こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
本日の相場は?→横ばい
BTCは昨日の下落後、73万円から71万5千円の間で推移。
今朝の4時頃、何度か71万5千円で底を打ち短期的に上昇してきています。
現在は逆三尊のような形を描きネックライン付近で保ちあっている状態です。
時価総額トップ10のアルトコインでは、多くのコインが横ばいとなっているものの、XRPで8%の大幅上昇が見られています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でHshare (HSR)が40%も高騰。
Hshareはメインネット移行に伴い、HSR→HCへとアップグレードされました。
それを受け、値上がりに繋がっています。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①10月よりGoogleが仮想通貨の広告を一部解禁!
Googleが暗号通貨の広告禁止撤廃 日米で10月から https://t.co/sX5Uttrkrp
— 岡三マン (@okasanman) 2018年9月25日
Googleは9月25日、仮想通貨取引に関する広告を10月より一部許可すると発表しました。
これにより、Google上で「仮想通貨」の広告を出稿できるようになります。
同社は今年6月より仮想通貨関連の広告を禁止していましたが、態度を軟化させた形です。
ただし、仮想通貨の広告が全面的に解禁されたわけではなく、「ICO」「投資アドバイス」関連の広告については10月以降も引き続き禁止です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ビットコインにて分散化が進む|個人ウォレット3割超え
経済学者「仮想通貨ビットコイン普及における”最初の難関”を突破」https://t.co/6uw5DnJToR
仮想通貨調査会社Chainalysisの経済学者が、ビットコインに関する最新報告書のデータを分析、成熟した市場への兆候があると言及した。直近データが示す「個人ウォレット」の保有率上昇が示唆するものとは。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年9月25日
ビットコインでは以前から一部の大量保有者(クジラ)の存在が指摘されていました。
そんな中、仮想通貨調査会社Chainalysisの報告書では、個人ウォレットのビットコインが、
- 2017年末:380万BTC(全ビットコインの26%にあたる)
- 2018年8月:480万BTC(同32%)
へと大きく増加したと報告しています。
つまり、ビットコインがより多くの個人ウォレットに広く行き渡る「分散化」が進んでいることになります。
阿部悠人の考察(重要度★★)
ビットコインが大量保有者に集中していると、なぜ問題なのでしょうか。
たとえば、クジラが大量に売却すると、BTCが暴落する可能性がありますね。
そんな通貨を安心して利用できる人は少ないでしょう。
そのため一部の大量保有者に集中していることは、ビットコインの大きな課題でした。
ビットコイン保有率の「分散化」が進められることは、さらなる上昇を目指すに当たって非常に重要です!
まさに「難関が突破」されつつあると言えるでしょう。
③リップルの「xRapid」、SBIなど大手が続々採用!
リップルの提携企業7社:最大70%のコスト削減「xRapid」の利用体制整うhttps://t.co/LtHp7VMm95
英ロンドンのMercury FX、米国の大手取引所Bittrex、東証一部上場企業SBIホールディングスなど米Ripple社の提携先7社では、「xRapid」の利用体制を整えている。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年9月25日
連日高騰しているリップル(XRP)。
9月18日の0.27ドルから、22日には0.67ドルを記録する大暴騰を見せました。
この値上がりの要因は、リップルの送金システム「xRapid」にあります。
同システムは
- Mercury FX
- Bittrex
- SBIホールディングス
- Bitso
- Coins.ph
- Cuallix
- Zip Remit
といった大手企業によって着々と利用体制が整えられており、XRPの高い評価にも繋がっています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
リップル社のプロダクトには、大きく分けて3つあります。
上記でご紹介した「xRapid」、そして「xCurrent」と「xVia」です。
この中でも「xRapid」は、国際送金を安く(従来システムコストの最大70%OFF)しかも早く実行できる技術。
加えて、xRapidにはXRPが利用されるため、企業への採用が進むと値上がりに直結します。
xRapidが順調なので、XRPの保有も安心感が高くなっていますね!
リップル最大のイベント「SWELL」も10月に控えてますし、リップルから目が離せません!
④ポーランド最大の銀行がブロックチェーン導入へ
ポーランド最大の銀行がブロックチェーン技術導入へ 顧客向け文書で適用 https://t.co/sqNLCAvgHI
— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年9月24日
ポーランド最大の銀行であるPKOバンク・ポルスキが、イギリスのフィンテック企業と提携し、近い将来ブロックチェーンを導入することを検討中です。
同銀行の顧客500万人の文書保管にブロックチェーンが利用されます。
導入理由として同社は、
- セキュリティ強化
- 顧客が銀行に保管されている文書を簡単に閲覧できるようにする
といった点を挙げています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
ブロックチェーン上で文書を保管する取り組みは、高いセキュリティと低コストを両立できる選択肢として広く注目されています。
上記のポーランド最大の銀行によるブロックチェーン導入も、その流れの1つ。
この導入により今後、より多くの企業や銀行がブロックチェーン導入を検討することになるでしょう。
明日のビットコイン予測
現在逆三尊を形作っているため短期的には上昇していきそうです。
しかしそこまで買いに優位性があるわけではなく、一旦昨日の下落の半値に当たる73万5千円程度まで上げた後、再度下落していくでしょう。
どちらにせよ大局目線では下落です。
長期で見ると明らかなディセンディングトライアングルを形成しているため、買いで入りたい投資家も少ない状態です。
ただ、これから大きく上昇するには一度65万円を割って大底を付ける必要がありますね。
ディセンディングトライアングル
底値が一定でだんだんと高値を切り下げた三角形を描くチャート。下降トレンドの際に現れる弱気なチャートパターンとされている。収束点が近くなればなるほど下に抜ける可能性が高い。
本日のまとめ
- ①Googleが仮想通貨の広告を一部解禁!
- ②ビットコインで分散化が進む|個人ウォレットが3割超え
- ③リップルの「xRapid」、SBIなど大手が続々採用!
- ④ポーランド最大の銀行がブロックチェーン導入へ
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
仮想通貨広告が制限されることで、投資家の新規参入が妨げられていました。
そのため、Googleの仮想通貨広告禁止が一部解禁したことは好材料といえます。
今回の発表では、ICOの広告解禁は見送られました。
が、仮想通貨市場にとっても一番影響が大きいのは「取引所」広告の制限でした。
仮想通貨市場を牽引しているのはビットコインなど取引所で購入できる仮想通貨だからです。
そのため、ICO広告は解禁となっていないものの、今回のGoogleの発表はグッドニュースといえますね!