こんにちは、阿部です。
ICO投資の危険性や詐欺のリスクなどが、指摘されることが最近多くなっています。
とはいえ、世界的なICOの規模は年々大きくなっていますし、ICOに参加する投資家も減ることがありません。
指摘されている内容と、実際の事実の間には、かなりのギャップも感じられますよね。
それはなぜなのでしょうか?
結論をいえば、「やっぱりICO投資は儲かる」と考えている投資家が多いということなのだと思います。
その理由について今回はご紹介します。
ICO投資は平均82%のリターンが得られると証明?!
ICOは近年、その数が増加しすぎていると指摘されています。
- 同じようなICOが乱立している
- ICOに投資しても、取引所の上場後に価格割れしてしまう
という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
しかしそんななか、ボストン大学の研究者が興味深いデータを発表しています。
Boston College Carroll School of Managementの調査によると、ICOに投資した投資家は平均82%の利益を得ていることがわかりました。
ボストン大学研究者の調査内容
上記のICO調査は、まとめると次のようになります。
- 総額120億ドル以上の4003のICOを調査した
- ICOで買えるトークンは、取引所上場後に平均して172%値上がりしている
- 60日以内に取引所へ上場できなかったトークンを、すべて「全額損失」と見なしても、投資家は平均82%のリターンを得る計算となる
82%の利益とは、たとえば100万円の投資が182万円となって戻ってくるという意味です。
それも1つのICOで、そういうケースがあったのではなく、4003のICOの平均がそうだったということです。
さらに、60日以内に上場できなかったトークンを「全額損失」と計算しての話です。
こうしたことを見ると、いかにICOに夢があるのかがわかりますね!
ICOでは分散投資が有効といえる
ICO投資ではよく「一点集中投資」が実践しがちです。
その理由はいくつかあります。
- 多くのICOをじっくりとリサーチする時間がない
- 詐欺のICOに引っかかりたくない
- 一点集中投資のほうが大きなリターンを得られやすい
たしかに、こうした理由から、一点集中投資することは理解できます。
しかし、上記の「平均82%のリターン」の統計を見てみると、いくつか詐欺のICOをつかんでしまったとしても、最終的にはリターンを得られる可能性があるということがわかります。
もちろん、詐欺はなるべく避けなければなりませんが、もう少しICOという市場を信じ分散投資してみてもよいと僕は個人的に考えています。
120億ドル以上のICOが安心?
上記のボストン大学の研究者は、総額120億ドル以上のICOについて調査を行いました。
その結果、平均82%のリターンが得られるということがわかりました。
すると、「規模の大きいICO」に限定して投資したほうがよいのだろうかと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「大きければ大きいほどよい」というわけではないのです。
規模の大きなICOは
- 安心感が強い(メリット)
- 値上がりする余地がその分小さくなる(デメリット)
という2つの特徴があります。
なぜなら、ICO投資とは「小さなICOが大きくなったときに売る」ということなので、スタートから大きなICOは成長の余地も小さいことになります。
その当たりのバランスを考えて投資していきましょう!
ICO市場はまだまだ「割のいい」投資先!
ICO市場は「もう終わり」といわれることもあります。
しかし、上述のように、まったくそのようなことはありません。(個人が投資しにくくなっているという別の傾向はありますが・・・)
たしかに、ICOが乱立しだしてから、利益の得やすさは少しだけ低下しているかもしれません。
しかし、10年先から見れば、現在は「ICOに最適な時代」と認識されているかもしれませんよね。
今はまだ優位性があるといえそうなので、焦らず腰を据えてICOに取り組んでまいりましょう!