こんにちは、阿部です。
本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは為替相場を確認していきましょう!
今週の為替相場は?
今週の為替相場は、ドル円が107円台後半、ユーロ円は122円台後半で引けました。
もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.13台後半で引けています。
さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!
①来週のFX市場はハイボラ相場!?「G20」「米中首脳会議」など特大材料を経た展開へ
【為替ニュース】【IMM:円売り1年ぶり低水準】来週の注目:米中首脳会談、G20サミット、米6月雇用統計、ISM
投資家や投機家の持ち高を示すIMMの週次統計で、ネット円売り持ち高は前週からさらに減少し、前週に続き1年ぶり低水準を更新した。円の売り… #zaifx #fxhttps://t.co/pyPNzX0DKy
— ザイFX! (@ZAiFX) 2019年6月28日
6月28~29日、大阪でG20(主要20か国・地域首脳会議)が開催されます。
これ受けて、為替相場は「様子見ムード」で今週を引けました。
今回のG20会議では、
- 世界経済の課題
- 自由貿易
- 海洋プラスチックゴミの問題
などの世界的な課題について話し合われるため、為替相場への影響も大きいと考えられています。
来週の為替市場は、こうしたG20の内容を織り込んだ上で寄り付くことになるため、注目が集まっています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ドル円、「米中首脳会議」を控えて上値の重い展開へ
ドル円の日足と10日移動平均線です。移動平均線をなかなか超えることができません。また、青線で表示をした節目できれいに上値を抑えられました。
うーん、上値は重たい・・・#FX#為替#投資#ドル円#テクニカル分析#移動平均線 pic.twitter.com/k33xuSvyvR— 川口一晃 (@Nice_Chot) 2019年6月28日
G20を前にして為替相場は様子見ムードです。
ドル円は今週を107.20円台でスタートし、26日水曜日に出した大陽線と、27日木曜日に出した上ヒゲで108.16円台へと到達。
しかし28日金曜日は様子見ムードにより小幅な動きとなりました。
様子見ムードの背景にはG20に加え、今週末に開催される「米中首脳会議」も強く意識されています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
G20もしくはそれ以上に、「米中首脳会議」は重要ですね。
つまり今週末は2つも重要なイベントがあるのです。
様子見ムードとなるのも致し方ないですね。笑
さて、現在アメリカと中国は「米中貿易戦争」のまっただ中です。
これ以上に米中関係が悪化するならば、リスク回避のためドルが売られ、さらなるドル円の下落に繋がります。
では結論、どうなりそうか?
「米中首脳会議」は29日に終了しており、有名経済メディアブルームバーグは、
「トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は29日、貿易戦争の新たな休戦で合意した。」
と報じています。
「休戦」という言葉がありますね!
ということで、ひとまず「ドル」を買い戻す動きがあるでしょう。
ドル円ならば、ロング目線で来週からのプランを立てていきたいところです!
③イギリスGDP、第2四半期には「ゼロ%成長」か|ポンドはどうなる?
第1四半期英GDP確報値が発表され高い成長を示した
第1四半期は英企業がEU離脱に備えて在庫を大量に積み上げた事から在庫投資の拡大が寄与した
このケースの場合、反動が出る事が多くエコノミストの中には第2四半期の英GDPはゼロ%成長になる可能性も指摘されてる— くいっくごー (@ko_970shx) 2019年6月28日
ポンド相場に大きく影響する「イギリスGDP」が「第2四半期にはゼロ%成長になる」との見方が出ています。
英GDPの第1四半期は29日、速報値が発表され高い成長を示しました。
しかし第1四半期には、EU離脱に備えてイギリス企業が在庫を多く抱えようとする動きがあっため、本来の実力よりも高い値が出ているとの指摘があります。
こうした場合、次期には反動から低い値になる可能性が高く、第2四半期の英GDPは「ゼロ%成長」になるのでは、との見方が大きくなっています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
GDPとは「国内総生産」のことですね。
つまり、ある国で生産された「経済的価値の合計」を指すものです。
GDPは「経済力」をストレートに示す経済指標として、為替相場で非常に重視されています。
具体的には、「高GDP」=「通貨高」となることが多いですね。
ということは、もしイギリスのGDPが第2四半期にゼロ%成長になった場合「ポンド安」要因になるということ。
ポンドを取引するなら、ぜひ頭の片隅に入れておきましょう!
④来週の見通しは?7月1~5日の重要指標まとめ
来週発表予定の主な経済指標です。
7/1(月)
[08:50]🇯🇵4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
[23:00]🇺🇸6月ISM製造業景況指数
7/2(火)
[13:30]🇦🇺豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
7/3(水)
[21:15]🇺🇸6月ADP雇用統計
[23:00]🇺🇸6月ISM非製造業景況指数#YJFX #FX #ヤフーグループ #経済指標— YJFX! (@YJFXinc) 2019年6月29日
為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動く特徴があります。
そこで、来週(7月1~5日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。
- 7月1日(月):「アメリカ・ISM製造業景気指数 06月(23:00)」
- 7月2日(火):「豪・中銀政策金利 07月(13:30)」
- 7月3日(水):「アメリカ・ADP雇用者数 06月(21:15)」「アメリカ・ISM非製造業景気指数 06月(23:00)」
- 7月4日(木):なし
- 7月5日(金):「アメリカ・雇用統計 06月(21:30)」
阿部悠人の考察(重要度★★★)
さーて、またまた「米雇用統計」の週がやってきましたね!
言わずと知れた月1回の稼ぎ時、お祭り騒ぎです。
前回の雇用統計では、「-45.7pips」と非常に大きく値動きしたので、今回も注目ですよ!(pipsとは、価格変動の単位のこと)
まだFXの講座をお持ちでない方は、ごく小さなポジションで5日の雇用統計にトライしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに僕のオススメのFX会社は、ローコストで信頼性の高いDMMFXですよ!
【米中首脳会談開催!米大統領「両国にとって素晴らしい結果に」】
前日のトランプ大統領の発言からは、「明日の会談は建設的なものになると思う」、「両国にとって素晴らしい結果になるだろう」と前向きな発言が見られました。
また米副大統領のショート首席補佐官が米中首脳会談の行方に関して、「通商交渉の再開が最良のシナリオ」と語っており、従って本日は通商交渉に関する発言にまずは注目が集まりそうです。
一方で、米大統領は、「中国への追加関税を先送りすることはない」とも発言している為、本日の会談の結果次第で追加関税を発動する姿勢は崩していない模様です。
本日の会談結果は為替にも大きく影響するため要注目となります!
それでは来週のドル円を分析します。
現在の大きな流れは下降トレンドであり、まだボトムも形成していないので、売り中心で考えていきます。
今週は陽線で終わっているので来週初めはまず様子を見て、下位足で下落サインが出るか、日足で陰線が確定するまで待ちます。
まずは②直近高値を試しに来る流れですので、それまでは一時間足等の様子を見ながら買いで追うのもありです。
本日のまとめ
- 来週のFX市場はハイボラ相場!?「G20」「米中首脳会議」など特大材料を経た展開へ
- ドル円、「米中首脳会議」を控えて上値の重い展開へ
- イギリスGDP、第2四半期には「ゼロ%成長」か|ポンドはどうなる?
- 来週の見通しは?7月1~5日の重要指標まとめ
以上、今日の気になるFXニュースでした!
FXでは「経済指標」の発表により為替が急騰・急落するシーンも多いですよね。
G20については経済指標ではありませんが、「経済指標よりも為替を動かしかねないイベント」です。
さて、G20を目の前にして、週の前半にドル円は上昇しました。
しかし、後半からは小動きとなり、「G20待ち」のレンジ相場となりましたね。
相場は「レンジ」→「トレンド」→「レンジ」・・・と繰り返していく性質があります。
個人的な見通しとしては、来週からはG20の内容を受けてレンジを抜けた方向へ伸びるだろうと考えていますよ!