こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
本日の相場は?→横ばい
今日のビットコインは横ばい相場です。
現在71万6千円を中心としたレンジ相場で推移しています。
時価総額トップ10通貨でも、ビットコインキャッシュを除いて「ヨコヨコ」で推移しています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でBitcoin Cash(BCH)が約12%高騰。
時価総額ランキング4位の大型通貨が急上昇ランキングトップとなる、大変めずらしい相場となりました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①爆上げ中!ビットコインキャッシュの分裂(ハードフォーク)一体どうなる?
BCHのハードフォークは混乱しそうだな。ビットコインの時と違って別チェーンってのがミソか。
11月15日のビットコインキャッシュアップグレードを巡る論争の行方 | https://t.co/UZ6AD8TYuR https://t.co/0hqhVBRZ7r— DEG (@DEG_2020) 2018年11月3日
ビットコインキャッシュが連日高騰しています。
11月2日に425ドルだったBCHは、11月4日現在には500ドルまで上昇。
11月15日に控えたアップデートへの期待感が最大の要因です。
なお、アップデートのみならず通貨がハードフォーク(分裂)する可能性もあります。
最近の静まり返った仮想通貨市場でまれに見るこの高騰。
一体いつまで続くのでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ロシア中央銀行「仮想通貨版ルーブル」の発行を検討中!
ロシア議会国会に置かれた金融市場委員会の委員長によると法定通貨ルーブルに裏打ちされたステーブルコインの一種が中央銀行によって発行されることが検討されていると、ラジオ局が伝えた。ロシアの官製仮想通貨の計画は常に伝えられているが具体的な情報は依然として不明。https://t.co/b8t64F9UHI
— 琴美@仮想通貨 (@cryptoKotomin) 2018年11月3日
ロシアの中央銀行は、同国の法定通貨「ルーブル」と1:1で連動するステーブルコインの発行を検討中です。
ロシアはここ数年、仮想通貨やブロックチェーンに肯定的で、これからも政府は仮想通貨を支援していくとしています。
しかし、金融市場委員会のアナトリー・アクサコフ委員長は今回「(支援するのは)ルーブルにペッグされた(仮想)通貨になるだろう」と述べました。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
阿部悠人の考察(重要度★★)
ロシアはなぜ仮想通貨版ルーブルを発行したいのか?
その最大の理由は、お金の流れを政府が把握できるようにしたいから。
これにより、脱税やマネロン(資金洗浄)などの違法行為の摘発が容易になります。
特に、脱税については、ロシアも対策に苦心する一方、国益に直結する重要な問題なので、法定通貨のデジタル化に期待しているのでしょう。
さて、このニュースについて「あれ、前にも同じようなことなかったっけ?」と感じた方もいるのでは?
実は、「仮想通貨版ルーブル作るぞ!」みたいな話は2015年くらいからずっとあって、頓挫しつづけています。
なので、上記クリプト版ルーブル発行までの道のりもまだまだ長いのではないでしょうか。
③Coinbaseカストディ、560兆円規模のBTCファンド設立へ!
Coinbaseカストディが年末5億ドルの仮想通貨ファンドを設立予定|米機関投資家と提携で実現https://t.co/ofqYN3nEXx
NY州政府から認定されたCoinbaseカストディは、Wilshire Phoenixとパートナーシップを締結し、年末までに5億ドルのファンドを設立予定。今後のさらなる機関投資マネーの流入に期待。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年11月3日
アメリカ最大の取引所Coinbase(コインベース)の仮想通貨保管サービス「Coinbaseカストディ」は、投資会社Wilshire Phoenixと提携し、5億ドル(約560億円)規模のファンドを立ち上げ予定です。
このファンドは「ビットコイン」のみに対応し、アルトコインは取り扱われないことから、その値動きもビットコインに連動したものになると考えられます。
機関投資家のビットコインへの参入を加速させる出来事として注目です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
上記のファンドの商品は、「金融機関」と一定の条件を満たした「適格投資家」のみに販売されるようですね。
これはまさに、2019年以降の最大の上昇要因「機関投資家の資金流入」というキーワードにピッタリと合致します!
こういうファンドがどんどん増えていけばいいのですが、、、なかなかスローペースですよね。
その理由として、「安全性の高いカストディサービスがまだ足りていない」ことが挙げられます。
上記のCoinbaseのファンドについても、ニューヨーク州認可の「公認カストディアン」であるCoinbaseカストディだからこそ実現できるのです。
公的に規制された仮想通貨カストディが増加すれば、機関投資家参入の流れも加速し、仮想通貨市場に光が射すことになるでしょう!
④仮想通貨相場アプリ「CoinTicker」利用で秘密鍵をハックされる恐れ
記事を更新しました→仮想通貨価格追跡アプリ「CoinTicker」、Macのマルウェアと判明 https://t.co/wzxIETcYDu
— モーニングスター 仮想通貨 (@mstarjp_vc) 2018年11月1日
iOS用の仮想通貨相場アプリ「CoinTicker」をインストールすると、第三者にスマートフォンに不正アクセスされ、端末を遠隔操作される恐れがあることが分かりました。
セキュリティの専門家トーマスリード氏によると、アプリにはマルウェアが仕込まれており、仮想通貨の秘密鍵を盗むことを目的に開発された可能性がある、とのことです。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
危険なアプリかどうかはまだ未確定ですが、「CoinTicker」をインストールしている方は念のためすぐに削除しましょう。
同アプリはAppleのApp Storeでダウンロード可能となっているもの。
アプリストアでインストールできるということで信頼してしまいがちですが、iOS・Android共に危険なアプリがごく普通に掲載されているため注意が必要です。
ちょっとでも「怪しい」「よく分からない」アプリは利用しないこと。
アプリ開発元が信頼できるかどうか、インストールする前に確認する習慣を付けておきましょう。
明日のビットコイン相場
今日は出来高について注目して行きたいと思います。
昨日と今日はここ数日の中で最も出来高が少ない水準です。
過去の出来高の推移をみると、大きく下落する直前は出来高が減少しているのが確認できますね。
相場のサイクルとして、価格が上昇している時には基本的に出来高も上昇しますが、上昇しきった後は、段々と出来高が減少し下落に転じていきます。
出来高は上昇するためのエネルギーなので、出来高が少ないエネルギー不足の状態だと上昇は難しです。
なので現在の出来高的には、明日・明後日辺りは下落に注意が必要です。
出来高
一定の期間内に成立した売買の数。活発な市場ほど出来高が多い傾向がある。
本日のまとめ
- ①爆上げ中!ビットコインキャッシュの分裂(ハードフォーク)一体どうなる?
- ②ロシア中央銀行「仮想通貨版ルーブル」の発行を検討中!
- ③Coinbaseカストディ、560兆円規模のBTCファンド設立へ!
- ④仮想通貨相場アプリ「CoinTicker」利用で秘密鍵をハックされる恐れ
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
セオリーどおりの展開であれば、アップデートの実施日である11月15日まで上昇が続くと見るのが自然です。
イベントが近づくにつれて上昇、イベントが終了すると下落、という値動きが多く見られているからです。
10月始めのリップルのイベント「SWELL」もそうでしたね。
また、今回のビットコインキャッシュが置かれている状況はかなり複雑。
「Bitcoin ABC」「Bitcoin SV」という2つのチームが対立しており、アップデートのみならず通貨の分裂「ハードフォーク」を伴う可能性があります。
分裂した場合、海外取引所のBinanceとCoinbaseがサポートするとしているので、よく分からない方はBinanceにBCHを入金しておくと安心ですよ!(Coinbase日本人利用不可です)。