Kylin Network（KYL）とは？今後の価格、将来性、買い方

「Kylin Network（KYL）ってどんな仮想通貨なんだろう？」

「仮想通貨Polkadotに対応した分散型オラクルのプロジェクトらしいけど、将来性は高いの？」

と、疑問を感じていませんか？

そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて徹底解説します。

この記事でわかること

さっそく、詳しくみていきましょう。

Kylin Networkとは

Kylin Networkとは、ブロックチェーン開発のフレームワークSubstrate Frameworkを活用し、Polkadotのブロックチェーンに分散型オラクルを提供している仮想通貨プロジェクト。

オラクルとは、ブロックチェーン外部とブロックチェーン内部の「橋渡し」となり、ブロックチェーンに信頼性が高い情報を入力するシステムのこと。

Kylin Networkは、Polkadotの多数のDeFi（分散型金融）プロジェクトに対し、信頼性の高い情報を入力する「データのインフラ」になることを目指しています。

なお、Kylin Networkの独自トークンKYLは、ブロックチェーン内部に正しい情報を伝えるオラクルを検証した人への報酬の支払いなどに活用されるとしています。

分散型オラクルとは、上述のように、ブロックチェーン外部とブロックチェーン内部の橋渡しの役割をし、ブロックチェーンに信頼性が高い情報を伝える役割があります。

たとえば、仮想通貨業界では、DeFi（分散型金融）分野の成長が著しいですね。

今後、特定の管理者不在での証券取引サービス、ローン（貸付）サービスなど、新たな世界が開かれようとしています。

しかし、DeFiプロジェクトは、ブロックチェーンの外部からトークン価格などの「情報」を取得する必要があります。

その取得方法の信頼性が不十分だと、DeFiプロジェクトの信頼性も不十分だということになります。

そこで、Kylin Networkのような分散型の（特定の管理者に情報が改ざんされない）オラクルが必要となっているのです。

理想的なオラクルは、

という条件を満たしている必要があります。

しかし、これらをすべて成り立たせるのは非常に困難。

Kylin Networkによると、少なくともChainlinkなどの既存の分散型オラクルでは、これらは困難とのこと。

Kylin Networkは上記をすべて満たした分散型オラクルを提供することを目指しています。

それでは、Kylin Networkの将来性についてどう考えればいいでしょうか？

仮想通貨をよく勉強されている方は「分散型オラクル」と聞いても、新鮮さは感じないかもしれません。

たしかに既存のオラクル系プロジェクトは複数存在しますが、それらの多くはイーサリアム（ETH）に注力していました。

しかし2021年現在、イーサリアムの高騰によりスケーラビリティ問題（取引混雑時の手数料の高騰）が発生しており、送金手数料（ガス）がとんでもなく高くなっています。

そこで注目され、追い風が強まっているのが、よりスケーラビリティに優れたPolkadot。

Kylin NetworkはそんなPolkadotで分散型オラクルを提供しているため、今後、より多くの需要が生じ、価格の上昇につながる可能性があります。

Kylin Networkの特徴はあくまで情報のインフラ（橋渡し）であるオラクルを提供します。

そのため、Kylin Networkがどのような使われ方をするのかは、Kylin Networkを採用する仮想通貨プロジェクト次第です。

しかし一例を挙げると、Kylin Networkは仮想通貨のデリバディブ取引所への情報の入力に利用できます。

デリバディブ（レバレッジ）取引所は、現物の取引所から時価を取得し、その情報を元にデリバディブ資産の価格を決めています。

そのため、信頼性の高い現物価格をダイレクトに入力する際に、Kylin Networkが使われることが想定されます。

そのほか、分散型のオンラインカジノサービスや、分散型の仮想通貨レンディング（貸仮想通貨）サービスなどで、Kylin Networkの導入が期待されています。

Kylin Networkは国内取引所では扱われていません。

海外取引所のGate.ioで買うことができます。