こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう。
今日の相場は?→上昇!
本日、ビットコインは60万円台で推移しており、ここ24時間で約3%上昇。
時価総額トップ10では、ビットコインキャッシュ(BCH)が約13%上昇していますね。
時価総額トップ100|急上昇ランキング!
ここ24時間でRavencoin (RVN)が約20%上昇。
30日(昨日)大きく下落したことから、その反動で上昇してきましたね。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①米ナスダック「リップル」の価格を配信へ|XRPは6%急騰!
米ナスダックがリップル(#XRP)のインデックスを追加してXRPは6%急騰https://t.co/xER2svobGo
米国株式市場ナスダック(Nasdaq)は、5月1日から仮想通貨インデックスにリップル(XRP)を追加する事を発表しました😲
— コイン東京 COIN TOKYO|仮想通貨の最新ニュース・速報 (@COIN_TOKYO_JP) 2019年4月30日
アメリカ最大級の証券取引所ナスダック(NASDAQ)が、リップル(XRP)のインデックス「XRPLX(リップル・リキッド・インデックス)」の追加を発表。
これを受け、リップルが急騰しています。
発表直後、リップルは0.29ドル(約32円)から0.31ドル(約35円)と約6%急騰。
XRPLXは、各仮想通貨取引所間で異なるリップル価格の現状を踏まえ、ナスダックが、「世界基準価格」とも言えるリップル価格を明確に配信するものです。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②トム・リー氏「仮想通貨の『冬』の時代は終わった」と宣言
トム・リー「仮想通貨冬の時代の終わり」を宣言、 ビットコインは2020年頃に最高値を更新と予想https://t.co/68PezYFBLU
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年4月29日
アメリカの仮想通貨リサーチ会社「ファンドストラット」のトム・リー氏が、
「仮想通貨の冬の時代(下落相場)は終わった」
と宣言しています。
2020年頃には、ビットコインは最高値(約220万円)を更新すると予想しました。
強気予測の根拠としては、以下の3点を挙げています。
- ビットコインのブロックチェーン上での取引量の増加
- 200日移動平均を突破
- OTC取引(店頭取引)の活発化
阿部悠人の考察(重要度★★)
①と②については、単純に「仮想通貨が活発に取引され、価格も上がっている」ってことですね。
しかし、③のOTC取引については「?」という方も多いのではないでしょうか。
OTC取引とは、取引所取引と異なり、売り手と買い手が1:1で取引する取引方式のこと。
機関投資家や大口投資家の主戦場となっています。
ファンドストラットが独自調査によると、OTC取引企業の顧客の数は60%~70%増加しているとのこと。
つまり、トム・リーさんは「大口投資家が仮想通貨を活発に取引しているから、今後も上がると思うよ!」と言っているんですね。
2017年の仮想通貨バブルは「個人投資家」によるものでしたが、次回のバブルは「機関投資家」も巻き込んだ総力戦となるでしょう!
③テザー社「USDTの米ドル裏付け100%なし」と判明!なお開き直る
BTC速報:テザー(USDT)とBitfinexの顧問弁護士によると、発行元のTether Limitedは74%に当たる21億ドルの現金しか保有しておらず、USDTの発行数は28億ドルに上るという#ビットコイン #仮想通貨 #Tether #USDT #Bitfinex https://t.co/qjkyPPMA1h
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) 2019年4月30日
世界最大のステーブルコインUSDTを発行するテザー社が、とんでもない事実を暴露。
なんとUSDTについて、米ドルの裏付け資産が100%「ない」ことを認めました。
これまでUSDTは、米ドルの裏付けを持ち、米ドルと1対1で連動すると主張されてきました。
なおテザー社側はこれについて、
「どの銀行も、預金額に占めるほんの小さな割合しか実際に現金を保有していない」
と、「開き直り」とも受け取れる姿勢を見せています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
いやいや・・・これは完全にあかんヤツですね。
米ドルの裏付けを持つとして流通させていたわけなので。
100%の裏付けがないということは、USDTの保有者全員が米ドルに換金しようとしたとき、残高が不足してしまいます。
新たに公表された米ドルの裏付け率は「74%」とのことなので、1USDT=0.74ドルくらいが本質的な価値なんじゃないでしょうか。
もうテザー問題にはみなさん慣れっこですよね。
「やっぱりね」と言ったところでしょうか笑
幸い、仮想通貨市場に混乱は起きていないので、このニュースでビットコインが暴落する心配はなさそうです。
それだけが不幸中の幸いですね。
④BCHが「サトシナカモト」に51%攻撃される可能性!?
仮想通貨ビットコインキャッシュ急騰、「サトシ・ナカモト名乗る正体不明のマイナーが40%以上マイニング」報道の中https://t.co/WSFVrC4MRN
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年5月1日
ビットコインキャッシュのマイニング(採掘)比率を「サトシ・ナカモト」名乗るマイナーが4割ほど獲得しています。
悪意を持ったマイナーがマイニング比率の5割以上を占めると、「51%攻撃」が可能となるため、投資家の間では不安が広がっています。
そんな中、なぜかビットコインキャッシュ価格は高騰中。
4月30日から5月1日にかけて235ドル(約26200円)から275ドル(約30700円)になり、15%以上の急騰を記録しています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
51%攻撃が行われた場合、ビットコインキャッシュで二重支払いなどの不正が可能となります。
つまり、通貨の機能の一部を「乗っ取る」ことができてしまうんですね。
たとえば一度支払ったビットコインキャッシュ取引を勝手に取り消す、なんてこともできてしまいます。
当然ながら、ビットコインキャッシュの信頼性もガタ落ちですね。
日本の取引所SBIバーチャル・カレンシーズは、すでに「ビットコインキャッシュは51%攻撃のリスクがある」として、上場廃止を決定していました。
いろいろ逆風が吹いていますが、、、、なぜか爆上がりしてるんですよね!
仮想通貨市場ではたまにこういうわけの分からないことが発生します。
価格操縦のにおいがしてちょっと不気味ですが、見守りましょう。
本日のまとめ
- 米ナスダック「リップル」の価格を配信へ|XRPは6%急騰!
- トム・リー氏「仮想通貨の『冬』の時代は終わった」と宣言
- テザー社「USDTの米ドル裏付け100%なし」と判明!なお開き直る
- BCHが「サトシナカモト」に51%攻撃される可能性!?
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
これで機関投資家がリップルを買いやすくなりますね。
そもそも仮想通貨の価格はあいまいで、「今、リップルはいくら?」と言われても、どの取引所の価格を見るかによってその答えは変わってきます。
日本で言えば、bitFlyerとCoincheckでは価格が違いますね。
もちろん、2倍も3倍も開きがあるわけじゃないので、個人投資家としては困ることはありません。
じゃあ誰が困るか?というと、より多額の資金を正確に運用しなければならない「機関投資家(他人の資本を運用する投資のプロ)」です。
こうしたニーズに応え、ナスダックではすでに「ビットコイン・リキッド・インデックス」「イーサリアム・リキッド・インデックス」を配信しています。
今回、そこにようやくリップルが追加された形ですね。
「仮想通貨の正確な価格を知りたい!」という機関投資家のニーズの高さがうかがえます。
ナスダックが今後、他のアルトコインを追加すれば、同様に大きな値上がりが期待できるでしょう!