「色々な仮想通貨を調べていたんだけど、Lisk(リスク/LSK)が気になっている」「他の仮想通貨と比べて、どんな特徴があるのだろう?」
と気になっていませんか?
この記事では、
- Liskってどんな仮想通貨?
- Liskの特徴4つ
- Liskの将来性
- Liskで稼ぐ具体的な方法
などについて解説しています。
基礎知識から投資の実践的な手順まで解説している貴重な記事なので、Liskへの投資を考えている方はぜひ最後までみてみてくださいね。
仮想通貨Lisk (LSK)とは?
リスクとは、どのような仮想通貨でしょうか?その特徴を4つ挙げます。
- DApps(分散型アプリケーション)
- スマートコントラクト(契約機能)
- プログラミング言語「JavaScript」を採用
- サイドチェーン
以下、それぞれの特徴をもう少し詳しくみてみましょう。
分散型アプリケーション(Dapps)
Liskでは、分散型アプリケーション(Dapps)が構築可能です。
DAppsとは、ブロックチェーンを活用したアプリケーションのこと。
DAppsは、通常のアプリ(中央集権的なアプリ)と比較して、以下のような特徴があります。
- 管理者が不在で、誰でも自由にデータの改変をすることができる
- ネットワーク全体に広がるサーバーとコミュニティにより「共同的」に管理
- 現在はイーサリアムを基盤に開発されることが多いが、Liskなどアルトコインでも一般的になりつつある
通常のアプリケーションには必ず管理者(運営会社など)がいます。
しかしDAppsには特定の管理者がいないため、多くのユーザーで管理し合います。
そのため、これまでにない高いセキュリティ、低い利用コストなどを実現できる可能性を秘めており、次世代のアプリケーションとして注目されています。
スマートコントラクト(契約機能)
ビットコインなどの仮想通貨は、「ブロックチェーン」を使っていることが知られます。
そもそもブロックチェーンは、仮想通貨の送金記録を「チェーン」で繋ぎ、記録し続けることで改ざんできなくする技術。
Liskに採用されている「スマートコントラクト」は、このチェーンに「契約情報」も記載することができます。
これによって、たとえば「Aさん」と「Bさん」の間で契約が行われたら、必ず守られるというメリットがあります。
その契約内容はあらかじめプログラミングで設定することができ、たとえば「○○という状況になった場合には、AさんがBさんに○○LSKを支払う」としておけば、必ず支払いが行われます。
JavaScript(ジャバスクリプト)
Liskは、世界で最もメジャーなプログラミング言語Javascriptで開発できます。
イーサリアムは、マイナーなプログラミング言語Solidityを採用しているため、Liskの方が使いやすいと好む人も多いです。
webエンジニアにとっては普段使用している言語でないと、開発が難しいですよね。
最も人気のあるJavaScriptを採用しているLiskは、将来的に幅広いエンジニアによって開発され、普及する可能性があります。
サイドチェーン
Liskはアプリケーションの基盤にサイドチェーンを使用しているという特徴もあります。
サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンのサポートをする補助的な役割を持つブロックチェーン。
セキュリティ強化、取引処理能力の向上、様々なサービスを実現できます。
また、メインのDappsにバグが見つかっても、サイドチェーンを使用して修復することができます。
分散型アプリケーションのプラットフォームには、時価総額第2位のイーサリアムがあります。
しかし、イーサリアムにはサイドチェーンがないので、バグがあった場合に修復が大変です。
その点、Liskはサイドチェーンがあるため、イーサリアムより良いとの声もあります。
Liskの2020年のブロック報酬減はいつ?
2020年10月頃、Liskの歴史上で最後のブロック報酬減が行われるため、投資を検討している方もいるのではないでしょうか。
その投資戦略について、僕なりの考え方をまとめました。
ブロック報酬減とは?
ブロック報酬減とは、ビットコインの半減期に似た仕組みです。
厳密には半減期は「マイニング報酬が50%減」になることを指しますが、Liskは必ずしも50%減(半減)するわけではないため、「ブロック報酬減」と呼ばれます。
このブロック報酬減は、新規発行枚数を抑え、コインの価値を保つためにあります。
ではなぜ、ブロック報酬減は、新規発行枚数を抑えることに繋がるのでしょうか。
そもそもLiskでは、取引を「承認」する必要があります。
Liskには特定の管理者がいないため、皆でLiskの送金に不正がないかを検証(承認)しないと正しく動かないからです。
そしてこの承認作業のことを、ビットコインではマイニング(採掘)といい、Liskではフォージング(鋳造)と呼びます。
この採掘をしたときに、マイナーは「マイニング報酬(ブロック報酬)」というインセンティブを受け取ることができます。
そして、そのインセンティブは、新規にコインが発行されることでまかなわれるのです。
このブロック報酬が減少するイベントが、ブロック報酬減と呼ばれています。
Liskのフォージングのマメ知識
Liskが採用しているマイニング方式は、DPoS(Delegated Proof-of-Stake)。
ビットコインのPoW(Proof of Work)では、コンピュータと電気代を投入し、膨大な計算を行い、ビットコインを「採掘」します。
しかしLiskのマイニング方式のDPoSでは、マイナー(採掘者)に誰がなるかを「選挙」で決めるという特徴があります。
この行為を、VotingとかVoteといいます。
ちなみに、票を投じる際にはLSKを消費します。
ブロック報酬減はLiskの上昇要因!
マイナーはマイニング(フォージング)することで、仮想通貨を獲得します。
これは、価格に次のような影響を与えます。
- 新しい仮想通貨が発行され、枚数が増加するためインフレする(1枚あたりの価値が薄まる)
- マイナーが取引所などで採掘した仮想通貨を売却すれば、売り圧力となる
つまり、マイニングはLiskを正しく稼働させるために必要なものですが、一方で、価格の下落を招くということです。
では、マイニング報酬(ブロック報酬)が減少したらどうなるでしょうか?
上記のような価格への悪影響が少なくなるため、強力な上昇要因となります。
リスクのブロック報酬減の歴史
LISKのブロック報酬減の推移は以下のように行われてきました。
- 2017年 5→4LISK(報酬80%)
- 2018年 4→3LISK(報酬75%)
- 2019年 3→2LISK(報酬66%)
- 2020年 2→1LISK(報酬50%)
- 2021年5月24日~ 1LISK(報酬100%・変化無し)
つまり「およそ1年に1回、2020年までLISKのブロック報酬減が起こる」ということですが、2020年10月頃に1LISKに減少してからは、ブロック報酬に変化がなくなる予定です。
つまり次回の半減期は、Liskにとって「歴史上最後のブロック報酬減」となります。
2017年のLiskブロック報酬減前後の価格推移
2017年の11月17日、Liskでブロック報酬減が行われました。
その際、11月3日から価格上昇し、11月16日が最高値で3倍!
つまり、ブロック報酬減の前日に売るのが一番成功したことになります。
2019年のLiskブロック報酬減前後の価格推移
2018年は、仮想通貨市場が下落していたこともあり、ほとんど上昇しませんでした。
しかし、2019年10月11日のブロック報酬減では、1ヶ月前の9月12日から上昇。
10月7日が最高値で、その後下落しました。
2020年のLiskのブロック報酬減の戦略は?
これを踏まえて、2020年のLiskのブロック報酬減の戦略をどのように考えればいいでしょうか?
まず、次回のブロック報酬減は2020年10月前後。記事執筆時点では、9月28日の予定となっています。
そして、次のような背景を理解する必要があります。
- 2020年のブロック報酬は、「2→1LSK」へと50%も減少する
- しかも次回が「最後のブロック報酬減」となる
- 歴史上、Liskはブロック報酬減の直前で上昇傾向
つまり、すでに世界中の投資家がLiskに注目しています。
そのため、これまでのLiskのブロック報酬減よりも、全体的な投資タイミングを前倒しすると成功しやすいと考えています。
- 購入:すぐでもOK。できれば調整時、170円付近で拾えればベスト
- 売約:ブロック報酬減の2週間前の9月中旬に売り抜ける
Liskをステーキングする方法は?
2020年1月、国内取引所コインチェックがリスク(LSK)のステーキングサービスを開始。リスクを預けると「ステーキング報酬」がもらえるようになりました。
コインチェックによると、リスクのステーキング報酬を受け取る条件は、
- 対象期間にCoincheckの「取引アカウント」にて1日あたり平均10LSK以上保有しているもしくは「貸仮想通貨アカウント」にて貸出中でないLSKを1日あたり平均10LSK以上保有している
- 付与実施時点で当該アカウントが通常通りご利用いただける状態となっている
とのこと。詳細は公式サイトをご確認ください。
Liskのステーキングとは?基礎知識を解説
そもそもブロックチェーンは、「ブロック」という保存領域がいくつも繋がったものです。
このブロックの中には、取引データが記録されているのですが、それが「正確な取引である」保証はどこにもありません。
そこで、(リスクには特定の管理主体が存在しないため)正しい取引かどうかをみんなで証明する必要があります。
これを「承認」といい、その権利はリスクの場合「コインの保有量が多い人」ほど多く持っています。
話を戻すと、ステーキングとは、保有しているコインを委任者(ここではコインチェック)に預けて「承認」を行うことで、仮想通貨のシステム維持に貢献すること。
そして、その対価として利息収入を得ることです。
では、リスクがステーキングに対応したことで、投資家目線ではどんなメリットがあるのでしょうか?
これはもう単純で、ステーキング報酬を得られるということ。そして「リスクを保有しよう」と思う人が増えることで、売り圧力の減少が期待されることです。
利息収入の利回りはLiskの場合、現在、最大6%/年ほどなので小さくありません。
Liskの将来性は?
では、Liskの長期保有を前提とした将来性はどのように考えればいいでしょうか?
まず注目したいのは、「開発のしやすさ」。
現在の仮想通貨はまだ実用化が限定的ですが、今後は他の業界からの注目度も高くなってくるでしょう。
そのとき、企業がどの仮想通貨を採用するかは、開発のしやすさも考慮されます。
Liskは「JavaScript」という主流のプログラミング言語で開発できるので、企業からみると「イーサリアムよりもLiskのほうが導入しやすい」ということになります。
このことが、将来的な普及を後押しし、Liskの価格上昇につながる可能性があります。
Liskの購入方法は?
Liskは、国内の仮想通貨取引所のコインチェックで購入できます。
コインチェックなら上述のステーキングも可能です。
また、海外取引所であれば世界最大手のバイナンスでも買うことができます。