こんにちは、阿部です。
4つの海外取引所
- Huobi
- Kucoin
- BigONE
- Kraken
が、相次いで日本人の利用を禁止します。
2018年6月下旬、分かりました。
いよいよ海外の取引所による、日本人の締め出しが本格的に始まってしまったようです。
これは想定されていたことではあるのですが、大手取引所Houbiを含む複数の取引所が立て続けに禁止となると、かなり焦ってしまいますよね。
また別のニュースとして、無料通話アプリで知られる「LINE」が取引所サービスをリリースすることも明らかとなっています。
ただしこちらも、現在は日本人の利用は不可となる予定です。
今回は、めまぐるしく変わる最近の取引所の動向について紹介していきます。
Huobiを含む海外取引所が相次ぎ日本人締め出し
最近、金融庁の存在感が強くなっています。
金融庁は国内で取引所サービスを運営する業者に「仮想通貨交換業者」の登録を求めています。
「仮想通貨交換業者」に未登録の取引所は、日本人向けの取引所の営業は原則としてできません。
もちろん、「Huobi」「Kucoin」「BigONE」「Kraken」といった海外の取引所は「仮想通貨交換業者」に未登録です。
しかしこれまで金融庁は、日本企業に対する規制は厳格であったものの、海外の取引所の多くを、事実上見過ごしていました。
しかし今回の日本人締め出しで、金融庁がいよいよ「本気」を出してきた感じがありますね。
以下、2018年6月下旬に日本人締め出しを余儀なくされた海外の取引所4社を、軽くご紹介します。
①Huobi
Binanceと並び、中国の代表的な取引所の1つです。
出来高は世界中の取引所でもトップクラス。
24時間ボリュームは2018年6月29日時点で世界4位となっています。
取引できる通貨ペアは250種類に上ります。
②Kucoin
Kucoinも中国系(香港)の取引所です。
出来高はHuobiほどではなく24時間ボリュームは2018年6月29日時点で世界46位。
ただし通貨ペアは351種類に上り、草コイン投資に便利な取引所です。
③BigONE
BigONEも中国系の取引所です。
出来高はHuobiにはかないませんが、24時間ボリュームをみてみると2018年6月29日時点で世界11位と大きな取引所。
通貨ペア数は98種類です。
④Kraken
アメリカのサンフランシスコの取引所です。通貨ペアは56種類と海外の取引所としては平凡。
しかし24時間ボリュームは2018年6月29日時点で、世界15位。
アメリカを代表する取引所の1つです。
LINEがBITBOXをリリースするも、やはり日本人は利用できず
最近の仮想通貨業界は暗いニュースが多いですが、中には明るいニュースも。
皆さんも利用されている言わずと知れた無料通話アプリ「LINE」が、暗号通貨取引所「BITBOX」をリリースします。
- まずはシンガポールで解禁
- 30種類以上の暗号通貨に対応
- 手数料は0.1%と安め
といった取引所の仕様です。
ただしこちらも残念なことに日本人の利用は禁止されています。
いずれは環境次第で日本人への提供も検討されるかもしれませんが、30種類以上のコインに対応していることを考えると金融庁のウケは悪いので、許可を取るのは現状では難しそうな印象ですね。
今回は、海外の取引所の規制ニュースについてお伝えしました。
「仮想通貨投資は終了?」との声が聞こえてきそうですが、仮想通貨市場は日本だけではありません。
海外の相場が盛り上がることで、日本人の保有する仮想通貨も含み益が出ます。
また、これからは、分散型取引所(DEX)も盛り上がっていきます。
まだまだこれからですよ!(※上記の海外取引所にまだ資金を残している方もいるかもしれません。そんな方はなるべく早く資金を避難させておきましょう)