「Venus(ヴィーナス/XVS)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「バイナンスがお墨付きを与えたDeFiプロジェクトだから、将来性は高いのかな?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Venus(ヴィーナス)とは
Venusとは、レンディングとステーブルコインの発行機能を備えたDeFi(分散型金融)系の仮想通貨プロジェクト。
2020年9月にBinance Launchpool(バイナンス・ローンチプール)にて発表され、現在はBinance Smart Chain上で稼働しています。
ちなみに名称が酷似していますが、バイナンスによるリブラに似たプロジェクトVenusとは別物なので注意しましょう。
Venusでできる3つのこと
VenusはDeFiプロジェクトとして、以下の3つの機能を備えています。
仮想通貨を貸して、利息収入を得る
Venusは仮想通貨レンディングプラットフォーム(仮想通貨を貸し借りできる場所)を提供しています。
まずレンディングですから、仮想通貨を貸して、利息収入を得ることが可能。
国内の大手取引所がレンディングサービスを提供していますが、Venusではそれを分散的(非中央集権的)に行うことができるイメージですね。
Venusで仮想通貨を借りる
またVenusはレンディングプラットフォームなので、反対に仮想通貨を借りることも可能。
ただし借り入れのためには担保となる仮想通貨を預け入れる必要があり、上限金額は担保の資産価値の「75%以下」に設定されています。
ステーブルコインを発行する
Venusに仮想通貨を預け入れると、担保となる仮想通貨の資産価値の「50%以下」で、ステーブルコイン「VAI」を発行することができます。
VAIは、米ドルと1:1で値動きが連動する独自のステーブルコインです。
Venusの将来性は?
それでは、Venusの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Venusはバイナンスのお墨付きを得ている点が強み
Venusの将来性を考える上で重要なポイントとなるのが、世界最大の取引所であるバイナンスと密接な関係にあること。
Venusは、バイナンスの提供する独自チェーン「Binance Smart Chain」上で稼働し、「Binance Launchpool(バイナンス・ローンチプール)」によって発表されました。
また、バイナンスに上場済みです。
まさにバイナンス尽くしのDeFiプロジェクトというわけですね。
Binance Launchpoolとは、ユーザーが簡単にイールドファーミング(DeFiプロジェクトに仮想通貨を預け利息収入を得ること)できるようにするためのバイナンスのサービス。
バイナンスのユーザーなら、バイナンスの画面上からVenusでイールドファーミングできます(バイナンスのIEOであるBinance Launchpadとは別のサービスです)。
このことから、バイナンスがVenusに「お墨付き」を与え、利用を促進していることがわかります。
「DeFiって色んなプロジェクトがあって、詳細がわからないから不安だな」という人も多いと思いますが、Venusはそんな人にもおすすめできますね。
Venusは資金効率を上げるブースト装置にもなり得る
DeFiでのイールドファーミングというと、「仮想通貨を預けて増やす」ことだけに注目しがちですが、仮想通貨を「借りる」のも有力な手法のひとつではあります。
必ずしも誰にでもおすすめできる手法ではありませんが、たとえば、①担保資産をVenusに預け入れ、②借りた仮想通貨をさらにDeFiでイールドファーミングするといったことが考えられますね。
これにより、担保となる仮想通貨を売ることなく(長期的な上昇を逃すことなく)イールドファーミングできるので、ダブルの収益が目指せるというわけですね。
Binance Smart Chain系のイールドファーミングは利回りが高いことが多いので、非常に可能性の大きな運用方法です。
逆にいえば、Venusを使って同様のことをしようと考える投資家が今後増え、独自トークン「XVS」の上昇につながるかもしれません。
Venusの買い方
Venusは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。