PancakeSwap(CAKE)とは?今後の価格、将来性、買い方

コイン

「PancakeSwap(パンケーキスワップ/CAKE)ってどんな仮想通貨なんだろう?」

年利300%で運用できるAMMらしいけど、危険じゃないの?」

と、疑問を感じていませんか?

そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。

この記事でわかること
  • PancakeSwapとは
  • PancakeSwapの将来性
  • PancakeSwapの買い方

PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは

出典:PancakeSwap

PancakeSwapとは、分散型取引所(DEX)のひとつです。

自動マーケットメーカー(AMM)と呼ばれる仕組みにより、オーダーブック(取引板)を利用せずに仮想通貨を交換(スワップ)できます。

また、PancakeSwapの最大の特徴は、Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン)の規格であるBEP20トークンの交換に対応していること。

AMMといえば、イーサリアムのERC20トークンに対応しているものが多いのですが、PancakeSwapはそれらの「バイナンス版」ともいえます。

なお、独自トークンのCAKEは、PancakeSwapに仮想通貨を預け入れ、流動性を提供した人への報酬として使われます。

PancakeSwapは、主に以下の二つことができます。

Pancakeswapの2つの機能

①仮想通貨を交換する(スワップ)
②仮装通貨を預けて利息をもらう(イールドファーミング)

①仮想通貨をスワップする 

Pancakeswapの機能の一つ目として、ご自身の手持ちの仮想通貨を交換することができるスワップ機能があります。

ビットコインやイーサリアム、バイナンスコインといった通貨を、パンケーキスワップの交換機能を使って他の通貨に交換することができます。


パンケーキスワップ にしか上場していないマイナーな通貨も多数ありますので、気になるコインがありましたら、スワップ機能を利用してみてください。

②仮想通貨のイールドファーミング

PancakeSwapは最近、イールドファーミングの手段として急速に注目されています。

イールドファーミングとは、PancakeSwapのような自動マーケットメーカー(AMM)に仮想通貨を預け入れることで、PancakeSwapから利息収入を得る方法。

「なんか怪しい」と思われるかもしれませんが、PancakeSwap利用者が支払った取引手数料が元になっている、まっとうな収益です。

PancakeSwapでは、2021年1月現在、預け入れると「年利300%」以上の利回りが実現できるトークンもめずらしくありません。

PancakeSwapの将来性は?

それでは、PancakeSwapの将来性についてどう考えればいいでしょうか?

2021年1月現在「先行者利益」が目立つ

PancakeSwapは、2020年9月に開始された新しいDEXです。

しかも、バイナンスチェーンに対応した流動性プロバイダー自体がめずらしいので、イールドファーミングに取り組む人が少なく、300%を超す利回りも狙うことができます。

PancakeSwapの仕組み上、仮想通貨を預け入れる人が少ないほど、需要と供給のバランスから利回りが高くなるからです。

「先行者利益」が大きい状況ですね。

高利回りが狙えることは、イーサリアム系のAMMである「Uniswap」や「Sushiswap」と比較した場合の最大のメリットだといえるでしょう。

もちろん、イールドファーミングで利息収入を得ても、トークン価格そのものが下落すれば結果的に損失を出してしまう可能性はあるので注意しましょう。

PancakeSwapはトランザクション手数料が安い

これはPancakeSwapというよりも、Binance Smart Chainの特徴というべきかもしれません。

イーサリアムはスケーラビリティ問題(手数料の高騰)が起きやすく、トークンを送金する場合、2000円を超す手数料がかかることもあります。

これにより、UniswapやSushiswapでは、少額での運用だと手数料負けしてしまいやすいです。

その点、Binance Smart Chainは手数料が安く、基本的に送金手数料は数円程度。

少額からイールドファーミングを始めてみたい方にとって大きな魅力だといえます。

新しい流動性プロバイダーなので、将来性は未知数の部分も

PancakeSwapは、すでにイーサリアム系のAMMとして成功を収めているUniswapの「Binance Smart Chain版」のようなサービスです。

そのため今後への期待は高く、AMM分野の注目株であることは間違いありません。

しかし、新しいプラットフォームなので、不確定要素が多いのも事実。

まだまだこれからのプロジェクトなので、「お試し」と「勉強」の気持ちで触ってみるくらいがいいでしょう。

Pancakeswap(パンケーキスワップ )のやり方解説

Pancakeswapでは
①仮想通貨をスワップする
②イールドファーミングができる
と先程述べました。ここからは具体的なやり方をみていきましょう。

Pancakeswapで通貨をスワップまたはイールドファーミングする手順は以下9手順です。

Pancakeswap取引手順

①MetaMaskをインストールする

②MetamaskにBSCネットワークを追加する。

③Binanceにイーサリアムを送金する。

④BinanceでBNBトークンを購入する。

⑤BinanceからMetamaskにイーサリアムとBNBを送金する。

⑥PancakeSwapに接続する

⑦イーサリアムとBNBのペアを作り、LPトークンを入手する。

⑧入手したLPトークンをファーミングする

⑨貯まったCAKEトークンを収穫する。

ではそれぞれの手順をみていきます。

①MetaMaskをインストールする

まずは、MetaMaskをインストールしてきます。

MetaMaskとは、WEBブラウザで管理するお財布アプリです。
イーサリアムベースのDAppsや、ブロックチェーンゲームと連携する事ができます。
インストール後は、国内の取引所で「ETH」を購入し、インストールしたMetaMaskの自分のウォレットアドレスへ送金すると、若干の手数料を払うことで自分のウォレットに着金が可能です。

また、イーサーリアムのトークン規格であるERC20準拠のトークンの保管が可能です。

つまりはイーサリアム規格の仮想通貨のお財布だと思っていただければいいでしょう。

MetaMaskのダウンロードは下記ページからできます。

MetaMask
An Ethereum Wallet in your Browser

②MetamaskにBSCネットワークを追加する

続いて、ダウンロードしたMetaMaskにBSCネットワークを追加します。
BSCは、バイナンススマートチェーンの略称です。
Metamaskをバイナンスのブロックチェーンの繋げる作業のことと思っていただければいいでしょう。

まず、GoogleChrome右上のmetamaskアイコンをクリックします。

Metamask

Chromeの右上にいるキツネマークがMetamaskです。

Metamaskをクリックしたら、上部のネットワークの選択部分からカスタムRPCをクリックします。

出てきた入力欄に以下の内容を入力します。

Network Name:BSC Mainnet

New RPC URL:https://bsc-dataseed1.binance.org/

Chain ID:56

Symbol (optional):BNB

Block Explorer URL (optional):https://bscscan.com/

上記内容を入力し保存をすると、MetamaskをBSCネットワークに接続することができます。

③Binanceにイーサリアムを送金する。

続いては、国内の取引所からBinanceにイーサリアムを送金してください。イーサリアムがない場合は、イーサリアムを取り扱っている取引所で購入してください。
コインチェックやbitFlyerなどがおすすめです。

イーサリアムを用意できましたら、Binanceに送金していきます。

国内の取引所から出金してBinanceに入金するイメージです。ここのイーサリアムアドレスを1文字でも間違えてしまうと、通貨を失う可能性があるので慎重にコピー&ペーストしましょう。

④BinanceでBNBトークンを購入する。

Pancakeswapでイールドファーミングするには、BNB(バイナンストークン)に変換する必要があります。これは、Pancakeswapがバイナンスチェーンを使っているシステムだからです。

BinanceでBNBを購入しましょう。

⑤MetamaskにイーサリアムとBNBを送金する

次にMetamaskにイーサリアムとBNBを送金していきます。

Metamask上部にあるアカウントのアドレスをコピーします。BinanceからMetamaskのアドレスに送金していきましょう。

大体数分から数十分ほどで送金されます。

イーサリアムの送金が完了したら、同様にBNBトークンもMetamaskに送金しましょう。

⑥PancakeSwapに接続する

続いて、「PancakeSwap」のサイトにアクセスします。

画面右上の「Connect」をクリックすると、ウォレットを選択する画面になります。

MetamaskをクリックするとPancakeSwapに接続することができます。

⑦LPトークンを入手する。

PancakeSwapに無事接続できたら、次にイーサリアムとBNBのペアを作り、流動性プールに預けます。

流動性プールに預けることの対価として、LPトークンというものがもらえます。

まずは、画面左のメニューから「Liquidity」をクリックしましょう。

Liquidityのページに飛んだら「Add Liquidity」をクリック。すると、2つの通貨を選ぶ画面になるので、下段をETHに変更します。

変更したら、預けたいETHの額を入力後、Approve ETH ボタンをクリックし、承認されるのを待ちます。
(この時、Metamaskの確認画面がでると思うので承認をクリックしてください。)

承認が完了すると、その下のSupply ボタン有効化されると思うのでクリックしてください。

これで、イーサリアムとBNBのペアをPancakeSwapの流動性プールに預けることができました。

預けた額に応じてLPトークンが手に入ったと思います。

メタマスクに反映されたのを確認したら完了です。

⑧LPトークンを農場に預ける

今度は先程入手したLPトークンを農場に預けます。

メニューの「Farms」をクリックしてLPトークンを預けるページに移行します。

Farmsのページに移行したら、画面をスクロールして下のほうにある、「ETH-BNB LP」と書かれたプールを探しましょう。

見つけたら「Approve Contract」をクリックしMetamaskで承認をします。
すると、「Stake LP」 ボタンが表示されるのでクリックします。

すると、預けたいLPトークンの量を入力する画面になるので、MAXボタンを押すか、先程入手したLPトークンの額を直接入力し「Confirm」ボタンを押してmetamaskで手数料を払いましょう。

以上で、通貨ペアPancakeSwapの農場に預ける工程が完了です。

⑨貯まったCAKEトークンを収穫する。

LPトークンをFarmsのプールに預けると、時間の経過とともにCAKEトークンが報酬として貯まっていきます。

貯まったCAKEは「Hervest」ボタンを押すといつでも回収することができます。

回収する際には、数円~数十円のBNB手数料が発生しますので、BNBトークンはウォレット内に必ず残しておくようにしましょう。(BNBが無いと回収できません。)

CAKEトークンは「Exchange」ページで他トークンに交換することができますし、このCAKEトークンを「Pools」のページでステーキングして、複利で増やすこともできます。

が、CAKEトークンの値段は大幅に変動する可能性が高いです。収穫したらすぐに他の通貨に交換するのが一番低リスクで安全です。
最後にPancakeswapの通貨の買い方をみていきます。

PancakeSwapの買い方

PancakeSwapは国内取引所では扱われていません。

海外取引所のバイナンスで買うことができます。