FXのベスト戦略は「ドル円ショート」!?米国が対中関税を引き上げ!【2019年5月11日】

為替

こんにちは、阿部です。

本日は気になるFXニュースをピックアップしてご紹介していきます。

まずは為替相場を確認していきましょう!

今週の為替相場は?

今週の為替相場は、ドル円が109円台後半、ユーロ円は123円台後半で引けました

もっとも取引量が多い通貨ペアであるユーロドルは1.12台前半で引けています。

さて、それでは今週の気になる為替ニュースをみていきましょう!

①FXのベスト戦略は「ドル円ショート」!?米国が対中関税を引き上げ!

アメリカ・中国間の対立が深刻化しています。

アメリカ政府は10日、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当について、関税を10%から25%に引き上げました

これにより貿易摩擦が悪化し、米中両国の経済に深刻なダメージを与えるのではないかと懸念されています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

アメリカ経済の成長にとって、中国からの輸入品が邪魔でしかないと考えるトランプ大統領は、中国を目の敵にしていますねw

トランプさんのツイッターを見ていても、そんな空気が隠しきれないご様子。

さて、上述のとおり、中国は関税を引き上げられるとピンチです。

しかし、このまま中国が泣き寝入りするとも思えないので、アメリカに対する何らかの経済的「報復」もありそう。

なので、関係悪化によるドル安は避けられないと見て、現在、リスク回避によるドル売りが強くなっています。

米中が今後もやり合うようなら、米ドルの「ショート」が神ポジションになる可能性も十分あると考えています!

②FX市場、ボラ低下&取引量減少が進行中

2019年4月の為替(FX)の取引量が、前年比で8.3%減少しています。

CLSの発表によると、2018年4月の1日平均の取引量は1兆7770億ドルでしたが、2019年4月には1兆6290億ドルまで落ち込んでいます。

取引量が減少している要因としては、主に下記が挙げられます。

  • 株式市場が力強く上昇しているため
  • 政治的なサプライズがなく、ボラティリティ(価格変動)が抑制されているため

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

「FX市場は値動きが小さいから、盛り上がらないなあ」「株式市場のほうがいいかな?」と思うトレーダーもいるようです。

ボラティリティが低くても、レバレッジ888倍まで使える「XM」などを使えば、全く問題はないんですけどね。

さて、ボラティリティには「周期」があり、高→低→高→低 と繰り返すことが歴史的にも分かっています。

たとえば過去にも、低ボラティリティ相場の直後に、高確率で高ボラティリティ相場がやってきています。

なので、現在の為替市場は「嵐の前の静けさ」だと思っていますよ!

③今後は「円高」が濃厚に!?リスク回避で円買いが加速

アメリカ政府が、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当について、関税を25%に引き上げたことで「円買い」が進んでいます。

そのシナリオは下記のとおりです。

  1. 関税引き上げで、アメリカ・中国の経済への打撃が懸念される
  2. 「米ドル」と「人民元」の保有はリスクであるとの認識が広がる
  3. 対立に巻き込まれておらず、「安全資産」として定評のある日本円が買われている

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

ぶっちゃけ、「アメリカさんと中国さんが喧嘩するほど、日本円が上がる」イメージですね。

円が上がり、ドルが下がるので、「USDJPY(ドル円)をショート」するのが、相場に逆らわない取引と言えるでしょう。

その後、米中関係が改善したら「ロング」に切り替えるシナリオが有力だろう、と現状では考えています。

④来週の見通しは?5月13~17日の重要指標まとめ

為替(FX)相場は、経済指標発表に合わせて大きく動く特徴があります。

そこで、来週(5月13~17日)の主要な経済指標の中から、特に重要なものだけをピックアップし、以下にご紹介します。

  • 5月13日(月):なし
  • 5月14日(火):「英国・雇用統計 04月(17:30)」
  • 5月15日(水):「アメリカ・小売売上高 04月(21:30)」
  • 5月16日(木):「アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数 05月(21:30)」「アメリカ・新規失業保険申請件数 05/05 – 05/11(21:30)」
  • 5月17日(金):「アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 05月(23:00)」

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

特にトレード参戦したいのは、5月16日(木)ですね。

午後9時30分から、「アメリカ・フィラデルフィア連銀景況指数 05月(21:30)」および「アメリカ・新規失業保険申請件数 05/05 – 05/11(21:30)」という2つの大きな経済指標が発表されます。

「フィラデルフィア連銀景況指数」(製造業の景況感や経済活動状況を数値化した指標)を中心に、ドルが大きく動く可能性がありますね。

加えて、「アメリカ・住宅着工件数 04月」も同時刻の発表なので、重要指標が目白押しな16日は特に集中し、ガツンと儲けていきましょう!

今週のまとめ

  1. FXのベスト戦略は「ドル円ショート」!?米国が対中関税を引き上げ!
  2. FX市場、ボラ低下&取引量減少が進行中
  3. 今後は「円高」が濃厚に!?リスク回避で円買いが加速
  4. 来週の見通しは?5月13~17日の重要指標まとめ

以上、今週の気になるFXニュースでした!