こんにちは、阿部です。
「仮想通貨投資はハイリスクだ」というイメージはいまだ強くあります。
万人に共有されている「常識」ともいえるかもしれません。
しかし、なぜ仮想通貨はハイリスクなのでしょうか?
このことを論理的に説明できる人は、実はあまりいません。
仮想通貨のハイリスクさを指摘するとき、よく持ち出されるのは、ボラティリティの高さです。
しかし、本当にボラティリティが高い=ハイリスクなのでしょうか?
仮想通貨なハイリスクさとは何なのか。
改めて考えてみましょう。
仮想通貨=ハイリスクという「常識」
仮想通貨投資はハイリスクであるということは常識のように語られています。
いわゆる「大儲けできる可能性もあるが、大損するリスクも高い」というイメージです。
投資になじみのない方のなかには、仮想通貨投資は、一歩間違えれば、財産が吹き飛ぶ覚悟を持たなければいけないかようなイメージを持っている方も、冗談のようですが存在します。
仮想通貨=ハイリスクというのは、正しいのかは別として共通認識のようになっているのですね。
高ボラティリティがハイリスクの原因?
たしかに仮想通貨投資には、いくつかのリスクが存在します。
たとえば以下のようなものです。
- ポジションが大きすぎるリスク
- マイナーコイン投資の不安定さ
- 未来のことを確実に予測できないリスク
しかし、これだけでは仮想通貨「特有」のリスクを説明しているとはいえません。
株式投資やFXトレードにおいても、投資金額が大きすぎるとリスクが大きくなりますし、特定の銘柄への投資はハイリスクなのです。
加えて、未来のことを確実に予測することももちろんできません。
それでは、仮想通貨投資「特有」のリスクとはどこにあるのか。
細かい部分ではさまざまなポイントが挙げられると思いますが、最終的には「ボラティリティの高さ」に集約されると僕は考えています。
つまり、仮想通貨は平均して価格変動が大きい傾向にあるということです。
仮想通貨のリスクはコントロールできる
しかし、本当に「高いボラティリティ=ハイリスク」なのかという疑問について、しっかりと考えておくべきでしょう。
たしかに高いボラティリティであることは、値動きが激しいということとイコールなので、「リターンを得やすい分リスクも大きい」ことになります。
そのため、高いボラティリティは「ハイリスク要因の1つ」ではあります。
とはいえ、完全にイコールなのかといえばそうではありません。
なぜなら、「投資金額を少なくする」ことによって、ボラティリティの高さをカバーすることができるからです。
たとえばビットコインは、「米ドル/円」の通貨ペアの3倍~5倍程度のボラティリティがあるとされます。
ということは、ビットコインに投資する場合、FXの「3分の1」~「5分の1」程度の資金でおこなうことで、リスクを同程度に下げることができるとはいえないでしょうか?
つまり仮想通貨のリスクは「コントロールできないリスクではなく、いかようにもコントロールできるリスク」なのです。
正しい投資方法を学べば仮想通貨は怖くない
それでもまだ「仮想通貨は怖い」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし、仮想通貨のことを深く調べず、気にはなっているのに踏み出せないのはもったいないとは思いませんか?
「リスクはコントロールできる」という知識も、仮想通貨と向き合うことで初めてわかることです。
最近では数年前とは異なり、仮想通貨の規模も大きくなってきているため、「価値がゼロになる可能性はほとんどない」といってもよいところまで来ています。(もちろん、未来のことは断言できませんが、一般的な常識としてそう言っても問題はないでしょう)
これを機会に、「仮想通貨ってどのような仕組みなのかな?」と少しでも興味を持っていただき、一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです!