仮想通貨EOSとは?対応ウォレット、今後の価格や将来性、買い方

コイン

「イオス(EOS)ってどんな仮想通貨なんだろう?」

「時価総額ランキング上位だけど、実はイオスは無価値って本当?」

とイオスについて悩んでいませんか?

そこで今回は、以下のトピックについて徹底解説。

この記事でわかること
  • イオスとは?その基本情報
  • イオスの将来性
  • イオスの購入方法

さっそく詳しくみていきましょう。

イオスとは

イオスは、DApps(分散型アプリケーション)とスマートコントラクト(契約機能)のプラットフォームとなる仮想通貨。

DAppsとは、特定の管理者が存在しないアプリケーションのことで、イオス上では、多くの仮想通貨プロジェクトがDAppsを展開することができます。

そうした特徴はイーサリアムとも共通しており、イオスは「中国版イーサリアム」と呼ばれることもありますね。

DAppsプラットフォームとしてのシェアの高さは、イーサリアムが圧倒的です。

しかし最近では、後述するように処理能力や手数料の安価さから、イオスに目を付けるDApps開発者や投資家が増えています。

なおイオスは、2017年にICOを開始し、41億ドル(4266億円)の資金調達に成功。過去最高額を記録し、もっとも成功したICOのひとつでもあります。

ここからは、イオスの以下のような特徴について、順番にご紹介します。

  • イオストークンそのものは「無価値」
  • 送金手数料が無料
  • 処理能力がきわめて高い

イオストークンそのものは「無価値」

実はイオストークンは当初から「無価値」であることが公言されています。

公式に発表されているホワイトペーパーでも価値を持たないとの記述があるんですね。

しかし、気づけば2020年12月現在の時価総額ランキングは14位と上位に位置しています。

この矛盾については後述していきます。

送金手数料が無料

イオスは送金手数料(トランザクション手数料)が完全に無料となっています。

イーサリアムと似ているイオスですが、イーサリアムでは「ガス」と呼ばれる手数料が発生するので、この点ではイオスが勝っています。

たとえば、DAppsを使って何かしようとする企業があるとします。

その場合、コストの観点からイーサリアムよりもイオスが選ばれるというケースが想定できます。

処理能力がきわめて高い

イオスのトランザクション処理能力は、ビットコインやイーサリアムよりも圧倒的に優れています。

  • ビットコイン 7件/秒
  • イーサリアム 15件//秒
  • イオス 数百万件/秒

イオスはクレジットカード並みのトランザクション処理能力を誇るため、今後イオスが爆発的に普及し、決済手段となっても処理能力においては心配無用です。

イオスの将来性は?

それでは、イオスの将来性についてどう考えればいいでしょうか?

イオストークンが無価値とされる理由

イオストークンが無価値だとされる理由は、公式のホワイトペーパーでそう記載されているから、というだけの理由ではありません。

本質的に、イオストークンの使い道がゼロだからです。

イオストークンはICOで4000億円相当以上が発行されましたが、運営陣はあくまで資金調達という目的のためだけに、トークンを配布しています。

では、イーサリアムはどうでしょうか?

イーサリアム上で仮想通貨はトランザクション手数料(送金手数料)として機能します。

つまり、手数料という使い道があるため、イーサリアムが普及すればするほど、トークン価格が上昇することになります。

イオスはトランザクション手数料が無料ですが、その優れた性質のために、イオスが「無価値」となっているんですね。

それでもイオスが買われるのはなぜ?

イオスは2020年12月現在、時価総額ランキング14位(約2880億円)に位置しています。

なぜ、「無価値」のトークンが高値で取引されているのでしょうか?

それは、ひとつは「投機」ですが、それだけではありません。

将来的に「イオスに使い道が与えられる」(何らかの価値を持つ)ことを投資家が期待しているのです。

イオスは優れたDAppsプラットフォームです。

仮想通貨分析企業のDataLight社が2020年6月に発表した分析によると、「独自トークンが発行できる」いわゆるDAppsプラットフォーム系のプロジェクトの中で、イオスはイーサリアムに次ぐ2位の規模を持っています。

また、「中国版仮想通貨格付け」として知られている、中国政府傘下CCID(北京情報センター)が発表している仮想通貨ランキングで、イオスはビットコインやイーサリアムなどのあらゆる仮想通貨を抑え、何度も連続1位に格付けされています。

つまり、イオスのプラットフォーム自体には絶対的な価値があります。ただし、「プラットフォーム」と「トークン」が結びついていないため、イオストークンが無価値なのですね。

将来的にはこの両者が結びつくことで、何らかの価値が生まれる可能性は十分にあります。

ただし、あくまで不確定要素が大きいので、投資を検討している方はその点を理解した上で購入してみてくださいね。

イオスの購入方法

イオスは国内取引所では取り扱われていません。

海外取引所のバイナンスで買うことができますよ。