ということで今回は、購入した仮想通貨が大暴落してしまった時の対処法についてお話しいたします。
購入した時よりも価格が下がれば誰でも不安になりますよね。
含み損を抱えた場合の、正しい対処法(正解)というものはありません。
しかし、基本的な考え方は存在します。
しっかりと学んで冷静に判断できるようになりましょう!
購入した仮想通貨が大暴落した時は?
購入した仮想通貨が大暴落した時にできることは2択です。
- 損にはなるが一度売ってしまいリセットする(損切りする)
- 上昇を信じてそのまま持ち続ける
含み損を抱えていたり、1つのコインが大きく値下がりしている際、まず考えるべき問題の1つに「損切りするかどうか」があります。
「なぜ買ってしまったのだろう…」
「どこで間違えたのかな…」
「買わなければよかったのかな…」
などと考えてしまう気持ちもよくわかります。
しかし、コインはすでに購入してしまっており、時間は戻りません。
ですから、判断すべき問題を見据えた対策をすることが大切になってきます。
それでは、「損切りすべきかどうか」はどのように決めれば良いのか?
この問題は「短期」と「中長期」のシーンによって異なってきますので、パターンを見ていきます。
短期投資で上がると読んだが下がった場合は損切りすべき?
比較的短期のデイトレード(1日以内)からスイングトレード(数日~1週間)で、予想していた方向と反対に動いた場合は、迷わず「損切り」が基本です。
なぜなら、短期トレードでは反対売買(買った銘柄を売る、あるいは売った銘柄を買うこと)までの時間が取れないので、購入してすぐ狙った方向に行かなければ利益が取れないからです。
ちなみに、上がる予兆を見せながら結果として上がらない「ダマシ」は買うまでわからないことがほとんどですので、いったん損切りして次の予兆があらわれた際に再度、エントリーするようにします。
複数回、ロスカット(損切り)したとしても、1回のトレードで利益を出せれば良いというイメージです。
長期投資でジリジリと下げている場合は損切りするべき?
次に、長期的に有望と考えて購入したコインがジリジリと下がってしまっているパターンについてお話しします。
このようなとき大切なのが、まず「なぜ価格が下がっているのか?」という理由を明らかにすることです。
長期投資の場合「下がっている」という事実だけではあまりにも幅が広すぎますし、それだけで判断を下すこともできません。
- 下げている明確な理由があるとき→売ることも検討
- 明確な理由がないとき→売らない
この2つが基本方針となります。
「下げている明確な理由があるとき」は、まず、その明確な理由に関する情報を集め、「コインそのものの価値を脅かす理由かどうか?」を検討します。
「コインに重大な欠陥が発見された」「ライバルのコインに押されている」などのケースでは、持ち直せないこともあります。
もちろん、持ち直せないと読んだ場合は、即刻すべて売りましょう。
なぜなら、さらに下げる可能性が極めて高いからです。
反対に、持ち直せると判断できる場合は、市場が誤った判断をしていることになりますので、まったく問題ありません。
判断に確信があれば買い増しもあり得る展開です。
「明確な理由がない場合」についてですが、これは、売る必要がありません。
仮想通貨の価格(相場)はかなり気まぐれなところがあり、特別な理由もなく需給が変化することは往々にしてあるからです。
下げている明確な理由がある場合は、ネット上に必ず情報があります。
TwitterやGoogleで通貨名を打ち込み検索してみましょう!
それが見当たらなければ、2つ目の「明確な理由がない場合」に当てはまると考えられます。
最後に
色々とお話ししてきましたが、仮想通貨投資で一番大切なのは「焦らずに淡々と取引する」ことです。
優秀なトレーダーでも半年程度、含み損と付き合うことなどは珍しくありません。
焦らずに気長に取り組んでいきましょう!