こんにちは、阿部です。
本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは為替相場を確認していきましょう!
今週の為替相場は?
今週の為替相場は、ドル円が111円台前半、ユーロ円は124円台前半で引けました。
もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.12台前半で引けています。
さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!
①【平成のFX市場まとめ】日経最高値、リーマン、通貨危機…そのときドル円は?
平成時代のドル円相場がどんな感じだったのか、月足に主なできごとを書き加えてみました pic.twitter.com/RPvLyLQzXI
— 高城泰 (@takagifx) 2019年4月30日
金融ライターでFXに詳しい高城泰氏は、ツイッターで平成のFX市場をまとめた「米ドル/円相場 平成の主なできごと」を公開。
約30年におよぶ平成のドル円相場の歴史と、そのチャートを1枚の画像にまとめました。
日経平均株価の史上最高値記録(1989年12月)、円安阻止の日米協調介入(1989年6月)、リーマンショック(2008年10月)などの歴史的事件とともに推移したドル円相場が一目で理解できます。
阿部悠人の考察(重要度★★)

②韓国経済がオワコンに!?ウォン安が止まらない理由とは
韓経:韓国の工場稼動率、金融危機水準に急落…為替相場まで「非常事態」(中央日報日本語版) – Yahoo!ニュース https://t.co/AaPswH97sQ @YahooNewsTopics
— corosanta01 (@corosanta01) 2019年5月1日
韓国ウォンの下落が止まりません。
2018年6月~2019年4月下旬まで安定的に推移していたウォンでしたが、今年4月25日には急落し、1年9カ月ぶりの安値を記録。
その後も下落は止まらず、0.09517円まで下げて今週を引けました。
結果としてウォンは、約1ヶ月で2.8%の急落を記録し、重要16カ国の通貨で最大の下落率となっています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)

ウォンが完全にいっちゃってますね・・・。
要因は、半導体事業を中心とする「韓国経済の不調」です。
韓国の今年1~3月期の製造業稼動率は、71.9%でした。
これは、金融危機直後だった2009年以来の最低水準です。
つまり「不況で工場が動かせない」んですね。
関連して、韓国の「稼ぎ頭」であるサムスン電子の利益が前年比6割減となっていることも大きな打撃です。
サムスン電子は韓国全体のGDPの2割を占めるなど、日本企業が束になってもかなわない半導体のバケモノ企業だったのですが、いよいよヤバそう。
サムスンが転ぶと、韓国全体が傾くので、かなりピンチです。
韓国からお金を引き上げる動きも加速しているので、さらなるウォン安の可能性も視野に入れておきましょう。
③「アメリカ雇用統計4月」まとめ←結果は急落!!
🇺🇸4月 雇用統計 5/3(金)⭐️まとめ
予想 ⇒ 結果
・非農業部門雇用者数 +18.5万人 ⇒26.3万人⭕️
・失業率 3.8% ⇒ 3.6%⭕️
・平均時給 前月比 +0.3% ⇒ +0.2%❌
・平均時給 前年比 +3.3% ⇒ +3.2%❌①雇用は堅調⭐️
②平均時給は予想を下回った ※インフレ高まらない⇒適温相場の株高になりやすい🤔 https://t.co/OHlaMAPxVZ
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2019年5月3日
5月3日、アメリカの「雇用統計」が発表されました。
この月1回のビッグイベントで、ドル円の値動きはどのように推移したのでしょうか。
21:30になると、
- 非農業部門雇用者数 予想19.0万人→結果26.3万人
- 失業率 予想3.8%→結果3.6%
と予想よりも良好な数値が発表され、ドル高への圧力が加わりました。
しかし、同時刻に
- 平均時給 予想+0.3%→結果+0.2%
と予想よりも平均時給の伸びが下回ったことを受け、ドル円は大きな上ひげを付け、111.50円から111.10円レベルまで急落しています。
阿部悠人の考察(重要度★★)

上と見せかけておいて下!というパターンでしたね。
月1回のビッグイベントにふさわしく、今回もそこそこ動いてくれました!
雇用統計はめちゃ動くので、ワンパン決めれば超儲かるんですよね。
落ち着いた相場でコツコツやるのもいいですが、雇用統計を究めると、利益もケタ違いですw
来月も雇用統計がやってきますので、口座をまだお持ちでない方はDMMFX(ド定番です)を開設しておきましょう!
④来週の見通しは?5月6~10日の重要指標まとめ
【来週のイベント】
「米中通商協議・米CPI・独鉱工業生産・豪中銀・NZ中銀・中国貿易収支・南ア総選挙」
🇺🇸🇨🇳米中通商協議(8日~)の行方に注目
🇦🇺🇳🇿RBA(7日)とRBNZ(8日)が揃って政策金利を発表
🇿🇦南ア総選挙(8日)はANCの議席数が焦点🔽PickUp(週間イベント🌎)https://t.co/InMTd1z7Cl#fx #為替 pic.twitter.com/yVYh2MeYj8
— 外為どっとコム (@gaitame_com) 2019年5月3日
為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動く特徴があります。
そこで、来週(5月6~10日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。
- 5月6日(月):なし
- 5月7日(火):「豪・中銀政策金利 05月(13:30)」
- 5月8日(水):「NZ中銀政策金利 05月 (11:00)」
- 5月9日(木):「アメリカ・貿易収支 03月(21:30)」「アメリカ・生産者物価指数 04月(21:30)」
- 5月10日(金):「アメリカ・消費者物価指数 04月(21:30)」
阿部悠人の考察(重要度★★★)

来週の注目イベントは5月9日(木)の「アメリカ・貿易収支 03月(21:30)」「アメリカ・生産者物価指数 04月(21:30)」ですね。
特に貿易収支は、アメリカから見た「輸出」と「輸入」の収支を示す重要な指標。
予想は「514億ドル」の赤字であり、これより赤字が大きければドル安、少なければドル高になる可能性が高いでしょう。
その他、同時刻には「新規失業保険申請件数 04/28 – 05/04」「卸売在庫(確報値) 03月」も発表されるので、5月9日はトレードチャンスですよ!
今週のまとめ
- 【平成のFX市場まとめ】日経最高値、リーマン、通貨危機…そのときドル円は?
- 韓国経済がオワコンに!?ウォン安が止まらない理由とは
- 「アメリカ雇用統計4月」まとめ←結果は急落!!
- 来週の見通しは?5月6~10日の重要指標まとめ
以上、今週の気になる為替ニュースでした!
高城泰さんはたびたび画像を交えて解説されていますが、いつも分かりやすいですね。
さて、様々な出来事があった「平成」ですが、まずパッとみて分かることは、ドル円のボラティリティ(価格変動)低下です。
平成の前半には、ドル円振り幅は約155円~75円もありましたが、平成の後半、特にここ数年は100円から125円くらいの振り幅と大人しくなっています。
「このままボラ低下が進めば、大きな利益を出すことは難しくなっていくだろう」なんて意見もありますが、、、僕はそうは思いません。
必ずいつか世界恐慌はやってくるし、大荒れ相場もやってくるでしょう。
こういうのは数十年単位で「循環」しているので、むしろ油断していていきなり巻き込まれるのに注意。
平成の価格変動をしっかりと頭に入れ、バージョンアップした脳で、令和もゴリゴリ稼いでいきましょう!