているのが確認できます。
そして現在、直近のサポートラインを割り込み、下落に転じようとしています。
ですが、すぐに前回の安値圏まで落ちてくることはなく、しばらくは71万3千円付近を推移するでしょう。
サポートライン
下値支持線ともいう。チャートの下値をつなぎ合わせた線で相場の性質としてサポートラインで再度反発する可能性が高い。サポートラインを割ってきた場合は大きく下落に転じる傾向にある。
本日のまとめ
- ①ドイツ最大級のDZ銀行がリップルの採用の可能性
- ②分散型取引所(DEX)の流動性を大幅PUさせるプロジェクトが始動
- ③Zaif公式のスマホアプリ、本日をもって配信停止
- ④フォビ(Huobi)、米ドル連動型の通貨4つを立て続けに追加
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした。
DZ銀行はそもそもどのような銀行なのでしょうか。
しかも、DZ銀行子会社のReise銀行はすでにリップル社と提携しているので、なおDZ銀行のリップル採用が現実味を帯びていますね!
こんな巨大銀行であれば、その送金量も圧倒的。
小さな銀行による採用よりもXRP価格に与える影響が大きくなるのは必然です。
DZ銀行の公式発表が待ち遠しい限りですね。