こんにちは、阿部です。
今日の気になる仮想通貨ニュースをまとめてチェックしていくこのコーナー。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
2018年8月14日の相場は?→下落!
今日のビットコインは1BTC/70万円で推移していて、24時間の変動はほとんどありませんでした。
時価総額トップ10の通貨を見てみると、すべて赤字(マイナス)であり、特にイーサリアムが24時間で約11%も下落しています。
こちらは24時間急上昇ランキング、、、のはずなのですが、Metaverse ETPがかろうじてプラスとなっているような状態。
トップ100通貨のうち98が下落する典型的な下落日になっています。
さて、本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①トルコリラ、ビットコイン(BTC)よりも値動きが激しくなる
トルコ・リラ、ボラティリティーがビットコイン(BTC)を上回る https://t.co/X21d38DesM
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2018年8月13日
一般的に、国が発行・管理する法定通貨よりも、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨のほうが、ボラティリティ(価格変動)が大きく、不安定です。
このことは「仮想通貨は使えない」派の言い分になっているのですが、一概にそうだともいえなくなっています。
トルコの法定通貨「リラ」の価格変動が高い状態となっていて、ビットコイン(BTC)のボラティリティを上回る事態になっています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
ビットコインなどの仮想通貨は値動きが激しく、保有することはリスクが高いというイメージがあります。
しかしながら上記のような例もあり、法定通貨が何らかの理由で不安定となった場合、立場が逆転することもあります。
仮想通貨が成熟するにしたがって、年々そのボラティリティは低くなると考えられるので、ますますその傾向は強くなるでしょう。
そうなると仮想通貨の価値も高まることになるので注目です。
②「Binanceはリップル(XRP)を基軸通貨にしてほしい」との意見がTwitterで大規模拡散
『リップル(XRP)をバイナンスの基軸仮想通貨にすべき』Twitterで大反響の要望にWeiss Ratingsも賛同
とあるユーザーによるバイナンスへの提案が、SNS上で多大な反響を呼んでいる。格付け会社のWeiss Ratingsも、アンケート結果等を受けてXRPの基軸通貨採用提案に同調した。https://t.co/1c5OeA6Zwt
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月12日
ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)を買うためには、多くの場合、ビットコインを経由することになります。
それはビットコインが多くの取引所で「基軸通貨」となっているからです。
そんな中、Twitterでは「Binanceはリップル(XRP)を基軸通貨にしてほしい」との意見が拡散しています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
このツイートが拡散されていく間に、仮想通貨の有名格付け会社「Weiss Ratings」の目に止まり、同社すらも同意するという面白い展開になっています。
XRPはまさに価値を「移動」させる機能を重視していて、送金手数料が安く、信頼性も高いので、基軸通貨となるポテンシャルはありますね。
何はともあれ、取引所の通貨ペアの選択肢が増えることはメリットなので、ぜひBinanceには検討していただきましょう。
③集団訴訟、裁判はリップル(XRP)側が優勢
#リップル 社に対する集団訴訟は、連邦地方裁判所がリップル社側の主張を擁護
集団訴訟について、管轄裁判所の連邦から州への“差し戻し”の申立てを退けました。移送に関するリップル社の正当性が認められています。https://t.co/9UTTknJ3xw
— コイン東京│COIN TOKYO 仮想通貨の最新ニュース・速報 (@COIN_TOKYO_JP) 2018年8月13日
リップル(XRP)のニュースをもう1つ。
「XRPは有価証券なのか?」などの問題を争点の1つとして、リップル(XRP)社は現在、裁判を争っています。
「有価証券」と認められると、SEC認可の取引所以外でXRPが上場できなくなる可能性があります。
結果、この訴訟では、リップル(XRP)側の希望する「連邦裁判所への移送」が認められたことが報道されていて、つまりはリップル側の正当性が認められた展開となりました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
リップル(XRP)が有価証券なのかという問題は、今後のリップル(XRP)社と「XRP」の関わり方次第では、再燃する可能性もあると思います。
が、今回の件については、リップル(XRP)のほうが一枚上手だったということに。
仮想通貨の法律的な位置づけも、かなり明らかになってきていますね。
(ただし今回の裁判は、「有価証券」の問題以外も争われているので、トータルして上記の判断がなされたことになりますね)
④疑惑のTether社、USDTを追加で55億円分発行と各メディアが報じる
テザー、新たにUSDTトークンを5000万ドル分発行
◆OmniExploerのデータによると、テザーが新たに5000万ドル分のUSDTトークンを11日に発行。
◆3月に3億ドル相当のトークンを発行して以来。https://t.co/POLLY08Vwl via @JpCointelegraph— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年8月13日
米ドルと連動した価値を持つTether社発行の「USDT」が、新たに5000万ドル、日本円換算で約55億円を発行したと報じられています。
USDTをご存じではない方も多いかもしれませんが、実は取引量ベースではビットコインに次いで世界第2位の暗号通貨です。
Tether社は、顧客のUSDTをいつでもドルと換金するために、USDTの発行量よりも多くの米ドルを保有している必要があります。
が、これを保有していない疑惑が持たれている、疑惑の通貨でもありますね。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
ちなみに、こちらのニュースではUSDTが5000万ドル新規発行と報じられていますが、厳密には誤った情報である可能性が高いです。
OmniExplorerを見ると確かに5000万ドル発行しているかのように見えますが、 「Simple Send」と記載されているので新規発行ではなくて「送金」ですね。
この業界ではありがちな誤ったニュースですので、誤解なきよう注意しましょう!
2018年8月14日のまとめ
- ①トルコリラ、ビットコインよりも値動きが激しくなる
- ②「Binanceはリップル(XRP)を基軸通貨にしてほしい」との意見がTwitterで大規模拡散
- ③集団訴訟、裁判はリップル(XRP)側が優勢
- ④疑惑のTether社、USDTを追加で55億円分新規発行
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!