こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
①スタバ関係者が暴露!!「仮想通貨決済を2020年までに導入」
「ビットコインをスタバで」実現は2020年頃? 仮想通貨決済導入に向けて開発に着手か|The Blockが報道https://t.co/HOunHy4SnX
スターバックスが、仮想通貨決済に係る開発を行なっているとする報道が行われた。最短で2020年までに決済導入を行う可能性があると、関係者筋の話で明らかにした。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年3月4日
有名コーヒーチェーンのスターバックスが、最短で2020年までに仮想通貨決済を導入する可能性があることが、関係者の話から明らかとなりました。
具体的な時期や、どの仮想通貨に対応するかなどは未定です。
スターバックス社は、ニューヨーク証券取引所の親会社ICEが手がける仮想通貨取引所Bakkt(バックト)への出資メンバーとしても知られます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
②取引所LGO Markets、有価証券レベルのセキュリティ実現
BTC速報:機関投資家向けの新規ビットコイン取引所”LGO Markets”がαローンチ。3月11日からビットコイン現物取引を開始し、最終的に56の機関投資家向けクライアントによりサービスが安全に提供され、現在はOTC取引デスクやマーケットメイカーなどの10企業がすでに参加している。#ビットコイン #仮想通貨 https://t.co/wf7qxdBGJP
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) 2019年3月4日
仮想通貨取引所LGO Marketsは、今月11日より「機関投資家」のみを対象としたビットコイン現物取引の提供を開始します。
同取引所は、「フェアかつ安全で、規制された」取引システムが特徴。
- 資産管理には第三者機関(LGO外部の機関)が介入
- 約定・清算・決済などの全ての取引は、それぞれ別の機関によって処理
こうした仕様は、株式などの伝統的な「有価証券」取引システムに採用されているものです。
上記LGO Marketsの事例は、仮想通貨取引所のセキュリティを有価証券レベルに引き上げることになるのではないか、と期待されています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
個人投資家からすると、あまり関心をそそられないニュースかもしれませんね。
しかし機関投資家は、他人の資本を運用する投資のプロ。
ケタ違いの資本を運用し、負う責任も重いので、取引所の「セキュリティ」を非常に気にしているんですね。
LGO Marketsは上記のような「有価証券レベル」のセキュリティを提供していることから、プロに高く評価されており、すでに10の機関投資家が登録済みです。
事実、相場を動かしているのは個人よりも機関投資家なので、「機関投資家の立場」を理解することもトレード上達に欠かせませんね!
③トロン好材料!TRXブロックチェーン上にUSDTを発行へ
仮想通貨のトロンとテザーが提携 19年第2四半期までにトロンのブロックチェーン上でUSDT発行 https://t.co/ZFjju2LCmj
— コインテレグラフ🌸 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年3月4日
仮想通貨トロン(TRX)とステーブルコインUSDTのテザー社が提携し、2019年2Q(4~6月)までに「トロンのシステム上でUSDTを発行する」ことが分かりました。
なおテザー社は、これまでにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)上でUSDTを発行済みです。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
時価総額7位のUSDTと、10位のトロンが提携するという意味で、非常に重要度の高いニュースです!
USDTは「ステーブルコイン」なので、この提携で価格が上昇することはありません。
しかし、トロン(TRX)に関しては通貨の価値を高めることになるので、価格上昇も期待されます。
「既存の分散型アプリケーションのエコシステムを高め、全体的な価値の保存を改善し、分散型取引所(DEX)の流動性を高める」
と説明がなされていますが、まさにその通り。
イーサリアムは、そのブロックチェーン上で多くのトークンが発行され、時価総額2位まで成長してきました。
同じ理由で、USDTがトロン上で発行されることはTRXホルダーにとってグッドニュースと言えますね!
④XRP暴落!!Liquid by Quoineでサーキットブレイカー発動
日本の仮想通貨取引所Liquidで、XRPのサーキットブレーカーが発動 一時20円まで急落https://t.co/vkWWoX9khl
仮想通貨取引所Liquid by QuoineのXRP/JPY取引で、一時20.1円まで下落、サーキットブレーカーが発動したことがわかった。
当時の状況を追った。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年3月4日
国内の仮想通貨取引所Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)で、4日にXRP/JPYが暴落し、サーキットブレイカーが発動したと公式が発表しました。
Liquid by Quoine上で、リップルは35円→20円に瞬間急落。
他の取引所では急落は確認されておらず、Liquidでの大口投資家の売り仕掛けや、発注ミスなどの要因が考えられます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
Liquid by Quoineでストップ駆られた人、心中お察しします・・・。
さて、「サーキットブレイカー」という言葉が登場しましたが、皆さんはこの仕組みをご存じでしょうか。
これは「値幅制限」のことで、株式市場では「ストップ高」「ストップ安」と呼ばれています。
急激な価格変動が発生した際、全取引を一時的に中断することで、投資家の資金を保護するためのシステムです。
とはいえ決して万能ではなく、サーキットブレイカーが発動する手前までは容赦なく急騰急落します。
もしストップを駆られたくなければ、長いローソクが出にくい(流動性の高い)取引所を使うことが一番効果的。
たとえばBitMEXなどがオススメですね!
スターバックスは飲食業界で世界トップクラスの企業です。
その時価総額(約8.5兆円)に上り、これは米マクドナルド(約11兆円)とも肩を並べるほどです。
ちなみに、日本で言うとNTTドコモが約9兆円ですね。
それゆえ上記ニュースが実現すれば、相場へのインパクトも大きなものになりそうです。
「企業による仮想通貨決済の導入」は仮想通貨市場の上昇要因。
しかし付け加えるなら、小さな企業よりも、より時価総額が大きく、社会的影響度の高い企業が仮想通貨を導入するほうがインパクトは大きいのです。
これから似たようなニュースが発表された際、その企業の「時価総額」を調べてみると、重要度がよく分かるのでオススメです!